最初で最後の恋人〜君の詩〜

僕が罪を償う場所。閲覧自由です。

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 その日を境に僕と優月はよく話すようになった。元々、わだかまりが在ったわけではないが、それが無くなったような心持がした。知り合えば知り合うほど君は魅力的だった。いつしか僕は君と会うために君と話すために学校へ行くようになっていた。
 そんな幸せの中、頭の痛い事が一つだけあった。毎年、秋に開催される運動会だ。本が唯一無二の友だった僕に運動などができるはずもなく、いつも隅で無駄な時間を過ごすだけだった。しかし、その年は些か事情が違った。君と深く知り合ってしまったので活躍しなければならないと思った。
 小学校一年から四年で「かけっこ」に分類される競技でビリ以外を取ったことがなかった。僕にとって君の前にそんな姿をさらけ出すのは屈辱以外の何者でもなかった。
 この事について深く思案した僕が導き出した答えは、「練習する」と云うものだった。その年の「かけっこ」に分類されるのは一番苦手な競技である「障害物競争」だった。平均台は渡れないし、網にすぐ引っかかりがちといった有り様だった。
 それでも僕は一番をとると自分に宣言した。そして、今までの人生から言えば「地獄のようなトレーニング」が始まったのだ。


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