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すぎむら清を理解してもらうため、ブログはじめました。活動内容を逐次アップしたいと思います。宜しくお願いします🙏
20年前の火災現場であったエピソードを紹介します。当時、私が消防隊の小隊長をしていた時です。まだ経験の浅い若い消防士が隊のメンバーに入り心細い感もありましたが、そんな時に工場火災が発生しました。

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火災は最盛期を迎え爆発も発生していました。車内ではその若い隊員は初めての建物火災出動らしくガタガタ震えてました。現着後、仕方ない事だと思いつつ放水を私が補助しながらホースを前進させていました。工場内は至るところで炎や破裂があり、かなり危険な状態でした。わたしの経験ではまだ屋内進入は出来たので前進していると突然ホースが進まなくなりました。見ると若い隊員が持ってるホースを後ろに引っ張っていました。鎮火後、彼に聴くとあまりの恐怖で前に進めなかったそうです。それから彼は経験をつみ、大炎に立ち向かう隊員に成長し、今その隊員は救助隊長になりました。彼にその話をすると照れていますが、後輩にもエピソード話をしているそうです。だれでも最初は怖い、でも乗り越えて成長するんだと自分の経験を話すと若い隊員は頑張ってくれるとの事でした。

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火災出動時の車内は!

消防37年の中で昭和50年代の火災が多く年間100件を越す年も珍しくなかったことを思い出します。消防車には小隊長、機関員、隊員が乗車し出動します。

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真夜中..出動指令が鳴り響くと最大の緊張感が署内にはしる。小隊長は無線で火災の状況を確認、機関員は現場付近の水利を頭に浮かべながら運転しなければならない。隊員は空気呼吸器を背負い放水に備える。現着までわずかな時間内で車内では作戦を立てる。今回は機関員の経験での話しをしますが、機関員は消防車の運転、地域の地理.地形と水利や川.消火栓.貯水槽などの位置を頭に叩き込まなければならない。そして大事な放水が完璧でなければならないし、火災はまったく同じものが無いので臨機応変に対応しなければならない。現場では多くの住民が首を長くして待っており一分一秒でも早く火事を消して欲しい願っており間違いが許されない。そんな現場を幾度となく経験しました。失敗が許されない緊張と不安感は普段からの訓練で解消するしかありませんでした。消防車を見るとそんな記憶が思い出されます。

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西日本豪雨は4ヶ月、北海道地震は2ヶ月が共に経過している。この様な災害時には同時多発的に土砂崩れ、家屋倒壊や火災など信じられない程の119番が入電する。消防指令センターには119番をうける回線が限られているので一度に全ての119番を受けられない。

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大きな火災を指令センターで受信した経験上、一つの火災であっても同時に数件の119番が入る。指令センター内は緊張感と様々な関係への連絡、消防車の出動指令などでかなり忙しい。ましてや南海トラフ地震のような災害時には火災.救急.救助が一度に入る事から指令センター内がパニックになることは目に見える。西日本豪雨では119番通話中に濁流に流されて通話が途切れたそうです。皆さんが助けて欲しい事態が同時に発生しますが、消防には限界があるのです。ましてや消防署には多くて消防車は3台前後です。5ヶ所で火災があった場合には足りません。地域を守るためにも自主防災組織や消防団の力が必要となります。待ってても消防車は来てくれないかもしれません。自分の命、自分の地域を守るのは皆さんにかかっています。

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近年の建物火災で発生する煙は一旦吸ってしまうと咳き込み涙が止まらない命に関わる危険が潜んでます。だからTVドラマで水を被り炎の中へ入って子供を助けるシーンがありますが実際無理です。長年火災現場での経験から煙の恐ろしさを身をもって知ってるからです。

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その為、燃える部屋の壁紙や建材から出る有毒な煙から身を守るため消防隊員は空気マスクをして屋内侵入します。凄い煙で一寸先も見えません実際この恐怖は隊員にしか分かりません。その先に人が倒れている可能性があるから救出や、また早く消火する為にも危険を承知で屋内に入ります。私も37年の間に生存者3名を救出しました。その他は皆焼死しており、全てが煙で意識が無くなり一酸化炭素中毒死か焼け死ぬかのどちらかです。最近はお年寄りが火災で亡くなるケ-スが殆どです。タバコ、電気配線、コンロが出火原因のキ-ワ-ドになります。くれぐれも火災予防に心掛けて下さい。

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これから空気が乾燥し火災の起きやすい時季となります。消防士37年の経験から私が火災の原因について思う事は。特に今まで火災のなかで私が体験した3っの事例をお話しします。

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1.たき火をしてもう火が消えたと思い帰ったら再燃し、更に風も強くなり近くの家まで焼いてしまう。2.天ぷらを揚げてる最中、雨が降りだしたので火を止めず洗濯物を取り込み忘れて、たたみ始め天ぷら鍋に火が入り台所を燃やす。3.石油ストーブの上で洗濯タオルを乾かしいたが、ストーブの熱風で鴨居からハンガ-が外れストーブの上に落ち全焼火災となる。などうっかりや物忘れなどの認識不足と悪い条件のいくつかの収斂により火災は起きている。まるで交通事故と同じようである。火災現場の経験から洗濯物やゴミや台所などが散らかっている家は火災発生の可能性が高いと感じます。整理整頓に心掛けで下さい。

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