最初で最後の恋人〜君の詩〜

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記憶の詩 - 飴玉の唄 - ケータイ投稿記事

君の傍 大切な場所 立ち去る時が来たんだね
何も言わず背中向けた 記憶するまでもなく
いつでも 君は君だから

晴れた日も 雨の日も どんな時でも居られた
「君が好き」だって思えたよ ずっと昔の事で
思い出あげる

何億秒と時を紡いで 君と作った思い出だよ
手を繋いだ時を集めて 泣いてる僕が今居るよ

届かない言霊 僕らは信じない
笑顔溢れる 瞳見つめて 君と生きるよ

歩いた道 話した坂 君と共に居られた場所
通り掛かる その度に 涙が止まらなくて

僕は君と僕の事を ずっと忘れる事はない
だって忘れてしまうには 思い出 詰めすぎたから
さぁ あの場所まで戻ってみよう
涙を止める旅に出よう

何億人って数の人から 君と僕が出逢ったんだよ
君と僕の奇跡 感じる僕がここに居るよ

残った言霊 僕らは唱えない
影差す空の 君を見つめて 僕と生きるよ

僕と君は別れたけど もう逢う事はないかな?
逢いたいな 話したいな 気持抑えられなくて

君を忘れ 一人になり 強く生きるつもりだった
出来なかった 無理だった 一緒に居たいな

君と僕が別れた時 涙は見せないようにした
だって僕は君の事が まだ「好き」だったんだから

別れた場所 土の匂い もう思い出したくはないよ
君を傍に 感じたいよ 離れたくないな

見えないけど 触れないけど 僕は君の傍にいるから
僕は君を見ているから 離れていないよ

思い出語る君が笑う

過ぎてく言霊 壊さない 守るよ
君と解いた(ほどいた) 記憶の鎖を 僕ら紡ぐよ

消せない記憶を 求めて 歩いた
君だけ信じて 未来残して 僕ら笑うよ

君と笑うよ

僕は君と出逢えたから


Enjoy MLB with MAJOR.JP! Ichiro, Matsuzaka, Matsui, and more!

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 時は経ち、眠っていた命たちが目を覚ますころ、進級パーティーの季節がやってきた。
 うちの学校の進級パーティーは二度行われる。六年生に進級するときと中学校に進学するときだ。その第一回目が二週間後に開かれると担任の先生から伝えられた。進級パーティーというのは、クラスを六班に分けて、各班ごとにご馳走(?)を作り、学校に足を運ぶ両親や先生に食べてもらうという催しものだ。
 僕は、やっぱりいつもと同じように優月と一緒にパーティーを回れないか、せめてなんとか同じ班になれないか、ということを考えていた。しかし、それには無理があるということは予め分かっていた。
 僕にはその時、中村 姫咲という彼女がいた。自分の中ではすっかり縁を切ったつもりだったのだが、相手はそうは思っていなかったらしい。一緒に回りたいと言ってきたのだ。断る口実を僕は探していたがなかなか思い浮かばず悪戦苦闘していた。だから、まずはこちらの方の問題を解決しないことには何も始まらないのだ。
 
 ただ、今思い返すと相手がいかに必死だったかがよく分かる。自分の心が痛いほどによく。

 ふと気がつけば僕は教室を飛び出していた。
 このことで、僕は結局何も変わっていなかったのだと云うことに気付かされた。僕はもうすっかり優月と仲良くなりきっていたものだと信じていた。春から夏、秋そして冬と一年間で随分成長したつもりでいた。しかし、それは幻だったと云うことを突きつけてくれた。
 どうしてこうなってしまったんだろう?と自問自答してみた。今までの人生では、緊張して女子とうまく話せなかったり『嫌われたらどうしよう』とか『今のままで十分だから、これ以上深追いをしたくない』とか思ったことはなかったはずだ。何度か彼女は居たものの、こんな気持になったことなどまるでなかった。いつも適当に付き合って適当に別れていた。言うなれば友だちの延長、正確に云うと友だちの数直線上に居たと云っても差し障りはなかった。
 ここに至って唯一、君が運命の人だと云うことを悟った。既にこの時には、年賀状のことはすっかり諦めてしまっていた。そして僕は、ゆっくりと距離を詰めることにした。焦らず、慎重に。何にせよ、僕は君を決して失いたくはなかったのだ。ゆえに、この恋愛に失敗は在ってはならないものだと悟ることができたのだ。

 翌日、学校に到着した僕はある決意を胸に秘めていた。それは、優月から住所を聞き出すというものだ。
 クラスではもう席替えが済んでしまっていたため、君とは離ればなれになってしまっていた。そんな中、君から住所を聞き出すのは大変困難な諸行であるような思われた。
 君の席は随分と遠くにあった。色々と手段を思案していると、
「おはよう!」
 と後ろから青田の声がした。緊張感が一気に解けた心持がした。この調子では住所を聞き出す事など不可能に思えてきた。僕は、一旦諦めて、宿題の整理をしようと鞄を覗いた。
「何か聞きたい事でもあるんだろ?任せろって〜!」
 と突如青田が言い始めた。血が頭を巡る前に
「余計なお世話だ!」
 と言ってしまっていた。が、青田はそんな僕の様子を記入留める素振りも見せず、教室に入ってくる太陽の光を遮っているカーテンの方へ歩んでいった。
 僕はどうしようかと悩み始めた。実際、どんな風に話を進めていこうか等は考えておらず、ただ決意だけがあった僕にとって、青田が無理矢理連れてきてから話をすると言うのは、大変な事であったのだ。
 

 運動会の後、優月とは特に何事の進展もなく時は過ぎていった。
 ある日、朝起きると外では初雪が降っていた。もう冬か、と一人で感慨に浸る。今学期はあと登校日も残すところ僅かだった。
 家の窓から外の憧憬を眺めながら、僕は深い溜め息をついた。考えの中心は年賀状の事だった。僕にとって年賀状の定義は『格別仲の良い人に贈る贈り物』だった。それ故に君に年賀状を贈らなければならない気がしていた。だが、年賀状を贈るのには住所が要る。それを君に直接尋ねるのも忍びなかった。
 どうしようか迷っているうちに、いつの間にか雪は止み、代わりに雨が降っていた。僕は、そんな雨の前で一層物思いに耽った。
 いつの間にか年賀状の事は忘れ、君そのものについて考えていた。君と出逢った時の事。君と初めて話した時の事。今までの人生の中でも、これらの思い出は格別大切なものであるように思われて仕方がなかった。
 そんな僕だが、不思議な事に君と付き合いたいとは思っていなかった。仲良くなりたいとは思っていたが。今の距離を心地よく思っていたのかもしれない。
 ふと外を見ると雨は止み、代わりに雲の隙間から太陽が顔を出していた。

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