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毎日、たくさんのおかしなことが起こっているので いちいちあげつらえばきりがない。 が、今日はその中でも選りすぐりの二つについて指摘しておきたい。 まず一つ目。 沖縄の宜野湾市長選挙で、翁長知事の推す新人候補が敗れ自公の推す現職が当選した。 これに関し、安倍首相が「安心した」など発言し、また菅官房長官の言動を見ていると、 国と市とで(つまり県を飛ばして)基地“移転”を進めかねないおごり高ぶった姿勢である。 なぜ安倍首相が安心するのか。 そもそも、基地“移転”はこの選挙の争点とはならなかった。 というか、政権側・現職側はあえて争点化を避けたのだ。 現職の佐喜間氏は「普天間飛行場の一日も早い撤去」のみを訴え、 対する志村氏は「普天間の無条件返還」+「辺野古に新基地は作らせない」と訴えた。 つまり、「普天間飛行場の返還」という点では両候補に違いはない。 事実、辺野古への基地新設反対の人の3割が佐喜間氏に投票したとの調査もあるようだ。 これは、「市政は基地問題だけではない」という意味では現職には「実績」という強みがあり、 加えて、官邸とのパイプを強調してディズニー誘致という 「基地後」の展望を示すことに成功したということだろう。 だから、とっとと普天間を返還させればいいのだ(これほど明らかな民意はない)。 さらに辺野古に新設(政権は基地「移転」と言っているがそれはインチキだ。 性質の全く異なる基地を作るのだし、もともと全く別の計画なので「新設」である) するかどうかは別問題である。 この点、現職の当選をもって「移転に合意を得た」とはいえない。 「焦点ずらし」は許されない。 メディアもきっちりここにフォーカスして報じてほしいと思う。 それから二つ目は甘利大臣の金銭授受問題だ。 週刊誌報道以来、満足な説明ができずにいる甘利大臣をよそ目に、 自民党の中で「甘利氏はハメられた」というような声が出始めると、 こともあろうに張本人がそれに乗っかって、あたかも罠にでもはめられたかのような発言をし始めている。 これは違うだろう。 ハメられたかハメられてないか、ではなく、 問題の核心は「金銭授受があったのか。もしあったとしたらその後、どのように処理したのか」であろう。 例えば、本人が金銭を受け取っていないのなら、 「お話は伺ったがこれは受け取れない」 と音声が残っていたり、あるいは固辞する映像が残っていたりするだろう。 虎屋の羊羹を横に置いて封筒を懐にしまっておいて 「ハメられた」 とは、いったいこれはいかなるレトリックなのだろうか。 僕はこの手の輩を身近に知らないので想像でしかないが、 金銭を送った側はハメようと思っていたのではなく、 お金を大切にする人なのだと思う。 一生懸命に稼いだ大切な金だ。有効に使いたい。 政治家に手渡す以上は必ず「生きる」使い方にしなければならない。 「よっしゃよっしゃ」と金だけ受け取って何もしてくれないのでは困る。 そう考えて周到に証拠をそろえておいたのではないだろうか。 自民党のオジサンたちはこういうお金をもらいなれているのかもしれない。 それで、「お金をくれる人がこんな準備をするはずがない。甘利氏はハメられたに違いない」 ということになったのかもしれない。 通常は“阿吽の呼吸”で金銭が移動して跡形も残らない、ということなのかもしれない。 いずれにしてもハメられたか否かはまったく問題ではない。 「金銭の授受があったか それをどう処理したか」 である。 こちらも「焦点ずらし」は許されない。 みなさん、じっと注目していこう。 |
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2016年01月27日
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