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今日は野田ドジョウ首相と首都圏反原発連合の代表者11人が首相官邸で会談したそうだ。 詳しいことはわからないが、 首都圏反原発連合のほうからは早期の脱原発と原子力規制委員会の人事交代を要請し、 野田ドジョウ首相はのらりくらりとかわして話し合いは平行線だったようだ。 何のために会合を持ったのだろうか? 「国民の声に耳を傾けている」 というポーズないし選挙に備えての実績作りか。 今更、菅直人元首相の顔を立てるためということはあるまい。 ガス抜きにすらならない会談で双方が得たものは何もないといえそうだ。 否、この人たちに何を言っても無駄だということがあらためて確認されたということで、 国民としては一刻も早い選挙と次期リーダーの選定を急ぐべきということを 思い知るべき出来事だったという程度の意味はあったかもしれない。 むろん、原発やエネルギー政策だけで国家の帰趨が決まるわけではない。 が、官僚に操られるだけで自らのビジョンも示しえない人たちにこれ以上任せられないということだ。 だが残念ながら、選挙になっても投票先がないという人も多いのではないか。 現時点での世論調査では民主と自民を合わせても支持率20〜30%程度だそうだ。 多くの国民が、この「二大政党」を見限ってしまったということだろう。 ではこれに代わる投票先はあるのか。 メディアは橋下大阪市長率いる「維新の会」に注目しているようだ。 それは彼が定期的に繰り広げてきた派手な言動からは当然の流れであろうが、 それだけでなく、既存政党や現役の議員(地方議会から国会議員にいたるまで)までもが、 なんとか維新の会の巻き起こした風の恩恵を被ろうと右顧左眄しているからにほかならない。 これは本来、大変恥ずかしいことだ。 自分が信念を持って政治活動をやってきたのなら、それを選挙民に問うべきではないか。 ところが揉み手をしながら擦り寄って大概の場合は目の前で門を閉じられている。 こういうことをする議員は自己保身のためなら信念すら捨てるということだから、 およそ政治家として信頼するに足りない。 あるいは沈む泥船からなんとか乗り移れないかと渡り板を渡すタイミングを見計らっている議員たち。 心配しなくても板を渡した瞬間、新造船の乗組員がにべもなく渡り板を蹴り外してくれるだろう。 逆に、上り調子なのをいいことに上から目線で言う事を聞かせて党勢を拡大しようとする維新の会。 これまでの橋下氏のやってきたことと考え合わせると、 これはもうファシズムの一歩手前であって、 こういう人たちに国政を任せるわけにはいかない。 そのうち国民の選別が始まりかねない。 すなわち、自民や民主には灸を据える必要があるが、 だからといって維新の会の躍進を許すわけにも行かないと思う。 そう考えたときに、国政を託すことのできる第三極が見えてこない今の政治状況は悲惨である。 原発問題に話を戻して今日の毎日新聞一面。 震災関連死をはじめ、原発事故の影響が今も重く存在し続けていることを報じる記事だ。 原発の事故というのは、火力発電所や石油コンビナートの事故とは量的にも質的にも比較にならないほどの 影響を及ぼし、その損失や回復のためのコストというのは誰も負担できないほどのものである。 で、被害にあった人、あい続けている人たちには大変気の毒だが、 単純に“被害者”とのみ捉えるのはどうだろうかなと思う。 つまり原因があって結果がある。 国がエネルギー政策として原発を選択したこと、それを地元に建設することにつき賛成をしたり 無関心であったりしたこと、原発の安全性につき電力会社や政府の説明を鵜呑みにし続けてきたこと、 そういうことについて、これは僕も含めてだが、多くの国民は責任があるはずだ。 もちろん、地方での経済の冷え込みや、原発くらいしか産業がないとか、 反対したくてもしがらみで反対できなかったとか、情報がきちんと公開されてこなかったとか、 汲むべきたくさんの事情があることはよくわかる。 だから、である。 後ろ向きのことにはとりあえず目をつぶろう。 むしろ、これからの選択については責任を持とうと呼びかけたいのである。 誰が、どういうことを言ってどういう行動をとっているか、しっかり評価していこう。 (例えば橋下市長は原発再稼働についてどういう発言をしてどういう行動をとったか) 選挙の場面では候補者に積極的に問いかけをしていこう。 (選挙カーでの名前の連呼と白手袋での握手攻めは無意味だ) 嘘をついた人は(例えば4年間増税しないと言って増税した人など)次の選挙では落選してもらおう。 命に関わるからまずは原発からだが、 政治を託すということはイシューは原発にとどまらない。 もちろん対象は国政選挙にとどまらない。 地方自治の枠組みでこそやりやすいことも多いはずだ。 |

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