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昨夜は姪っ子のクリスマスのためにオリジナルCDを作った。 元はといえば夏に遊びに行った際、ギターを弾きながらたまたま「なごり雪」を歌ったら、 「これが聞きたかった」 と言っていたのだった。誰のなんという歌かは知らないが、時たま流れるのを聞いて いい曲だと思っていたらしい。 たいしたものも買ってやれないが、音楽のプレゼントというのも場合によってはいいものだ。 「なごり雪」は絶対に入れることとして、そのほかなんだかんだと曲を選び、トータルで18曲。 そしてまた、その順番を考えるのも楽しい。 曲調やテンポ、終り方とイントロを思い浮かべながら構想を練る。 中学生や高校生の頃はしょっちゅうこんなことをやっていた気がするが、 最近はもう、そんなこともしなくなっていた。 レコードを入れ替えながらカセットデッキのRECを押したりポーズを押したり、という時代から、 今はパソコンに一気に取り込んで曲を選んで、順番も自在に入れ替えることが出来る。 ラクだし、これはこれで楽しい。 もちろん、これを姪っ子にプレゼントしたら著作権法違反になるかもしれないからそういうことはしない。 とりあえず自分用にCDに落として今日は車の中で聴いてみた。 すばらしい。自分で言うのも変だが曲順が絶妙でつながりもいい。 何度聴いても飽きないので5回くらい聴いた。 なにしろ自分の好きな曲ばかりだから、そう思えるのも当然かもしれなかった。 ところで「なごり雪」はイルカが歌って大ヒットしたが、 元はといえば正ヤン(伊勢正三)の曲だ。だから僕が歌ってもひとつもおかしいことはない。 しかも、歌詞をよく聞くと男歌だ。主人公が男で、自分のもとを去っていく女を見送るという設定だ。 「東京で見る雪も」と歌っているから、女は東京から去っていくのだ。 田舎に帰って嫁にでもいくのだろうか。 つまり、「木綿のハンカチーフ」とは逆バージョンということだ。 なんとなく聞き流しているうちは同じような設定なのかなと思い込んでいたが、そうではない。 「木綿のハンカチーフ」では男が田舎から東(東京)へと旅立つ。 女は「都会の絵の具に染まらないで帰って」と願っているのだが、 結局は都会人となり、女のもとを去ってしまうという歌だった。 きちんと調べてみないとどちらのパターンが多いのか(あるいは別パターンも含め)わからないが、 「木綿のハンカチーフ」のイメージがあまりにも強烈で、ついついこの歌に重ねてしまっていたのだろう。 伊勢正三は確か、田舎の駅から女性を見送ってこの歌の着想を得たと聞いたことがあるが、 もう昔のことだから定かではない。いずれにしてもこの歌にはこの歌の物語があるし、 それとは別に、イルカが歌うことになったというのもなにか物語があるのだろう。 そういうことも調べて文章を書くと面白いだろうな。 ここからは全くの蛇足だ。 上の写真、なんだかお分かりだろうか。 これは「ハーモニカホルダー」というものだ。 ギターを弾きながらハーモニカも吹きたいとき、このホルダーにハーモニカをセットし、 首からかけて演奏するのだ。 向かって右がドイツの「ホーナー」という、世界的に有名なハーモニカメーカーの商品、 左は日本が世界に誇る「トンボ」の商品である。 楽器店に行ってもこのどちらかが置いてあれば商品構成としては十分であり(そうそう売れるものでもない?)、 両方の商品が置いてあるところを見たことがない。 だからじっくり比較する機会もなく、見かけからしてほぼ同じものだろうと思っていた。 ところが実際に購入して手にしてみると構造がちょっと違う。 たたまれていると同じように見えるが、ハーモニカをはさむパートと首にかけるパートが、 両者で逆になっている。 ホーナーは頭を通過する部分が細くなっているから若干使いづらい。 またハーモニカ脱着の際もロッドが平行になっているほうがバーが動かしやすいような気がする。 (ホーナーはロッドがハの字になっているので、バーに開けられた穴が楕円になっている。) ただしトンボはバネが大きくテンションが強いようだが、まだ使い込んでないせいか? 「二つも同じようなもの買うなよ」という声が聞こえてきそうだが、 実はホーナーを使っていてなんとなく使いづらかったから、 もう少し違うものはないのかな、と思っていたのだ。 何が使いづらいかというと、ハーモニカの高さが高すぎるように感じていたのだ。 吹きやすい位置に持ってくるとこんどは歌が歌いづらい。 それで、たまたま駐車料金を払うのがもったいないなと思っているときに、 トンボの商品があったものだから、ためしに買ってみたのだった。 が、両者のサイズはほとんど同じで、この点に関しての使い勝手に優劣はなかった。 (ロッドの太さがトンボのほうが若干太い) 慣れの問題なのかな、やっぱり。 さもなくば自分で改造するかだろう。 また、楽器屋でホルダーを買うのと同時に、ホーナーのカタログをもらってきた。 すばらしくいろいろな種類のハーモニカのラインナップがある。 三日月みたいな形のものや複数のハーモニカがくっついたもの、 ものすごく長いやつやでっかいもの。 単純な楽器に見えるが、用途に応じて細分化して発達しているようだ。 僕たちロックやフォークを演る者は、このブルースハープ(またはテン・ホールズ)という、 穴が10個開いた小さなハーモニカで表現力を磨く。 これで3オクターブというのだから侮れない。 その代わりキーによって構成音が違うので、曲にマッチするキーのハーモニカを 複数用意しないといけないのだが。 といいつつ、弱いんだよね、こういう木と金属の塊みたいなもの。 金属に掘り込まれた意匠なんかみてると、いろんなのがほしくなってしまう。 これはこれで、ちょっとしたアートですよ。 |

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