男の背中

今日の命の燃え方はどうだったのだろう?自分の背中を感じながら。

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男の背中 268

ショート・スト−リー  「どうにもならない」
 
久雄じいさんは、内心では自分の顔は若い、年齢よりも相当に若々しいと思っている。
 
 

男の背中 267

  止まぬ風
 
 今日は命を燃やしたか?
 娘夫婦と孫が新年の挨拶にきた。
 内孫の菜っちゃんが急に熱を出したので、息子夫婦が看病で席を外した。
 
 妻が体調を崩しているので、客の娘と用意されていた料理を出したり、接待したり、外孫にお年玉をあげたり、片付けをしたりと よく動いた。
 
 明日の朝は、お雑煮の用意をする。
 娘も手伝ってくれるだろう・・・・
 
 でも命を燃やした、と感じるほどではない・・・
  内面から湧き出るものに応じる仕事ができなければ。
 
 
  あと残された10年の命・・・・・
  生きている  心に止まぬ   風が吹く。
   この幸せ
 
 1歳4か月の孫は、茶入れの中蓋をつまんで開けた私の動作に興味をもった。
 
 自分では開けられないので、私になんとかしろという、「アー」という母音をあげる。
 「アー」だけの変化でなんでも通じるのである。
 
 私は孫が自分で開けることができるように、中蓋を浮かしてあげる。
 「できた」とばかりに、孫は感動の「アー」をあげる。
 喜び輝くような顔。
 
 すると次に、それを「閉めろ」と要求。
 孫が開けられるように軽く閉める私。
 
 再び開けることができて喜ぶ孫。
 何回も同じことをしても、飽きることなく、できて感激する孫の顔。
 
 時にはもっと大きな喜びを得られるように、きつく閉めて孫ができないようにする私。
 開けられずに、不満の声と助けを要求する孫。
 彼が開けられるように、少し浮かす私。
 
 孫は、また中蓋をあけることができた。
 大きな喜びの孫。
 
 何回も飽きずに要求。
 中の茶をこぼさないで彼が遊べるように、準備してあげる私もいささか飽きがくる。
 
 耐えきれなくなったころに,お父さんが(息子)帰ってくる。
 
  一緒に、お嫁さんと二人の孫が彼らの家に(敷地内)に帰った。
 
  妻と私は黙ったまま、いつもの通りに動く。
 お嫁さんが用意してくれた夕食をあたためて食べ始める。
 
 静かなひととき。
 静かな時の流れ。
 静かな空気の漂い。
 
 何も言わないでも妻の気持ちと私の気持ちは一緒。
 
 「幸せだね」と私はぽつり。
 「ええ」と妻。
 孫がいてあの喧騒があったからこそ、今、妻と二人だけのこの静かな幸せをかみしめられる。
 
 いつも二人だけの、こんな静かさの中にいたら?
 思っただけで、私は身震いを感じた・・・
 
 

息子夫婦と一緒に 17

 我が家もレイテ島
 
 孫が保育園から、プール熱病のウイルスをもらってきてパンダのよう両目になっって、咳がひどい。
 少し治りかけたら、弟(1歳4か月)の両目がお岩さんのようにただれて、目があかない。
 
 ひどい病気です。
 幼い子供だけに心が痛む。
 
 でもプール熱病の薬は、風邪と同じで、風のように寝てなおすだけだそうです。
 
 二人とも、顔の表情は一晩でかなり治り、3日ほどでほぼ全快。
 咳と鼻水は相変わらず続いている。
 もう2週間になる。
 
 そういえば、私も同じようにひどくはないが、喉と鼻がやられている。
 もう3週間にもなる。
 ルゴールの御世話になっている。
 今年の風邪はしつこい。
 
 というまに、難病の妻に風邪がうつった。
 病院で慎重な対応をしていただいて、家で眠っている。
 もう1週間ちかくなり、やっと起きられるようになってきた。
 
 すると昨日、嫁さんが微熱を発した。
 ひどくならないように、「食事はオレがつくるから、母屋にこなくていいよ」と、言ってあげた。
 でもまだ治りきらない二人の孫の世話もあり、どっちがいいのやら?
 
 お昼にはパンを買ってきて届けてあげた。
 夜には、お蕎麦をゆでて、届けたあげた。
 野菜は、私の家庭菜園のレタスと小松菜のお浸し。
 
 今日は、おかずをスーパーからかってきて、レンジであっためてあげた。
 「もう大丈夫」と言っている。
 気が張っているので、早く治ったのかな?
 それとも、遠慮もあってそう言っているのかな?
  
 我が家にもレイテ島の想定外の台風が上陸中・・・・
 今朝は、暖かい味噌汁を届けてあげるぞ!

男の背中 266

  妻のおもいやり
 
 私はソバが好きです。
 娘夫婦が来たときとか、息子夫婦と一緒に、ちょっと離れた山奥の蕎麦屋に年に何回か食べに行く。
 
 それがここ2年くらい、私は仕事に余裕がもてなくてお留守にしていた。
 歳のせいで仕事においつかなくて、精神的に追い詰められているのです・・・
 
 数日前に妻が、「お嫁さんが蕎麦を食べに行きたいと言っている」と、私に言った。
 
 めずらしいこともあるな、と私は思った。
 おとなしくて、遠慮深いタイプのお嫁さんが、自分から食事にいきたいなんて?
 しかも、どちらかというと、ご飯の好きな人が?
 
 その後、私はそのことを忘れていた。
 
 すると、妻がまた言った、「せっかく千絵(嫁さん)さんが言ったのだから、お蕎麦を食べにいきましょう」
 
 その件を思いだし私は、「そうだね、一緒に行ってくれるなんて嬉しいことだものね」と応じた。
 妻は、「そうですよ。年寄りを避ける家が多いのに、ありがたいことです」とつぶやいた。
 その通りだと思う。
 ありがたいことです。
 
 さっそく、この連休に行ってきた。
 自分の家でつくっている信州蕎麦屋。
 客を見込んで11時20分に着いたのに、横浜、はじめ県外の客がずらりと並んでいる。
 1時間まち。
 
 孫と遊びながら順番をまった。
 でも心は温かかった。
 
 大盛りでいただいた。
 何とも言えない肌ざわり、ツルリ感。
 
 お嫁さんは、自分から言いはじめたことなので、請求書を自分のもとに置いていた。
 食べ終わった私は、「おいしかった、またこようね」と言って、笑顔で請求書をとった。
 
 家に帰った時に、お嫁さんは、「ありがとうございました」と、妻と私に礼を言った。
 「こちらこそありがとう」と妻が言った。
 
 千絵さんは店の人から、「3日前から新蕎麦になったばかり」と、聞いて大喜びだったそうだ。
 あとで、妻が教えてくれた。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 

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