最初で最後の恋人〜君の詩〜

僕が罪を償う場所。閲覧自由です。

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 ようやくクラスが馴染み始めたころだった。
「よし、そろそろ席替えでもするか!」 と帰りの学活でいきなり先生が切り出した。
 途端に先生、その言葉を待ってましたと言わんばかりにクラス中がごった返した。
「じゃあ生徒委員、後は頼んだぞ。」
 と僕は先生に指名され、とりあえず前に立った。
 いきなりかよ…少々疲弊したが仕事なので割り切ることにした。
「えぇーと…方法はくじ引きで、日時は明日。今日僕がくじを作ってきます。」 と簡単な説明をすると
「男子同士が隣になったりすんの?」
 と質問が飛んできた。僕に聞かれても困る。
「先生どうしますか?」
「…」
 勝手にしろとでも言いたそうな顔。分かった、勝手にしてやるよ。
「じゃあ男女は必ず隣になるってことで。くじも別々に作ってきます。」
 小学校に入ってから今までの方式を真似ただけだったので、あまり苦情もなく僕の話は終わった。

 そして次の日…六時間目が席替えだった。
「じゃあ順番に引いてください。」
 そこまで言い終わり僕はミスをしたことに気が付いた。今回は自分がくじを作る係を承ったのだ。不正でもなんでもして優月と隣になれるように努力するべきだったのだ。
 そうやって人知れず俯いている僕の目の前で皆、次々とくじを引いていく。当然君も。
 全員が引き終わったので、いよいよ開票だ。黒板に略図を書き、皆が自分の名前を書き込んでいく。僕は「08」だった。当然、隣の女子は「08」になる。
 僕は君が書き終わるのを目撃した。君が書いたのは「07」…つまり君は僕の右前の席だったのだ!


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