18日(日)、「かでる2・7」において開催された
「公募企画講座〜ずっと一緒に暮らしたい〜」の講演会に
行ってきました。
「行って来た」じゃないな。
実は、「しゃべってきました」なのです。
↓講師の名前を見てください…
エールがセラピードッグになった2009年以来、
ある老人介護施設の担当をしてきたぐーたらママですが、
今年からは、セラピードッグ委員会の委員長をさせられています…
「委員長」といえども、別になんも偉くないんですよ。
毎月の施設の予定表を会員に送信したり、会員から上がってくる
質問に答えたり…
今まで呑気にセラピー活動をしていたのが一転して、
役員会やら理事会やらに顔を出さなくてはならなくなりました。
で、今回のような「セラピードッグについてお話を聞かせてください」と
依頼があれば、講師をするのも委員長の仕事なんです。
最初は、委員長なんてやるのは嫌でした。
だって、自分の時間を割いて色々な事に気を配らなきゃならないもん。
「ぐーたら」の名前の通り、家ではゴロゴロと好きなことだけしているのが
好きな私には苦痛でした。
でも、実際にやっているうちに、人生の中のたった2年間。
人の役に立てる機会を与えられるなんてそうそうなかろう…と
思い直しています。
今では「人生の経験のひとつ」と思っています。
前委員長の苦労がひしひしと感じます。
男性だったので、自分の仕事をしながら委員長の仕事を
こなしていたんですよ!
今回の講演課題である「セラピードッグについて」は、
・北海道にセラピードッグができた経緯
・セラピードッグの現状
・適性検査の実際
・施設訪問以外の啓蒙イベント活動
・会員の活動体験
そして、みなさんお楽しみの
・セラピードッグと実際に触れ合ってみよう
の内容で1時間半です。
前委員長が40ページにも渡るスライドを用意してくれていたので
それを元にしゃべり倒しました。
「会員の活動体験」のところでは、セラピードッグを通じて体験した
感動秘話ばかり(事前に会員にネタを募集していた)なので、
読み上げる私の方がもう泣けて泣けて…
「セラピードッグと一緒に歩きたいばかりに、立とうともしなかった
男性が2、3歩あるいた」とか、「危篤の男性の手が犬に触れた時に
犬を触ろうとするように手が動いて、意識が戻り、家族にお別れの
挨拶をしてから旅立つことができた」とか…
読んでるこっちが声を詰まらせながらの講演でした。辛かった…
私からの活動体験は、
「普段はあまり人の手を舐めないセラピードッグなのですが、
周りへの意識も朦朧としたお年寄りに近づくと必ず手を舐めるので
犬に詳しい方に確認したところ、『犬が近づいた時に“こわい”とか
“嬉しい”とかの感情を持つお年寄りの心を臭いで捉えるからだよ。
犬はお年寄りの手を舐める事で“リラックスしてください”と
伝えているんだよ』と聞いて、犬ってすごいなぁって思いました」
って話しました。
おしゃべりもできない認知症のお年寄りの感情は、人間である私には
わかりません。でも、セラピードッグであるエールやヴィエナは、
お年寄りの臭いから感情を読み取って、「大丈夫ですよ、
リラックスしてください」と伝えているんです。
※他人より飼い主に執着が強いシャロンはその傾向があまりない。
そんなこんなの講演が約1時間。
残りの30分は、セラピードッグと触れ合ってもらいながらの
質問タイムです。
我が家からは、ヴィエナを連れて行きました。
私の講演中に一番おとなしく待っていられるのが
意外にも「はっちゃけヴィエナ」なんです。
※エールは鼻笛がうるさいし、シャロンは私への依存が強いので
どちらも講演会の会場では不安定になると判断
あれほど、手を焼いたやんちゃ犬ですが、今では
一番頼りになるセラピードッグなんですよ。
ふれ合いに協力してくれたのは、ヨークシャテリアのもみじさん、
キャバリアのステイシーさんです。
大型犬、中型犬、小型犬、それぞれの触れ合い方も体験できて
参加者の方と賑やかなひとときを楽しめました。
病院関係者の方も来られていたようで、セラピードッグの
施設訪問にとても興味を持ってくださったようです。
「昔、犬に噛まれて以来、犬が怖くて触ったことがない」
という男性は、「セラピードッグなら大丈夫かも」と自然と
手が伸びてきました。
男性側の「セラピードッグだから大丈夫」という安心感が、
犬にもちゃんと伝わります。
ヴィエナはその男性に背中から近づいてゆったりと体を預けました。
背中から近づくことで、「私は危害を加えません。リラックス、リラックス」と
言葉ではなく態度で示していました。
男性にそのことを伝えると、「他の犬は多分だめだけど、
セラピードッグなら大丈夫だってわかって嬉しいです」と
喜んでおられました。私も嬉しいです。
「次に飼う犬をセラピードッグにするにはどうしたらいいですか?」
という質問もありました。
セラピードッグは訓練だけでできる仕事ではなく、その犬の持っている
穏やかで優しくて安定していて、人間が大好きという性格が大事。
だから、飼う犬の父犬と母犬をちゃんと観察して性格を判断して選び、
子犬の頃から「社会化」を身につけさせるように努力して欲しいと
お伝えしました。つまりは、「素晴らしい家庭犬」を目指してもらえれば
いいんだと思います。
もって生まれた性格と子犬の社会化期を見逃さずに育ててあげれば、
ヴィエナのような「はっちゃけ」な性格ぐらいは、
訓練や飼い主の接し方やコントロールでいくらでも修正できます。
私の講演の後は、なんと、仲良しの訓練士さんである「そのっち」の
講演でした。
「そのっち」の講演では、犬と人が共生できる理由とか、
うまく共生するためには、やはり社会化期の接し方の
重要性を語っていました。
子犬の頃はついつい可愛くて大事なポイントを見過ごしてしまいがち
ですが、子犬の時こそ、一本筋を通した付き合い方を徹しておく
べきなのです。
これから犬を飼う方も、すでに犬を飼っていて悩んでいる方にも
ぜひ聞いてもらいたい内容でした。
ずっと前から、そわそわドキドキしていた講演会。
自分が講師でなければ、ブログで広報していたかも…
でも、ブログ仲間が見に来たら、緊張して口から心臓でそうに
なると思い、秘密にしていました。
また、夏にもセラピードッグについて、しゃべり倒す機会が
あります…。
もうやめて〜(T_T)