会長うたかた記

日々の子育てを楽しく、日々の生活を快適に

保育や給食に関すること

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「埼玉子育て・保育のつどい」終了。
今年は川越中央ブロックが担当しての開催であったが、僕は一歩身を引いてこれまでとは異なる関わり方を
することとした初年度。大半のことは保育士の皆さんに任せ、一つの企画のみをプロデュース。
それが兼田祐子さんの「私は保育園の食の案内人」であった。

わざわざ京都からお越しいただくゆえ、今日だけしゃべってもらうのではもったいないと、
あらかじめ交流会の段取りを組み、昨夜は東松山で一席設けた。
といっても主要には今年の給食セミナーの実行委員として動いたメンバーの同窓会も兼ねての会合。
今日、企画に参加できない人も遠方から駆けつけてくれ、旧交を温めた。

兼田さんも全国保育所給食セミナーの全国実行委員を長く勤め、あるいは執筆活動もされているとはいえ、
基本は現場の人である。大上段な講演よりこういう車座での交流でこそ真骨頂に至るのではなかろうか。
その意味では今日の企画の一足先に、ずいぶんとぜいたくな時間を過ごさせてもらったことになる。
酒宴の席上のこと、メモを取ってるわけでもないのでここですぐに再現できなくて残念なのだが、
まあ、話した話した。川越の給食改革のヒントになることもしっかりといただいた。
このあたりのことはいずれほかの形ででもお伝えする時が来るだろう。

夜は会場である国立女性会館で一泊。
門限が10時なので良い子の僕もまっすぐチェックインし、風呂に入ったらすることがなくなって、
寝ころんで本を読んでいたのだがそのまま息を引き取り、ずいぶんと早く目が覚めてまた寝た。
こんなのんびりとしたイベント当日をこの埼玉で迎えることができようとは!

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さて、本番。
出演者の都合上、急きょ司会をやることになり、そんなことならジャケットの一枚も着てきたのだが、
すっかり客席からのアドバイスで事足りると考えていたので、全く場にそぐわない革ジャン姿での太刀まわりとなった。
まるでランサーターボかPF60ジェミニの運転席にでも収まるのが似つかわしいようないでたちなのだから
場にそぐうはずもないのだ。

今日も純粋な兼田さんの講演という形ではなく、こちらから保育士・給食現場・保護者の立場からそれぞれ問題提起をし、それを織り込みながら兼田さんに自由に話していただくという形で企画をスタートさせた。
兼田さんはたくさんたくさん話したいことがあるのだろうな、かなり一つのセンテンスにいろんなことを盛り込みながら、さらにあっちこっちに寄り道しながらしゃべり続けている。
そして時折、こちらの提案者に逆質問して、またどんどこ話が続いていく。
そんな調子だから、かなりいろんな話が聞けたのだが、さて、参加者の皆さんはどうお感じになったか。

一通り兼田さんの話が終わると今度は会場からの発言タイム。質問でも感想でも日頃の実践でも、なんでも出してもらって、また兼田さんに答えてもらうという趣向だ。
こういう場の常でなかなか手は上がらないのだが、一人、発言していただいてそれを皮切りに話をつなげていく。
結構面白かったと思う。
その、面白かった内容については紙幅の関係上、次の機会に譲ろう。

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(日頃の行いが悪く講演中に眠り込んでしまった人)

全く個人的な感慨として、この手の集まりで楽しみなのが全県から集まってくる参加者のなかの旧知の顔との再会だ。
あの埼玉合研でたくさんの知り合いができたから、「久しぶり。元気?」と一声かけあうだけで妙にうれしい。
ほんと、普段はとっくに連絡など取り合わなくなった人たちなのだが、合研準備の中で培ったなにかで結ばれている。もちろんそれ以降、保育のつどいや給食セミナーや、いろんな企画を重ねるたびに知り合いも増えていき、なかにはもういつどこで知り合った誰なのだか正確にわからない人もいるのだが、そういう人も含めて再会の機会なのだ。

そしてそのなかの何人かとは話しこむ。今日話しこんだ鳩ケ谷の保育士さんともそういう話になり、彼女もまた、そういう再会がうれしいのだと言っていた。そうだな、保育現場だって、あるいは保護者として勤め先だって、いつもかつも楽しいことばかりではない。ときには思い切りめげることもあるだろうし、そんなときは孤独に感じることもあるだろう。でも、例えば会場に来て旧知の知り合いとあいさつを交わしたときに、全く孤独なわけでもないことを再確認できるのではないかな。少なくとも、ここに来てるみんなも、たまには辛いことに会いながらも毎日一生懸命踏ん張って、こんな日に晴れがましい気持ちで再会するのだ。

さらにまた、参加者の学ぶ姿勢に身近に触れ、真摯なまなざしに胸が熱くなる瞬間もあるし、
なんだかんだ言いながらもそういう場を作りだす立場にあることに誇りと喜びを感じることもある。

というわけで、今日は内容にまで踏み込めなかったが、とりあえずの終了報告として終えておこう。



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俳優の森重久彌さんが亡くなったそうだ。
僕などは彼の仕事の一端すら知るものでもないが、注目すべきは「老衰」で亡くなったということ。
久しく聞かない言葉ではないか。大体が「急性心不全」だの「多臓器不全」だの「肺炎」だの、
病院のベッドの上で万策尽きての死亡だ。
森重さん、最後までさすがである。

子どものころよくお使いに行った近くの「オサダ」という商店に、高齢だが品のいいおばあちゃんがいた。
そのおばあちゃんが亡くなったのが、確か縁側で座ったままウトウトしていて、ということだった。
すばらしい身の引き際ではないか。

こういう死に際を目指そう。

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(去年は記念講演に福音館書店の松居直さん)

さて、昨日の話だが、日が暮れて雨が降り出した頃、「埼玉保育・子育てのつどい」の実行委員会に向かった。
昨日がつどい前の最終の実行委員会となる。
ほとんど任せっきりで無責任にかかわってて言うのも申し訳ないが、
本当に大丈夫だろうかという危惧はある。
当日の運営については、結果的には何とかなるだろう。
多少のごたごたはあっても、始まってしまえばそれなりに進んでいく。

それはとっぷり関わった昨年についても感じたことではあるのだが、
「参加者組織」を意識的に推し進めていこうという意思が極めて微弱なのだ。
たかだか600といい800といい、本当に集めるのは並大抵ではない。
単にチラシをまけば集まるというものでもなく、地域の実行委員なり役員なり、
自覚をもった人間がまわりの一人ひとりに声をかけていくような運動にしていかなければならない。
それだけの熱気と態勢を執行部が作らなければならないし、それを伝えていくだけの広報活動も必要である。

毎年の合研やつどいの参加人数に関して言えば、今のところ3年前の埼玉合研の遺産
(1000人の実行委員を組織し、県内5000人、全国で1万人の参加者を集めた)
で食いつないでいるようなところがある。しかし、それではもう通用しないという兆候が、いくつも
あらわれている。
埼玉保問協がこの問題に正面から取り組んで足腰の強い運動を作っていくのでなければ、
すべてにおいて厳しい状況が早晩訪れるであろうと思っている。

まあ、すでに退いた人間があれこれ言っても仕方がないことだが。

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(引き継ぎセレモニーで愛知に引き渡した「ほんとうの『おいしい』」)

実行委員会終了後はいつものメンバーと夕食兼ミーティングへ。
その席でユキさんより来年の全国保育所給食セミナーについての情報を得る。
来年は愛知で開催、準備も進んでいるようだが、「今年の埼玉がすごすぎてそれを越えられない」
というような現地の実行委員の声もあるようである。
そうですか。そうですか。それはそれは。

確かにオリジナリティ、内容的な裾野の広がり・深さ、運動の先進性、集会としてのメッセージ性、
そして何よりも熱気の点において、相当なパフォーマンスを発揮したという実感はある。
「ほんとうの『おいしい』」を追求して多角的に問題提起して、到達点としてもかなり高いレベルに達することができたのではないかと思っている。

今度の「つどい」で給食をテーマとして一講座設けることができるというのも、ほかならぬ給食セミナーの成果といって過言ではない。
僕たちとしては今後も、機会をとらえて「保育としての給食」について問題提起していきたいし、
現実的に保育園における「食」をめぐる諸状況を前進させていきたいと考えている。

「つどい」まで、あとひと月あるように見えるのだが実際にはあっという間に当日を迎えてしまうはずだ。
まだもう少し、やるべきことが残っている。




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運動会の極意

今日は四女の運動会。
家人は仕事で参加できないため、四人引き連れ高階第二保育園へ。

ウ〜ン狭い!
もともと園庭が狭い上に形がいびつだから(四角いひょうたん型)、
そのひょうたんの片方だけ使ってる感じ。
大東保育園に比べると「猫の額ほど」という言葉がぴったりな感じで、
大東保育園の前園長の「せっかく広い園庭があるんだから園庭を使わせてあげたい」
という言葉が身にしみる。

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それはこういうことがあっての言葉だ。
大東保育園では従来、雨の場合はすぐ近くの中学校の体育館を借りて実施することになっていた。
ところが新園長が赴任してきたのち、「雨の場合は月曜に延期する」と決めてしまったのだ。
そこで保護者会と対立がおこってしまった。
一つには月曜では保護者や新一年生が参加できないこと、
もう一つには一方的な決定通知で、保護者側にはなんらの意見聴取もなかったことが主たる原因であった。
伏線として、もともと新園長・新副園長が保護者側とのコミュニケーションが十分ではなかった事もあったと思う。

この件も含め保護者会側からの申し入れで話し合いを持つことになり、僕もそこに参加することになった。
園長からの理由の説明としては、まず、同じ日に中学校の資源回収と重なっていて体育館が使えないこと、
ほかのほとんど保育園でも月曜延期であること、雨の中、機材を中学校まで運搬する職員の負担、
日頃利用しない施設を使うことによる子どもたちへの負担(埃でぜんそく発作が起きる危険、トイレなど)
があげられ、さらに先の「せっかく広い園庭があるのだから」という話が出たのであった。

結局、すでに職員会議でも決定したことであり、ほかの行事との兼ね合いもあるので動かせないということと、
今後、園長・副園長とも保護者側とのコミュニケーション(保護者会だけでなく、日常の送迎の際も含め)を
大切にするとのことで一応の終息をみたのだったと思う。
が、火種はずっとくすぶっていて、今年の保護者会の総会、さらに新たに園長・副園長を迎えてということもあり、
保護者側から運動会の延期の件が議題として持ち出された。

僭越ながら僕も一言発言させていただいた。
それは、何よりも子どもたちのための議論がなされないといけないということだ。
保護者が月曜には休みづらいことや新一年生が久々にお友達に会うのを楽しみにしていること、
職員の運搬の負担もその通りだと思う。
ただ、運動会に参加する当の子どもたちにとって体育館での開催がどうなのか。
僕は長女がりす組(1歳)の時に雨天で体育館での開催を経験しているが、
とにかく寒かった。板張りの体育館がいつまでも気温が上がらず底冷えして、
長い長いプログラムがとても辛かった覚えがある。
寒ければ当然、けがの危険も大きくなるし、
当時の園長たちの言うように、埃の発生やトイレ(幼児用にはなっていない)の問題も考え合わせると、
保護者と保育園とでしっかり話し合って、もっとマシな解決を探ってもいいのではないかと思うのだ。
日曜に延期、または1週間延期というのもありうるだろう。
これは、子どもたちのための大人の見識の問題である。

余談だが、今年は大東保育園の運動会は3日に終了した。
ブログの記録を見てもそのころは記述がない。忙しくてその1週間は何もできなかったのだった。
天気の悪い日曜で、朝から肌寒く、途中からついに雨が降りだしてきてプログラムを変更しながらの開催だった。
そうそう、前日は地域協議会の本会議で朝から雨、夜はオフィシャルな懇親会だったのだ。
懇親会の途中には雨が上がり「うちの園も明日は運動会開催だな」みたいな話がほかの委員からも出たりした。
そんなわけでその日も一日、運動会のことが頭から離れなかったのだが、雨で延期なら月曜は出られないな、
と実感したのを覚えている。
来年からは月曜も休んでおかないと、と思うが、なかなか自分の都合ばかり主張するわけにも・・・。

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さて、本題の高階第二の運動会。
最初は狭く感じた園庭も、運動会が進むにつれて慣れてきた。
保護者参加の競技などもあって盛り上がってきて、会場の一体感が出てきたこともある。
結局、施設じゃないんだよな。
そこに一生懸命、いい運動会にしたいと願う保育者・保護者がいて、
子どもたちが精いっぱいの頑張りを見せる。十分発揮できる子もいれば、
はにかんだり泣いたり、いつも通りにできない子もいる。
それを丸々含めて、一人ひとりの参加者の心に響くのだろう。

僕は高階第二では全くのフォリナーだから(途中入園だし、保育参観などにも出ていないし)、
知り合いもいないから大東のような保護者同士の交流は皆無。
「最初はここから始まるんだよな〜」と、普通の親の感覚を追体験してみる。
一人ぼっちの親の最初の受け皿が保護者会だから、保護者会活動の大切さはそんなところにもあると思う。
行事に参加したり役員をこなしたりしながら、知り合いも増えて保育園生活が豊かになっていく。
そうそう、うちも運動会委員だった。途中入園だから選ぶ余地なし。
それで、当日(今日)は僕が一人で四人引率だから役割分担は難しいということで、
事前の会議には家人が参加し、参加賞の買い出しの役目を引き受けた。
家人も「知り合いが増えてよかった」といっていた。

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家に帰って昼ご飯を食べて、
久々に子どもたちと昼寝をした。
やるべきことは山ほどあるのだが、まあ、たまにはいいものだ。

今日明日は川越まつりらしい。
大東のような田舎にいると、ほとんど街中のことはわからないから全然知らなかったが、
昨日、事務局会議に出るのに街中を通ったらまつりの前日の風情が漂っていた。
明日も丸一日忙しいから今年はパス。
子どもたちには申し訳ないけど。




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以前、広告しながらアップできないでいた学習会のお知らせをしておこう。
幕内秀夫さんの講演会「じょうぶな子どもをつくる基本食」だ。

日時:11月15日(日) 10:00〜12:00
場所:はぴすしらおか(白岡町千駄野445) 2階会議室 
参加費:500円

主催は白岡自然に学ぶ会となっている。
あの大塚先生の講演会以降、こういう会を作って勉強を続けられているのだろうか。
もし参加できればそんな話もしてみたかったが。
参加費も安いし、参加できる人は是非参加すればいいと思う。

幕内さんについては今更説明の必要もないだろうが、米飯給食、和食献立を提唱されている。
本もたくさん出されているし、マスコミなどへの露出も比較的多いと思う。
川越では帯津三敬病院で食事指導もされているから縁のある方といっていいだろう。

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今日は12月にせまった「埼玉保育・子育てのつどい」の実行委員会に出席。
ほとんどのことは保育士たちで首尾よく進めてくれているので任せておいていいのだが、
給食についての基礎講座(兼田さんの講演会)だけは責任持って関わっている。

実行委員会終了後、この講座を担う3人でミーティング。
僕たちなりに熱い思いで関わっているわけで、「参加してよかったなあ」と思ってもらえるような、
楽しくて勉強になる、心に残る企画にしたいと思っている。
講師は申し分ないので放っておいても成功するはずである。が、
会場が広くてひな壇がある分、講師と参加者の間に距離がある。
それを縮めるための工夫である。

いろんなことを話していて12時を回ってしまってお開き、二人のシンデレラは帰って行った。
もちろん僕は送り狼にはならなかった。




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昨日までの雨もカラッと晴れ上がり気持のよい日曜日。
子どもたち3人を連れて東京へ。
向かうは江戸東京博物館。
「子どもの未来を守る!だから『お弁当の日』をしよう!」のイベントがあるのだ。
まずは午前中、博物館の展示の見学とする。

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博物館の展示の仕方というのも時代によりブームというのがあるのだろう、
旅先で方々訪れるが何通りかの傾向があるように思う。
ここは実物展示は最小限度に、むしろ実物の精巧なレプリカと映像などのテクニックにより
当時の生活をイメージ(擬似体験)させるといった手法に思える。

一言で江戸といっても300年からのスパンがあり、
見方、切り取り方によって様々な江戸があるだろう。
「ココ!」と誰かの強力なリーダーシップで、エイッっと作ってしまった、
そんな印象の展示である。

手法としてはわが川越市立博物館も同類に分類できると思う。
ここも最初に訪れたときはびっくりしたが、
はっきりいって菓子屋横丁なんかよりはるかにお勧めの観光スポットである。
(といったら叱られそうだな、菓子屋横丁の皆さんに)

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3階には広場があり、無料の休憩所が利用できる。
お弁当を広げ早めの昼食で午後に備える。
あわただしいが、それもまた楽しい。

トイレにも行かせて急いで1階のホールへ。
もう真弓先生の講演が始まろうとしている。
なんだ、ずいぶんガラガラだな、こんなにいい企画なのに。
そう思いながら席に着こうとすると事務局の林さんが来ている。
ためらっていたが思い切って子連れで来たらしい。

真弓先生の基調講演は1時間。
基本線はいつもと同じだがコンパクトにまとめた分、かえって迫力を感じる。
動物としての人間の食のあり方(=自然)、そこから離れれば離れるほど不自然になり、
不自然になると体に変調をきたす。その不自然となった大きな転換点が、
敗戦とアメリカの占領政策による食の欧米化や牛乳の押し付けにあった、というのが、
真弓先生の主張。それが小児科医としての長い臨床経験に裏打ちされているから説得力がある。

続いて西日本新聞社の佐藤弘さんと長崎の小学校教諭福田泰三さんのクロストーク。
混沌たる学校の実情、その打破の一つの方策として、佐藤さんたちは「お弁当の日」を選択する。
「お弁当の日」とは香川の竹下和男校長先生が始めた実践で、年に何回か、子どもたちが
大人の手を借りず、自分で献立から買い物から調理からあと片づけから行って、
お弁当を持参する日を設ける試みで、これによって食材への感謝とか、親への感謝とか、
達成感とか友情とか、子どもたちは数えきれないものを得るのだとか。
佐藤さんと福田さんもまわりの反対にあいながらもできることから始め、やはり大きな成果を上げつつ
賛同者を増やし続けているらしい。それが実に軽妙な二人のやり取りと、佐藤さん手作りの
ドラマチックなスライドで楽しくも感動的に示される。
今日のテーマはこの「お弁当の日」を、東京でも始めて行こうというのである。

休憩時間、寺本さんがやってくる。林さんと僕を含め、川越からは3人の参加。

休憩後は5人のシンポジストによるシンポジウム。
「お弁当の日軍団VSマクロビオティック医学研究科会」と銘打たれている。
マクロ側からは「お弁当の日」に賛意を示しつつも、徹底してきちんとやっていくことの大切さも
あるのではないか、という問題提起。
対してお弁当軍団からは、学校という、異質なものへの抵抗感が強い場所で多くの人に受け入れてもらう
大切さと、間口を広く、ハードルを低くすることで現実に多くの人に参加してもらえるという主張。
結局、両方必要なのであり、子どもたちのために心ある人たちが手をつなぎあっていこう、
そんなことをコンセンサスにできたのではないかと思う。

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僕もマクロビオティックの素晴らしさは自覚しつつも、
これを徹底することの難しさを肌身で感じている。
と同時に、そこまでやらなくても大きな成果を得ることができるほど、
現代社会がおかしくなっているのだということも事実だと思う。
去年お呼びした大塚貢先生の取組なんかも、マクロビオティックではないが大いに賛同できる。

つくづく思うのは、伝える側に回ることの大切さだ。
僕もこの川越で、よくする会という舞台を借りて伝えることは行っているのだが、
「食」ということにスポットを当てて本格的にやらないといけないな、ということを
最近ひしひしと感じている。
こういう講演を聴くたびに、その思いは一層強くなる。

帰りがけ、林さん、寺本さん、子どもたちでお茶をする。
こういう講演の後では尚更、話題は尽きない。

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