最初で最後の恋人〜君の詩〜

僕が罪を償う場所。閲覧自由です。

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 せっかくトレーニングまでするのだから、と優月に運動会の位置付けについて尋ねることにした。
「あのさぁ〜、足が速い人ってどう思う?」
 単刀直入に切り込んだ。
「どうしたん、急に?」
「この前、テレビ見てたら陸上選手の番組があって、なんか格好いいな〜って思ったから、皆そうなのかな〜って思って。」
 この言い訳はあらかじめ考えてたもの。
「普通の人は格好って思ってるんじゃない?」
「じゃあ神坂も?」
 もちろん君と直接話すときは上の名前だ。
「うちは…格好いいっていうか、すごーいって思うな、きっと。」
「そうなんだ。変わってるね。」
 すごいってどういうことだろう。
「そんなことないもん。あ、もしかして亀平君速いんだ?」
「いやそうでもないかな〜。」
「いや、速いでしょ。応援してるから運動会頑張ってね♪」
「あんま期待せんほうがいいよ。」
 「応援」なんて言葉は予想外だった。少し焦ってしまった。
「でも…」
 君がそこまで言ったとき、始業のチャイムが鳴った。最後の言葉を聞きそびれてしまったようだった。
 何にせよ、最後の「応援」という言葉のおかげでもう少し頑張れそうだった。


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