|
統合失調症という病名で医療機関にかかっている方々がいます。 村上春樹氏原作の「ノルウエーの森」が映画化されました。 この映画では、他者との接点が築けずに自死してしまう統合失調症の女性が描かれています。 今から40年くらい前の学生運動が華やかだった時代です。 しかし現在でも、将来をはかなんで自殺してしまうかたがいます。 統合失調症にまつわるこうした悲劇的な傾向は相変わらずなのでしょうか。 現在は以前のようにたくさんの薬(馬に食わせるほど!と精神科病棟勤務の看護師さんが語ってていたことがありました。)はつかわない傾向に移行してきたのはとてもいいことだと思います。 薬の使い方の世界的な指標を日本でも積極的に取り入れているのでしょうが、長く患っている方たちの治療はやはりたくさんの薬でなされているようです。 神戸の震災で大きな功績をあげた精神科医の中井久夫氏は、30年前までは不治といわれていた統合失調症に関して、治癒の過程を図示することに成功しました。今、不治説はない、と言い切れるところまできているのは、この30年の輝かしい業績です。 悲観論で何かを見据えてしまうのは、狭い視野でしかものが見えなくなりますから、危険だし、生きる時の光さえも見えません。 病気と向き合う治療者もケアする人たちもクライアントも、不治と前提しないこと、眼前に広がる光をつかまえて進んでいく肯定的な意識とその視点を見失わないで進むことが何より大切なことなのです。 ホメオパシーができることはこの視点です。クライアントの人生を丸ごと受け入れるところからセッションは始まります。 クライアントの否定的な面を数えあげるのではなく、人生の主人公であるクライアントの生命力を高めるためのセッションとレメディの模索が続くのです。 クライアントの語る物語すべてをうけとり、接近し、クライアントの存在によく似たレメディを探します。 そうして差し出されるレメディは、決して絶望的な宣告ではなく、宇宙のことわりに沿った希望を携えたものです。不治と決めつけず希望を差し出すものです。 というのも、宇宙のことわりは圧倒的な生に満ちているからなのです。 そして、健康になるということは、いつもそういうことなのです。 こうしたレメディを駆使するクラシカル・ホメオパスは、レメディの持つ圧倒的な力を知っていて、クライアントに希望を差し出すこの仕事を、心から誇りに思っている人たちです。 |
全体表示
[ リスト ]



