最初で最後の恋人〜君の詩〜

僕が罪を償う場所。閲覧自由です。

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 僕は生まれて初めて神に感謝した。さっきまで小細工云々を考えていた度量の狭き男は純粋に喜んだのだ。
 僕はその場ですぐに席移動をするように指示した。期待の感を持って机と椅子を動かした。
 優月はもう前に居た。これまで授業中に盗み見るようにしてきたのが、今度からは公正明大になるのだ。班の話し合いがあったなら思う存分話し合えるのだ。これから短い期間ながらも君との親愛(このときの君の気持を知らないので愛情ではなく親愛と記しておく)を育めるのだ。それだけで僕の心は躍るに躍った。
 しかし懸念点が出てきた。何にせよ僕は激しく暗い人間だったのだ。青田や河木の居ない、この班内で如何に盛り上がってよいか分からなかった。もちろん最近の流行などは知らない。(尤も妹がいたので朧気ながらには記憶していたが。)
 つまり僕は天国に居るのか地獄に居るのが突如に分からなくなったのだ。であるから、このままでは君に嫌われるのではないかということを恐怖した。そして、その日は今まで根暗だった男が、普通の学生になるきっかけの日だったのだ。


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