南の島の戦う市議会議員、元行政書士

ささやかながら、我が郷土と祖国の改革に貢献したい

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阿久根市の今

 4月初旬、福岡からの帰りに阿久根市に立ち寄った。以前から竹原信一前市長の市政改革に注目していた私は、竹原後の阿久根市に強い関心を抱いていた。一度阿久根市を訪れ丹念に取材したいと思い続けていただけに今回は絶好の機会となった。

 新幹線からオレンジ鉄道に乗り継いで阿久根市に降り立った第一印象は、「寂しい」の一言に尽きた。
私の地元西之表市も「寂しい」に違いないが、阿久根市はもっと寂しく感じた。

 とにかく、市街地を歩く人が見当たらず、車も極端に少ない。この過疎地の寂しすぎる現実を目の当たりにして、改革を叫ばない人がいるのだろうか。

 竹原信一前市長の手法を独裁だ、暴走だと批判しても的外れにしか見えない。今私達の地域社会を自分達の手でなんとかしなければただ沈没するのみだ。

 妻同伴で阿久根駅に着いたのは午後4時頃、タクシーに乗り一泊の宿を案内してもらった。温泉宿の玄関に入るとどこか暗く、受付の職員がいない。隣で兼営している温泉の受付職員に応対してもらったが、結局うまく行かず、近くのビジネスホテルにチェックイン。

 ホテルの部屋に荷物を置き、妻と2人で街をぶらぶら歩いてみた。地方の市街地でよく見る光景、シャッター街に出会う。おばあちゃんが1人歩道に出ていたので話しかけたところ、家の中に招かれ、おじいちゃんも一緒に会話が弾んだ。

 お二人とも竹原改革を支持していたそうだ。娘は種子島に嫁ぎ、孫は西之表の消防署に勤務しているとのこと。世間は広いようで狭い。竹原改革について尋ねてみたら、竹原氏が他人の意見に耳を傾けなくなったのがうまく行かなくなった理由だと話された。ほとんどの自治体は、首長が他人に同調し過ぎてお飾りになっているのが問題だと思うのだが。

 翌日は阿久根市役所の議会事務局を訪れ、松崎事務局長と面談した。職員からみた竹原改革の感想を尋ねると、職員の理解が得られなかったと竹原前市長に厳しい態度を示した。

 我が西之表市でも役所の実態は完全に職員主導体制になっており、市長も議会もお飾りに過ぎない。阿久根市も同様なのであろう。いや、もっと職員主導体制が行き渡っているのかもしれない。阿久根市役所では有権者の支持より職員の支持が必要不可欠なのだろう。

 議会事務局から議員名簿をもらい、以前からお名前を存じ上げていた松元薫久議員に電話したところ、快く応じていただき、御本人自営の喫茶店でお話しをうかがうことができた。

 市政改革は、改革派の組織力や統制力も必要だし、市民の理解も得なければならない。竹原改革はどちらも不十分だったようだ。もっとも竹原前市長にそれを求めるのは酷だったのではないか。むしろ、支持者の協力が不十分だったと言うべきではないだろうか。

 松元議員の話で特に印象に残ったのは、「多くの阿久根市民が竹原改革の本質をわかっていなかったと思う。」と述べたことである。

 阿久根市役所では竹原市長が独裁者だったのではなく、職員団体がこそが独裁者だったのだと。確かに、我が西之表市役所同様ほとんどの自治体では、市長や議員はお飾りで、実質は職員主導の役所運営が行われているに違いないのだ。

今後、阿久根市はどこに向かうのだろうか。”夢よ、もう一度”。竹原改革の再来を期待して止まない。

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閉じる コメント(7)

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西之表市の評価を阿久根市に置き換えてわかりやすいと思います。
問題点が少し見えてきてこれから、他の市議、独裁者の職員団体を
具体的にどのように修正していくのか瀬下議員の思いを知りたいです。

2013/6/12(水) 午後 1:38 [ もり ]

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御意見ありがとうございます。
役所の運営は選挙で選ばれた首長と議員の意思に基づいて行われるのが建前です。しかし、実態は中央の官僚と地方の一般行政職員が取り仕切っています。
役所を変えるには、有権者が当事者意識を持った首長と議員を選べばいいのですが、いざ選挙になると地縁血縁が幅を効かせ、政策や理念は二の次、三の次となってしまいます。候補者はそこをよくわかっていますので、どうしても役所改革は後回しになるのです。

役所は首長か議会のどちらかが強力な指導力を発揮すれば大きく変わる可能性があります。議会は人数が多いので過半数の議員の意識を大きく変えるには長い時間が必要です。

2013/6/23(日) 午後 7:56 [ set*ma*e*8 ]

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一方、首長は1人ですから、その人が断固たる意思と政策を持っていれば、議会とも対等に渡り合えるので、役所を大きく変えることが
できます。一般職員は市長の部下ですから、指示に従わない職員は降格等の人事権を駆使して、自らの信念を貫くことが可能です。

自治体改革を成功させるには、改革の旗を高く掲げて抵抗勢力に立ち向かう首長をどこまでも支持する住民の存在が必要不可欠なのです。

結局、改革とは、改革派と反改革派との厳しい戦いと言えるのではないでしょうか。その長い戦いに挑む覚悟がない限り、改革の成功はおぼつかないと思います。

私は議員としてこれからも、たとえ1人であっても、改革のために戦い続けます。我が愛する西之表市の明るい未来のために。

2013/6/23(日) 午後 7:57 [ set*ma*e*8 ]

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竹原氏の件はどう考えても日本の民主主義に挑戦状を
叩きつけた結果だと思います。

あと、竹原氏は原発反対とか言っていますが
市長の時に、原発を問題視する議員からの質問を
馬鹿にしていました。議事録にもあります。
このような小さいことでもその方がどのような
目的を持っているのかがすぐに見える事例です。

2013/9/21(土) 午前 6:37 [ tohoku_ni_sumu ]

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確かに、竹原さんは日本の民主主義に挑戦状を叩きつけたのだと思います。民主主義という名の官主主義に。
官主主義と言っても、民主主義社会の本来の代表者である首長と議員がだらしなかった結果でしょうが。
そこを竹原さんは変えようとしたのでしょう。残念ながら市民の理解不足もあり、改革は成就しませんでした。

震災の被害を受けた東北三県の役所の有り様を見ていると、日本社会の官主主義がいかに浸透しているかを実感させられます。その現実を竹原さんは改革したかったのではないでしょうか。

2013/9/21(土) 午後 11:39 [ set*ma*e*8 ]

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なにをいっているのかわかりません。
日本国の法律に反し、それも根本の民主主義に挑戦状をたたきつけた。
議会の開催を拒否するなんてありえません。

東北三県の役所の在り方ってなんですか?
普通の住民は頑張ってもらっていると思っていますよ。
現実、精神的に病んでいる職員が急増して問題になっています。
なんでそんなことをいうのですか?
(自分は心理系の仕事をしていますが公務員の心身の故障の増大が
予測さえていたとはいえすさまじい状況です。)

官主主義ってなんですか?
思うのですがなんで事実に基づかないで勝手な想像で書かれているのですか?
教えてください。

それに原発の問題、逃げないでください。川内原発に疑問視する議員に
すさまじいことばを発言していました。
で、いまは鉢巻きに反原発。なんですかこれは?
まして、その時の質問は温排水による漁業への影響を問う内容でした。
その議員に罵詈雑言をいったんですよ。

2013/9/23(月) 午後 6:19 [ tohoku_ni_sumu ]

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あと、基本的な知識が欠けていると思うのは
公務員の労働組合には主に2系統があり、考えに
大きな隔たりがある場合があります。
地方公務員でいれば連合系の自治労と
全労連系の自治労連です。
そのようなことを知っておられますか?
また、降格人事も正当性がなければ民間でも不可能
です。まして、理由なき降格はあり得ません。
権利の濫用そのものです。
いま、問題になっているブッラク企業の問題は
法令、特に労働法規に違反する経営者による人事権の
濫用がもたらしている結果です。

労働契約法16条
(解雇)
第十六条 解雇は、客観的に合理的な理由を欠き、
社会通念上相当である と認められない場合は、その
権利を濫用したものとして、無効とする。

民法1条
(基本原則)
第一条 私権は、公共の福祉に適合しなければ
ならない。
2 権利の行使及び義務の履行は、信義に従い
誠実に行わなければならない。
3 権利の濫用は、これを許さない。
こうなっていますので経営者にも解雇の濫用はできま
せん。
公務

2013/9/23(月) 午後 7:41 [ tohoku_ni_sumu ]


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