会長うたかた記

日々の子育てを楽しく、日々の生活を快適に

食に関する問題

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今日は久々にコーフーを作っている。
連日の肉メニューへのカウンターパンチ?
そんな大げさな話ではないが、そろそろ在庫が尽きてきたので。

さて、前回、「食育」を話題にしたついでに、もう一話「食育」について書いてみたい。
昨年度から急きょ?策定にとりかかった「川越市食育基本計画」についてだ。
こちらはにわかごしらえの策定委員会で検討を急いだためか、市民の意見を汲む機会がほとんどなかった。
唯一、今年になって1月いっぱいで「食育基本計画(案)」に対する意見募集(パブリックコメント)があった。
僕はもちろん厳しい意見を述べさせていただいたが、その後どうなったことだろうか?
今日はそういう話題だ。

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まず、市民の意見を聴く機会がなかった点について苦言を呈させていただいた。
川越の場合、パブリックコメントは、ほんとに素案が出来上がった後に申し訳程度に意見募集するにすぎず、
市長決裁を控えて大幅な変更は期待できない。
やはり策定過程の早い段階で、一度市民の意見を募集することが望ましいと思う。
もちろん、市民のサークルや幼稚園・学校関係者なども策定委員には入っているのだろうが、
せっかく作るのなら幅広い意見を集めて検討していくに越したことはない。

次に、「基本計画」は「基本理念」「基本方針」「基本目標」から成り立っているのだが、残念ながら、
「基本方針」のところで「命」や「旬」についての言及がほとんどない。したがって当然のことながら、
「基本目標」で具体化すべき施策にも、それらを大切にしていく視点は不十分なものとならざるを得ない。
「基本方針」とは
(1)心身の健康によい「食」の選択する力を養います
(2)「いただきます」を言い合う食卓をめざします
(3)「食」のつながりを大切にします
(4)地元の産物を生かし、伝統と新しい食文化を目指します
(5)安心して食べられる「食」の確保に努めます
というものだ。
唯一、(2)のところで「調理実習などにより食物がどのように作られるかなど自分の口にたどり着くまでを学ぶことで『命をいただく』ことの理解を深めることが重要です」との記述があるにすぎない。

えっ???「食」って「命」そのものでしょ???????
たったそれだけなの?
しかも、本来「基本方針」を受けてそれを具体化するうえでの「基本目標」が定められるものだと思うが、
「基本目標」はもう一度、基本方針を述べているような感じで全くはっきりしないのだ(後述)。
本当なら「食は命」だから「ああしましょう、こうしましょう」となるのではないのか。
「旬」に関してはまったく言及なし。
すなわち、食の本質に全く切り込まずに、ありきたりのスローガンをちりばめている感じだ。

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そして「基本目標」は
(1)家庭や地域で食育を進めます
(2)学校、保健所等で、食育を進めます
(3)関係者が連携・協力して仕組みづくりを進めます
(4)農業とふれあい・地産地消の推進と環境に配慮した食生活を推進します
(5)「食」の安全・安心を推進します
となっていて、それぞれの柱に[川越市の取り組み][関係機関・団体の取り組み][市民の取り組み]と分けて
具体的事業が羅列されている。

「方針」と「目標」の関係や言葉や表現などももっともっと整理すべきだが、まあ、それはさておくとしても、
核になるような川越市としての施策が全くない。今でも保健センターや学校でやっているようなことを、
多少色付けして再掲しているに過ぎず、「今をこう変えたいからそのためにこうするんだ!」という迫力は
微塵も感じられない。つまり、この計画を推進したところで、(やらないよりはましだが)大したことにはならない。

僕はこれまで、たとえば大塚先生の渾身の取り組みや「お弁当の日」の取り組みなどを見てきて、
「食」をきっかけとして本当に子どもたちが・人間が・地域が変わっていくのを実感してきた。
だからこそ、大塚先生の講演会をよくする会で行った時もお役人や校長先生、関係者に声をかけてきたし、
この基本計画を作るにあたっても、お役人に「お弁当の日」の本を貸したのだ。
何度も言うけど、同じことをやれと言っているのではない。やるのなら本気でやりましょうと言っているのだ。
やって意味のあること・やって価値のあることをやりましょう、ありきたりでお茶を濁すのはやめましょうと。

「ありきたり」というのは、今回の計画でも学校や保健所での食育推進が「指導」中心。
一方的に授業したりVTR見せたりしても何の効果もないだろう。「実感」がないのだから。
まあ、とにかく、「指導」や「啓発」のオンパレードだ。

そして昨日も述べたが、肝心の「給食」がまったく食育になっていない。
短時間に「栄養」を流し込むだけの時間だ。最近は嫌いなもの、食べられないものはジャンジャン残すので
残食の山だ。有機肥料としてリサイクルしているというが・・・素直に納得は出来ない。

そしてさらに、「方針」でも「目標」でも「食の安全」に言及してはいるが、どのようにして食の安全を確保するのか、
そもそも、何をもって「安全」というのか、全く述べられてはいない。
僕はたとえば川越市なりの「安全基準」を作って、給食にはそれを適用していくとか、あるいは地域の
生産者に理解を求めて育成しながらブランド化していくとか、なんらかの市としてのリーダーシップが
必要だと思うのだ。

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と、悪口ばかり述べてきたが、まあ、第一歩を踏み出したことは評価に値するし、
策定にかかわってきた委員や関係者の日々の努力は言うまでもないだろうと思うのだ。
それには感謝しつつも、やはり川越市の「基本計画」に対しては辛口の評価者でいようと思う。

1〜2週間前に川越市のホームページをくまなく探したけど、この基本計画の帰趨については記載がなかった。
人事異動などもある時期だから公表が遅れているのかもしれない。
が、今年度から5年間、やるといったらやるのだろう。
注目していきたいと思う。


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