会長うたかた記

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お産と夫の参加

今日の毎日新聞の「母と乳」という連載記事に、母乳と夫婦関係についての話題が記載されていた。
それで僕も昔のことを思い出した。

記事の概略はこんな感じだ。
お母さんが「母乳で育てる」と決めて産後に取り組むが、思うように母乳が出ない。
それでミルクを与えるかどうか、また夫が妻をどう支えるかで夫婦がぎくしゃくする。
どう考えていけばいいだろうか。

と同時に、行政や病院の行う「両親学級」のような場所での指導が、
両親の子育ての意識の深化、夫への支援につながるとも指摘する。

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うちの四人の子どもたちを産んだのは家人だ。
しかし“お産”ということに関してはずいぶんと僕もかかわった。
「共働の子育て」に先立つ「共働のお産」とでも言おうか。

記事に出てくる何組かのご夫婦について、状況も背景も何もわからないので、
一応、記事を離れて述べるとしよう。

まず、「母乳で育てるかどうか」、夫婦でしっかり話し合うことは大切だろう。
僕は基本的には母乳での育児をお勧めする。
なぜなら人間の赤ん坊には人間の乳、牛の子には牛の乳、羊の子には羊の乳がいいに決まっているからだ。
実際、人間の母乳と牛乳とでは栄養素の構成がずいぶんと違うのだ。
もちろん、母乳を通じて免疫を引き継いでいくような機能的な意味もあるだろうし。

そうなると、お母さんが母乳が出るような体作りや環境づくりをしていかなければならない。
例えば、乳製品などを摂ると乳腺が詰まりやすいといわれるし、
お米やお餅のようなものは母乳をの分泌を促進するといわれる。
また、技術力のある助産師さんによる母乳マッサージなども大変有効だったりする。

そうすると、夫の役割としては買い物や食事の支度で工夫する余地が出てくるだろうし、
助産師さんを探したり予約して車で連れていったり、ということもできるだろう。

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そもそも、それに先立って、「お産とは何か」「どんなお産をするか」
夫も勉強してイメージを持つべきではないかと思う。

僕は子どもなど好きではなかったから、別に無理して産まなくてもいいのではないかと思っていたが、
産むと決まったらずいぶんと勉強した。
名古屋の方の産婦人科医、吉村先生の『お産って自然じゃなくちゃね』、
自然医学の森下敬一先生の『産まれてからでは遅すぎる』をはじめとして、
かなりいろんな本を読み漁った。そして考えた。

それでまた、夫婦で話し合ってみることだろうと思う。
ちなみに、うちは新座の「めぐみ助産院」というところで出産したのだが、そこは僕が探してきたものだ。
そこへ訪ねてみた後も、家人としては100%納得したわけではないようだったが、
出産して最終的には納得がいったようだ(だから四人も産んだのだ)。

妊娠中は「過保護にしない」ということと「体をいたわる」という二律背反するような行動が要請される。
例えば先の吉村先生のところでは古い民家に妊婦さんを一定期間住まわせ、
廊下の拭き掃除だとか薪割りだとかの労働をさせる。
めぐみ助産院の小松さんもかなりのペースで歩くことを奨励する。
つまり、出産に必要な体づくりは必要だし、ぎりぎりまでかなりの家事はできる。

他方で、流産するような過重労働が良くないのは当然だ。
それは、時期にもよるし、労働の性質もあるだろう。
また、妊婦はお腹に“あんか”か“こたつ”を抱いているようなものだからやたら暑い。
でも、だからといってむやみに冷やしてはいけない。“冷え”は大敵なのだ。
真夏でも氷を入れた麦茶などもってのほかだ。

そうやって、出産のための体の準備、心の準備をしていく。それが母乳育児にもつながっていく。
もちろんそれは妻だけがやればいいことではない。夫も、可能な限りで“つきあう”というか、
同じ気持ちでいることが大切なのではないかと思う。
そして、そういう妻の状況を理解すれば、おのずと時期に応じた家事の分担などもできるはずだ。

産まれてからもひと月くらいは「産後の肥立ち」のために安静が要請される。
その間はできる限りの家事を夫がやった方がいいだろう。
そして、日が経つにつれて産婦さんも徐々に家事ができるようになるだろうが、
今度は赤ん坊の世話も新たな仕事として発生してくる。
それらを分担していくのも夫の役割ということになろう。

僕などはずいぶんと“うんこおむつ”を洗った覚えがある。
でも、うんこがだんだんと固形になってくるので赤ん坊の成長を実感したりもするのだ。

それから“夜泣き”だ。
これも、つらいのだが何回か一回は起きてあやすのを分担した。
回数的にはさすがに家人の方がよほど多いので、あまり僕が分担したとは思っていないようだが、
まあ、それだけつらい作業ではある。
最初の子は尚更、神経質で夜泣きするような気もする。

まあなにしろ、夫婦間でぎくしゃくはするよ。
でもやっていくしかないし、自分たちもそうやって育てられたのだから。

イメージ 3

記事にあった「両親学級」だが、川越では健康づくり支援課が主催して行っている。
もう、次世代の地域協議会のなかでも口を酸っぱくして父親の参加促進を訴えた。

現在の参加の実数が年間で100組前後。
これを多いと見るか、少ないと見るか。

内容もさることながら、そのお知らせというか発信方法についてもずいぶんと提言してきた。
市報や公民館のチラシ程度ではなかなか周知できないのではないか。
若いお父さんやお母さんが使っているメディアでの発信(フェイスブックなりツイッターなり)も、
少し視野に入れていった方がいいのではないか、などなど。

だが、ちょっとこれは難しいようなので、
せめて参加したお父さんお母さん(厳密には数か月後の、だが)から
「参加してヨカッタ!」と発信してもらえるような内実をお願いしたいと思っている。









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