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この幸せ
1歳4か月の孫は、茶入れの中蓋をつまんで開けた私の動作に興味をもった。
自分では開けられないので、私になんとかしろという、「アー」という母音をあげる。
「アー」だけの変化でなんでも通じるのである。
私は孫が自分で開けることができるように、中蓋を浮かしてあげる。
「できた」とばかりに、孫は感動の「アー」をあげる。
喜び輝くような顔。
すると次に、それを「閉めろ」と要求。
孫が開けられるように軽く閉める私。
再び開けることができて喜ぶ孫。
何回も同じことをしても、飽きることなく、できて感激する孫の顔。
時にはもっと大きな喜びを得られるように、きつく閉めて孫ができないようにする私。
開けられずに、不満の声と助けを要求する孫。
彼が開けられるように、少し浮かす私。
孫は、また中蓋をあけることができた。
大きな喜びの孫。
何回も飽きずに要求。
中の茶をこぼさないで彼が遊べるように、準備してあげる私もいささか飽きがくる。
耐えきれなくなったころに,お父さんが(息子)帰ってくる。
一緒に、お嫁さんと二人の孫が彼らの家に(敷地内)に帰った。
妻と私は黙ったまま、いつもの通りに動く。
お嫁さんが用意してくれた夕食をあたためて食べ始める。
静かなひととき。
静かな時の流れ。
静かな空気の漂い。
何も言わないでも妻の気持ちと私の気持ちは一緒。
「幸せだね」と私はぽつり。
「ええ」と妻。
孫がいてあの喧騒があったからこそ、今、妻と二人だけのこの静かな幸せをかみしめられる。
いつも二人だけの、こんな静かさの中にいたら?
思っただけで、私は身震いを感じた・・・
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息子夫婦と一緒に
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我が家もレイテ島
孫が保育園から、プール熱病のウイルスをもらってきてパンダのよう両目になっって、咳がひどい。
少し治りかけたら、弟(1歳4か月)の両目がお岩さんのようにただれて、目があかない。
ひどい病気です。
幼い子供だけに心が痛む。
でもプール熱病の薬は、風邪と同じで、風のように寝てなおすだけだそうです。
二人とも、顔の表情は一晩でかなり治り、3日ほどでほぼ全快。
咳と鼻水は相変わらず続いている。
もう2週間になる。
そういえば、私も同じようにひどくはないが、喉と鼻がやられている。
もう3週間にもなる。
ルゴールの御世話になっている。
今年の風邪はしつこい。
というまに、難病の妻に風邪がうつった。
病院で慎重な対応をしていただいて、家で眠っている。
もう1週間ちかくなり、やっと起きられるようになってきた。
すると昨日、嫁さんが微熱を発した。
ひどくならないように、「食事はオレがつくるから、母屋にこなくていいよ」と、言ってあげた。
でもまだ治りきらない二人の孫の世話もあり、どっちがいいのやら?
お昼にはパンを買ってきて届けてあげた。
夜には、お蕎麦をゆでて、届けたあげた。
野菜は、私の家庭菜園のレタスと小松菜のお浸し。
今日は、おかずをスーパーからかってきて、レンジであっためてあげた。
「もう大丈夫」と言っている。
気が張っているので、早く治ったのかな?
それとも、遠慮もあってそう言っているのかな?
我が家にもレイテ島の想定外の台風が上陸中・・・・
今朝は、暖かい味噌汁を届けてあげるぞ!
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桜の花びら
どの母親も、自分の赤ちゃんは世界一可愛い赤ちゃんと思えることでしょう。
自分の乳房にすがりき、命を預ける赤ちゃんの顔、
一日一日と殆んど寝ずに世話をし、だんだんと大きくなり、笑顔を見せるまでになった赤ちゃん、
周囲の人は、赤ちゃんはどの子も同じように可愛いと思っていても、
でも母親にとっては、我が子の笑顔は他のどの子よりも可愛く、どんなダイアモンドよりも美しく見えることでしょう。
それで当たり前
また、そうでなくてはいけない。
我が家の6か月のタッチャンも、日ごとに可愛さがましてきている。
50日早くうまれたが、標準の大きさになったそうだ。
周囲の呼びかけに笑顔がでる。
その笑顔の可愛いこと。
目鼻立ちは普通だと思っていたが、日ごとに気品にみち、凛々しい顔になってきた。
目の光も聡明さをうかがわせる。
ジイの私がそう感じるのだから、お嫁さんはきっと胸の内では可愛くてたまらないことでしょう。
彼女は控え目な性分なので、何も言わない。
それでジイは彼女に自信がつくように思ったことを遠慮なく言う。
曰く;
整った顔立ち、しかしただの可愛さではない、凛々しく男の子らしい顔、男の子はこうでなくちゃ。
この目の光は、普通の子供ではない、リーダーとなる優秀な子供の光。
お嫁さんは、いつも何も言わないで聞いている。
私にはお嫁さんの気持ちがわからない。
少しは、嬉しそうな顔をしてもいいのに、思う。
昨日、早産の赤ちゃんが受ける毎月の検診のため、お嫁さんはタッチャンを病院に連れて行った。
いつも終わるのに時間がかかる。
やっと無事に帰ってきた。
茶の間にはいってきたお嫁さんが、顔いっぱいに笑みをうかべている。
そして、喋らないではいられないように口を開いた。
「周りにいたお母さん方が皆、タっちゃんのことをカワイイって言うの。それに今日は丁度タッチャンを取り上げてくださったお医者さんが当番だったのですけど、男の子らしく凛々しくなった、とおっしゃったの。看護婦さんたちもみな、カワイイって抱っこしてくださったんです」
彼女は一気にしゃべった。
私と妻もうなずきながら、ニコニコ。
私は確認するかのように、「それで、お母さんから見ても、周りのどの赤ちゃんよりもタっちゃんは可愛く見えた?」
彼女は、ニコっとして、「はい」と応じた。
こんな率直な彼女を見たことはなかった。
水に浮かぶ桜の花びらのように彼女の顔は朱色に輝いて見えた・・・・・
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なっちゃん
昨日、畑の野沢菜の上に、初雪がうすく積もりました。
待っていた瞬間です。
でも昨日の朝の気温はマイナス1度。
もっと冷え込んで欲しかった。
野沢菜は雪にあい、冷え込みに耐えるとノリが出ておいしい漬物になるのです。
マイナス1度ではまだまだです。
ですけど今週の天気予報では、月曜日の今日は快晴ですが後は雨が続き、週末は雪とのこと。
それでお茶の先生のところに、雪がつもっては採ることが大変ですので、昨日に野沢菜を採って差し上げることに決めました。
先生は一人住まいですので、7キロもあれば漬物は大丈夫でしょう。
カブから切って、葉の上の方を切り整え差し上げました。
今年の野沢菜はまあまあの出来でした。
愛情のかけかたが少し足りなかったと反省です。
野菜でもこまめな世話による愛情によって育ちが大きく違うのです。
まして人の子においてをや。
夕方、孫のなっちゃんに絵本をよんであげました。
そのあと、ひらがなの問題をだす遊びをしました。
「問題です」と言うと、目を輝かせて乗ってきます。
こんな遊びでお父さんやお母さん、おじいちゃんとおばあちゃん、弟のテッちゃんの字を拾えるようになりました。
絵本のひらがなも大分拾って読めるようになりました。
今のうちから、バイオリンかピアノを習い始めるといいのですが、これはお父さんとお母さんの分野です。
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なっちゃん
妻とお嫁さんに、薄茶をたててだしました。
お菓子は和三盆です。
最初になっちゃんを含めて、妻とお嫁さんとで和三盆をいただきました。
なっちゃんは何とも言えない甘味に言葉もでません。
最初に妻に茶をだしました。
続いてお嫁さんに。
たてている私の和三盆が残っています。
するとなっちゃんは、ダイニングのテーブルから私の好きな漬物をもってきました。
そして妻に、「おばあちゃん、おじいちゃんは漬物が大好きでしょう」と、ニコニコ顔で言いました。
おばあちゃんはとっさに察して、おほほ、と笑い声をたてて、「おじいちゃん、なっちゃんがおじいちゃんに漬物をもってきてくれましたよ」
なっちゃんは、なんか半分申し訳なさそうな顔で、私をじっとみつめていました。
私も、ハハハハ、と笑い声をだしながら、「なっちゃんどうぞ」と、和三盆をなっちゃんに差し出しました。
なっちゃんの嬉しそうな顔。
表現ができません。
私の胸の中だけに収まっています。
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