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アメリカは広大な国土を持ちますが、人口の84%、生産額の91%は都市部に集中しています。別の言い方をすると、広大の国土の10%程度の土地から、9割のGDPを稼いでいるという、都市化が進んだ国家です。また、2040年までに、米人口の2/3は23都市圏に集中し、その都市圏も10のメガリージョンに集積されるとも予測されています。また、米国最大のNY都市圏のGMPはメキシコやカナダと同規模という巨大さです。
さて、米政府統計局が、2012年のアメリカの各都市圏のGMP - Gross Metropolitan Product(圏内総生産)を発表しましたので紹介します。
まず、2012年の上位25都市圏を御覧ください。各都市圏のGMP、成長率、その都市圏と同等の経済規模の国がチェックできます。
− 上位都市圏は、NYはメキシコ、LAはスイス、シカゴはポーランド、ワシントンDCは南アフリカ、ヒューストンはベネズエラと同等の巨大さです。
− また、成長率に関しても、上位のIT景気に湧くサンフランシスコ7.4%、エネルギー景気に湧くヒューストンの5.3%等は、米国全体の2.5%よりかなり高い新興国並の成長率を達成しているのが確認できるとおもいます。
− しかし、製造業失速気味のセントルイスやフィラデルフィアでは1%台の低成長率と、都市圏格差が明らかですね。
次に、全米380都市圏で、GMPの伸びが高かった上位25都市圏をチェックしてみます。
− 基本的に気候が温暖なサンベルト地域の中小都市圏が多いですが、ここでも、全米10位内の経済規模のIT景気に湧くサンフランシスコ7.4%、エネルギー景気に湧くヒューストン5.3%の伸び率の高さが際立ちますね。
− ここで目立つのは、エネルギー景気に湧く都市圏が、上位独占している点ですね。TX州のミッドランド、オデッサ、ビクトリア、コーパス・クリスティ、ND州のビスマルク、ファーゴ、LA州ニューオーリンズ、CA州ベーカーズフィールド等の急成長は、シェールガス・オイルブームの影響を相当受けてるでしょうね。
詳細はここでは割愛しますが、380都市圏中70都市圏は、マイナス成長だったという事実も重要だとおもいます。「アメリカ」をざっくり一つで見るより、都市圏や州の経済を理解すること無しには、アメリカを理解することもできないと思っています。
以上、不動産投資をするうえで、投資先都市圏の選定は最重要ポイントですので、ご活用ください。
では、Happy Investing!!!
P.S. 米統計局発表データや、380都市圏の成長率をエクセルでまとめたものは、こちらに貼り付けておきます。
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