|
YOU CAN'T FIGHT LIGHTNING/RINGO STARR
「YOU CAN'T FIGHT LIGHTNING」は81年に発表された『Stop and Smell the Roses』に
収録されていた曲なんですが、「えっ?こんな曲あったの?」って思われる方も多いと思います。
この曲は81年にLPで発表されたときは収録されていなくって、その後CD化された時にボーナスで
追加収録されていたのでご存じない方も多いんです。
でもCDになっているなら知っている人も多いのではと思われるでしょうけど、このCDは日本では
発売されていませんし、海外でもすぐに廃盤になったようで手に入りにくいんです。
私も持っていないんですが、たまにオークションとかで出るとめちゃ高額商品になっています。
さてこの「YOU CAN'T FIGHT LIGHTNING」ですが、RINGOとしてはかなり攻めてきている曲で
本当にこれってRINGOが作った曲なのって思うくらい意外な曲なんです。
とにかく淡々とした曲なのに驚きますし、その状態で5分を軽く超えちゃうわけですから
意表をつかれてしまいます。
とにかく演奏は最初シンプルでアコギとドラム、ベース、サックスだけでズンズンと
進んで行きそこへRINGOが♪You Can't Fight Lightning〜と歌って行くだけなんですから
びっくりしちゃいますよ。ただその合間にエレキやホーン、コーラスが要所で加わってくるので
派手さはあるんですよ。
でもなんでこういう曲をやったんだろう〜なんて思うんですけど、この曲って聴き様によっては
パンクな要素も持っているので、RINGOなりに時代の流れを取入れたんじゃないのかなと思います。
とにかく一方的な方向へただ進んで行く様なサウンドは前衛的なところもあって
聴いているうちにクセになって、このリズムと歌が頭の中でループしてしまうんですよ。
こういう前衛的でクセになりそうなサウンドってJohnがやりそうなんですよね・・・
きっとJohnが亡くなってからのレコーディングですから、そういうイメージもあって
RINGOはこの曲を作ったのかもしれません。個人的にはかなりすきな曲です。(^^;
このクセになるサウンドでいつものRINGOと違うのは先に上げている事だけではなく、
演奏も何か違うんですよ。例えばドラムスの音なんですけどRINGOにしてはバスを効かせた
音運びでずっと同じテンポをキープしているだけですし、アコギの音も何となく曲に合わせて
わざと不安定な雰囲気で前衛っぽさを出しているような、パンクっぽさを出している様な
気がしていたんです・・・特にこのドラムスはRINGOじゃないでしょう〜なんて思い
調べてみたら・・・叩いていたのはPaul McCartney、アコギはRINGO本人でした。
道理でなんだかいつもの音と違ってたんです。それにこの曲はPaul McCartneyが
プロデュースをしているので、すごく納得してしまいました。Paul McCartneyだったら
こういう曲もやっちゃいますからね〜(^^;
でもこの曲はなかなか実験的ですけど面白いですし、こういう曲こそ最初からアルバムに
入れていてくれた方が良かったとさえ思います。
RINGOもこういう曲を作くれるんだと本当に驚いたというのか、感心してしまいました。
ちなみに後半部分ではLindaさんのコーラスが永遠とループしていて、これもまた最高ですよ。
https://www.youtube.com/watch?v=Lfob62DHM40
|