李英愛研究

ネットの記事でイ・ヨンエさんに迫ります

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中国の梅

① 自分は梅干を日に二〜三粒は食べている。おにぎりに入れたり、スパゲッティのソースや煮物を作るときに入れたり、お茶漬けに使ったり、白湯を注いで飲み物にしたり、そのまま食べたりする。何もないときには、小麦粉を練ってみじん切りにした梅干を混ぜて薄焼き煎餅もどきのおやつを作ったりする。

 以前は、原材料も日本産とおぼしき製品を買っていた。切ない話だが、梅干はスーパーなんかで買って食べる以外にツテを持たない。塩分が20%弱でひたすらすっぱくしょっぱい梅干が好みである。これは日に二〜三粒では多いような気もするが、まあ仕方ない。そして、大粒で立派な体裁の梅干だと一粒最低百円というのが相場である。

 今は、梅干一粒に百円をまわすことが出来ないので、安価な梅干ばかり食べている。安物には鰹節等を入れて柔らかい味にしたものが多い。軟弱な味であるが、それでも梅干が食べたくて味には目をつぶっている。これは「調味梅干」という正式な呼び方があるようだが、一粒20円以下で、それほど大粒ではない。塩分も7〜8%なので毎日食べても一応安心だということにして、「貧すれば鈍す」を地で行っている。この梅干、原材料は中国産である。梅は中国原産らしいし、梅干も古代に向こうから伝えられたらしいのでとりあえずよしとしている。

 かつて、中国産のほうれん草だったか、残留農薬の話が出て、それ以降スーパーでの買い物の際、向こうから来た野菜は避けるようにしてきた。冷凍ギョーザの事件以降、加工食品の食材も原産国の表記を注意して見るようになった。例えば、高菜チャーハンを食いたくなって安価な油炒めの高菜を探すとほとんどが中国産である。ニンニクなんかも、醤油漬けでもやろうかと探してみると、一株ずつ2〜3百円で売られているのは白根のニンニクかどうかわからないが日本産で、四〜五株100円くらいで売られているのは中国産だ。
 
 しかし、加工食品や香辛料はともかく、生鮮野菜で中国産というのは少なくとも自分の利用する近隣のスーパーには置いていないようだ。たまねぎは豪州産や米国産をよく見るし、緑黄色野菜はほとんど日本産である。極安のレギュラーコーヒーにはひょっとすると中国の海南島あたりで採れた豆が入っているかもしれないし入っていないかもしれない。また、メラミン入りの乳製品は相変わらず中国の市場に出回っているようだ。少なくとも中国純正(?)の加工食品はいまだにリスクが大きいかもしれない。向こうで作られた食材も、手を出さない方が賢明かもしれない。しかし、いつのまにか自分は中国産の梅で作られた梅干を食べている。

② 近所に大手コンビニ系列の100円ショップがあり、最近はここで買い物をすることが多くなった。スリランカ産と表記のある紅茶は切らさず買っている。ティーバッグ20袋で税込み105円という信じられない安さであるが、バランスのよい味がする。これにエジプト産のイチゴジャム105円を入れて飲んでいる。ジャムの方は山型食パン105円にぬって食べることもある。付け合せに、キャベツ(日本産?)105円のみじん切りに米国産のスイートコーン105円を混ぜ、醤油ベースででっちあげたドレッシングをかけて食べている。

 先日、かつて入手したMP3プレイヤー(NOMAD)がガラクタの中から出てきた。調べてみると、入れっぱなしだった電池がわずかに液漏れしていた。幸い、韓国製の32MBのメモリカードは装着されたままだった。マイクロドライヴなんかは装備していないし、カセットプレイヤーのような機械的可動部分がないので、10年近くほったらかしにしても電池を換えたら問題なく使える。単四電池(4本)105円である。で、電池を買うついでにインナーイヤー型のヘッドフォン105円も入手した。中国製のヘッドフォンは低域がだぶついて音がこもり、高域も貧弱であるが、使えないこともない。イチゴジャム入りの紅茶を飲みながらココナッツサブレ105円をかじりつつ、The Band + Eric Clapton の 'Last train to Memphis' を聴いた。

③ 日本が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に前向きに取り組むという話が出ている。全国の行政の首長の多くは10%程度の消費税を望ましいものと捉えている。一人の都市賎民としては環太平洋地域の諸外国の食材や消費財が安価に入手できることになりそうなので、少々気になるところである。しかし、直接・間接に競合する農産物を生産している農家の方々にしてみれば死活問題だろう。新しい発想で「競争力」を身につけるなんていうことは一朝一夕に出来るものでもない。また、産地直送の"ブランド野菜"や有機農法による"安心野菜"みたいなものも出回ってはいるが、ああいうものに暢気にカネを使える消費者ばかりではない。こと食料品に関して、最大の購買意思決定要因が価格であるという消費者が大多数ではないだろうか。

 韓国は農業団体や進歩系(左翼系)団体の体を張った反対闘争にもかかわらず、FTA(自由貿易協定)を次々に締結して(加工)貿易立国の線を推し進めているが、日本はEPA(経済連携協定)に関して「取り組み」や「継続審議」、「国内調整」あたりで足踏みしている。TPPの話も、日本という国では「前向きな取り組み」の線を一歩も出ず、新聞ネタとして続いていきそうな気がする。

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