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ちょっと古いネタですが…
6月14日(日)、土砂降りの一日。
北海道で今年一番最初に開催されたJKCのドッグショー「札幌オールドッグクラブ展」に行って来ました。
去年からシャロンを「ジュニアクラス」でドッグショーに出陳してきたぐーたらママ。
今年から、シャロンの年齢は「ヤングアダルト」になります。
残念ながら、ドッグショーの世界はぐーたらママとシャロンにとって、とても敷居の高い存在。。。
訓練競技会であれば、練習次第で良い成績を取ることができますが、ドッグショーの世界は
「持って生まれた犬質」の上に、運動のかけ方やハンドリングテクニックが物を言います。
今回も、「ヤングアダルト1頭1席」でしたが、「アダルト」とのウィナーズ戦であっけなく終了!
「アダルト」に出陳していたゴールデンは、美しい背線とメスらしい綺麗な顔立ちで、グループ戦でも
1席を獲得していました。ブリーダーさんでありプロハンでもある飼い主さんに思わず声をかけさせて
頂きましたが、毎日芝生で自由運動をして筋肉を付けているとのこと。。。やっぱり違いますわ。。。
↓出陳前のシャロンです。背中のタオルは寝ぐせ直しですよ。
今年は「マイトリミング台」を持参したので、お手入れらくらくでした。
↓小雨になったので、ハンドリングの練習中。。。
↓「アップダウン」と「ラウンド」、「ステイ」で審査員にアピールします。
↓一緒に出陳した、G9ママの犬「ウォーリー」君。シャロンの父犬アーサーのひ孫です。
パピークラスでエクセレントを獲得しました。
↓応援に駆け付けてくれた「ウォーリー君」と同胎犬「あいちゃん」です。
この子は以前、紹介した「クリスティーナちゃん」ですよ〜。新しい飼い主さんに可愛がられてとっても
良い子に育っていました。相変わらず天真爛漫な性格で可愛いのよ。
さてさて、シャロンの今年のドッグショーチャレンジは、これが最初で最後になります。
本当は今年のチャレンジは見送るつもりでしたが、ハンドリングを忘れないために1回だけ
出陳したのです。
来年は「アダルト」としての出陳になります。しっかり、「女」を磨いて頑張ってみますね。
さて、「ドッグショーってなんのためにあるのか」と疑問に思ったことはありませんか?
シャロンを飼うまで、ぐーたらママはドッグショーに興味なんてありませんでした。
「ドッグショーなんて、お金持ちの道楽でしょ。チャンピオンを完成させて自慢するなんて
興味ないわ!」ってぐらい、「すっごい偏見」も持っていました。
ところが、ブリーダーのG9ママからシャロンを譲って頂いた時に、G9ママからこう言われました。
「できれば避妊手術はしないで欲しい。ドッグショーにも出してみて、将来的にシャロンの状態が良ければ、
子犬を産ませる事も考えてくれてもいいよ。繁殖や交配相手に関してはちゃんと指導するから…」と。
ぐーたらママは「素人繁殖反対派」なので悩みましたが、自分が納得するまで挑戦した上で結論を出す
事にしました。
そして、シャロンが「繁殖に適するようなスタンダードに沿った犬なのか?」を客観的に見てもらうために
チャレンジしたのが「ドッグショー」。。。
「単なる美犬コンテスト?」の考えではとても太刀打ちできないぐらい、歴史のある深い世界です!
ドッグショーにチャレンジして、だんだんわかってきたことは「シャロンの欠点」です。
「ゴールデンレトリバー」という犬種に沿った「スタンダード(標準)」から外れた部分が「欠点」に
なります。
「欠点なんて、誰にでもあるでしょ?そんな事を比較するなんておかしいよね!」と思われる人も
いるかもしれません。もちろん、「欠点のない完璧な犬」なんてほとんどいません。
でも、長い歴史の中で、「ゴールデンレトリバー」というスタンダードを守り続けていくためには、
いかにして「欠点の少ないスタンダードに沿った犬」を残していくかがとても大事なのです。
もし、ブリーディングを考えるのであれば、スタンダードにできる限り近づけた健全な犬を作出する
責任を負う覚悟が必要なのだと思います。
「スタンダードに沿った犬」を審査員が選び、ブリーダーがその犬の血統を後世に残していくためにも
客観的に見てもらえる「ドッグショー」が必要なのだと思います。
シャロンの「欠点」は、
・前脚の骨の角度が浅い
そして、シャロンのチャームポイントである「金色の目」も
・眼色が薄すぎる
「前脚の骨の角度が浅い」という事は、鳥猟犬として野山を駆け回る事が仕事であったゴールデンにとって
走る時の「推進力」が劣ってしまうため、ゴールデンとしてのスタンダードに適さないのです。
脚が遅くて疲れやすい犬は鳥猟犬として使いにくいですよね?
骨格上のバランスが少しでも悪いと、筋肉の付きにくい部分が出てきます。
シャロンの場合、前傾姿勢を取りやすいので後ろ脚の腿の前側に筋肉が付きにくいようです。
また、「眼色が薄すぎる」という事は、鳥猟犬としてアウトドアで働く犬なのに紫外線に弱い可能性があり、
ゴールデンとしてのスタンダードに適さないのです。
「今どき、猟犬として働くわけじゃないんだから関係ないじゃん!」と思う人もいるかもしれませんが、
「スタンダード」はその犬種が持つ歴史的背景を写し出す鏡なのです。「スタンダード」を守る事が
「良い骨格、良い犬質、健康的な体、健全な精神」などなどを守ることに繋がるのです。
「では、シャロンはチャンピオンの子なのになぜ欠点が出るの?」という疑問もありますよね。
もちろん、ブリーダーさんが「良い犬を作ろう」と♂♀を厳選しても、全ての子犬がショークオリティに
なるわけではありません。生まれた中で1頭、またはそれ以下の確率です。
でも、スタンダードを理解して厳選すれば、ショークオリティの子犬やそれに近い犬質の
子犬が産まれる可能性が高くなるのです。
もちろん、父犬アーサーのおかげで、シャロンは「長所」もたくさん持って生まれてきました。
メスの割には骨量が多く、頭のハチが張っていて胸が深くてがっしりとした体型です。
後ろ脚のアンギュレーションは良いです。
毛が密集していて水をはじきます(水中作業に適した毛質です)。
今のところ、鼻や目の周囲などの色素は濃いです。
肉球が分厚くて頑丈です。根元からバッツリと爪をカットしているので握りが丸く良い形をしています。
ゴールデンらしい優しい気質と、訓練を入れやすい性格です。
内臓や皮膚がとても丈夫で健康そのものです。
「欠点」を知ったからこそ、シャロンの「長所」を審査員にアピールできるのです。
繁殖の際にも、「欠点」がわかっていれば、その「欠点」を補えるオスを厳選すべきなのです。
※ただし、どんなに良いオスをかけてもメスの遺伝の方が強く出る可能性があるそうですよ。
で、シャロンの繁殖ですが。。。
やっぱり、ブリーディングは素人のぐーたらママがやるよりも「シリアスブリーダーにお任せすべき」
という結論に達しました。
しかも、シャロンの子犬はシャロンの分身なので、
ぐーたらママと同じ飼い方、またはそれ以上に大事にしてくれるという人が10人現れたとしても、
ぐーたらママが心から愛するシャロンが産んだ子犬を手放す自信もありません。。。
今後、シャロンと同じ血統の子犬が欲しければ、G9ママにお願いして譲ってもらう事もできますしね。
(先日、シャロンと同じ両親から生まれた1歳上のお姉さん犬「ドバイ」が初出産しました。
顔立ちが良く、健康で可愛い子犬達が産まれたそうですよ。)
でも、せっかくハンドリングの勉強をさせてもらったので、ドッグショーチャレンジは続けていこうと思います。
※この記事は、あくまでもぐーたらママの個人的な考え方や感じた事です。
↓「ステイ」の練習中のシャロン。
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