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昨年の暮れに安倍首相が突然「携帯料金を安くしろ」と言い出した。 どういう真意なのかはまったくわからない。 が、少なくとも一国の首相がいちいち、電話料金とか、給料を上げろとか、 個別の問題に踏み込んで民間に物申すのはどのようなものか、と思う。 本来であれば法律(立法府)による規制とか誘導とか、 あるいは行政裁量内での行政指導とか、 もっと違ったやり方でやることが予定されていることではないかと思う。 しかし、世の中も気が短くなっていて、「そんなもの待っていられない」とばかりに “強いリーダーシップ”に期待する向きもあるのだろう。 いや、それ以上に安倍首相にリーダーシップがあるように見せかけ、 あるいは、安倍首相が庶民の味方であるかのように見せかけることに意義があると考える勢力が、 安倍首相にこのような発言をさせているのかもしれない。 尤も、電話料金が高いのは厳然とした事実である。 とりわけ、本来は“たかが電話”であるはずのものが機能をどんどん拡大して “賢い電話”となってしまった。 その結果として通話そのものよりもそれ以外の部分に重きが置かれ、 機械としても通信料金の体系としても、通話以外の部分をメインとして価格設定されるに至ってしまった。 つまり、「通話以外はいらないよ」という人にとっては厳しい社会となってしまった。 さすがに僕は通話だけというわけにはいかないが、 比較的携帯電話を電話として使って方だと思う。 それとどうしてもメールは外すことができない。 うちでは中学生二人を含め1台のスマホと3台のガラケーを使っていたが、 あまりにも通信料金がかかるので昨年来、何度となくキャリアの変更を含め、 料金の節約ができないかと検討を進めていた。 安倍首相の言葉に触発されたわけではなく、純粋に家計に占める通信料金の比重が高いと感じたのだ。 というか、家計のうちで削れるところというのはそう多くはない。 削れるところは削って本当に必要なところに回したい。 ましてや寸暇を惜しんで働いて稼いだ貴重なお金だ。 幾つもの販売店で説明を聞いたり、キャンペーンを探したりしながら、 年末についにキャリア変更を断行した。 スマホ4台とインターネット含めてこれまでの半分以下に圧縮できる計算だ。 そのかわり格安スマホなので電話帳移転サービスなど、周辺のサービスは希薄である。 僕のガラケーは古かったので電話帳のメール添付の機能がなく。 逆にスマホには赤外線通信の機能がなく、しかたなくSDカードに手作業で移しながら、 何回かに分けてスマホに移転した。 それから「安心パック」のような保障機能は全て外した。 ひと月数百円と安いように見えても4台で2年間で6万円くらいになる計算なので、 これはリスク計算というか価値判断だ。 2年のうちに仮に2台が壊れて買い替えるとしても、その方が安いだろうという計算。 しかも1年間は最低限のメーカー保証があるのだし。 実際にはどうなるかわからない。 貧乏人は貧乏人なりの工夫と計算でやっていくほかない。 そんなこんなで年末年始は携帯がらみで余計な仕事が増えて忙しかった。 年が明けて、ようやく「メルアド変わりました。電話番号変わりました」のお知らせにかかっているが、 電話番号しか知らずショートメールしか送れない人は一斉送信ができないので大変である。 もちろん、全員に知らせるということではなく、最近付き合いがある人に厳選しているが、 「念のため」なども含めるとなかなかの数になる。 こういうコストを考えても、月々の圧縮幅が圧倒的なので断行してよかったなとつくづく思っている。 |
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