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芥川賞を受賞したこの作品。
いつも芥川賞受賞作は全文掲載された文芸春秋を買うことにしてる。
読み終わった後で書評を読むのが楽しいんだな。
読み終えての感想は、形式がくどい、でも内容はおもしろいって感じかな。
形式については賛否いろいろあるだろうな…自分は内容重視だからあまり気にならないけど。
でもなんでこんな形式になったのかを考えてみた。
たぶん小説的に見て、作者は叔父さんの立場に立つことは不可能だったからだ。つまりアサッテの人である叔父さんの立場で小説を書くとアサッテを認識したアサッテになってしまうからだ。結局凡人である叔父さんがアサッテを作為的に語ってる小説になってしまう。異常人格者が自分のことを異常人格だと認識して書くことに矛盾があるのと同じだ。だから客観的に観察する目が必要だった。
ただ、単純に作者の視点で書こうとすると、作者の視点からのバイアスがかかる。でも作者はそのことを望まなかった。作者が言うように、アサッテは作為を逃れたところにあると考えていたから。
この2点につきるのかな。言葉にする時点ですでにバイアスはかかっているのだけど。
ちなみに、アサッテが作為になって矛盾してしまうところもあった。それはいいのかなぁ。
つまんないな、形式についていろいろ考えるのって。
ただ作者の視点が見えないのはどこか寂しい。
内容は悲しいね。重い。でも暗くなりすぎてないのは客観的に観察することを徹底したからかもしれない。ところどころ吹きだしてしまうところも…。
なんか単なる感想がややこしい文になってしまった…ややこしい本だからだ(−"−X)感想すら書くのが難しい。。。
久しぶりに面白い新書を読んだので、そちらも記事にしたい。。。明日にでも。
*明日山に行きます!
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