李英愛研究

ネットの記事でイ・ヨンエさんに迫ります

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 11月23日午後2時34分頃、ヨンピョンド(延坪島)北方に位置する北韓(北朝鮮)のケモリ(犬の頭)海岸砲基地から砲撃が始まった。ヨンピョンドから近海にかけて海岸砲および曲射砲砲弾が次々に着弾し、駐留中の海兵隊兵士やヨンビョンド住民が死傷した。100発以上を発射したた攻撃は2波にわたって1時間以上続き、午後3時41分頃やんだ。

 [ニューシス]による時間帯別主要状況は以下の通り。
▲午後2時50分=推定7〜8発の爆弾がヨンピョンド村役場近隣で爆発したとKBS速報で報道
▲午後3時8分=軍は"北海岸砲基地近隣からK−9自走砲数十発の対応射撃"をしたと発表
▲午後3時19分=合同参謀本部は"北朝鮮が23日午後2時34分頃ヨンピョンド付近に数十発の海岸砲を発射し、このうち数発は住民たちが暮らしているヨンピョンド[の村落]に落ちた"と明らかにする。軍はチンドッケ一号を発令
▲午後3時24分=軍人4名が重軽傷を負ったと確認
▲午後3時26分=合同参謀本部は"軍当局が北朝鮮の海岸砲発射に対応して局地挑発最高対備態勢の'チンドッケ一号'を発令した"と発表
▲午後3時40分=スウォン(水原)の空軍第10戦闘隊所属のF−15、F−16戦闘機非常出撃
▲午後3時42分=イ・ミョンバク(李明博)大統領が首席秘書官会議を終えた後'緊急安保長官会議'を招集
▲午後4時2分=インチョン(仁川)警察は甲号非常発令。軍、北側に射撃中止電話通知文発送
▲午後4時4分=重傷者4名を国軍首都病院に移送中に1人死亡
(その後、このときにさらに一名が死亡したことを確認-訳注)
▲午後4時17分=ヨンピョンド住民1600人余りが防空壕に全員待避
▲午後4時25分=海洋警察、ソヘ(西海;黄海)で操業中の船舶87隻に帰港措置
▲午後4時36分=行政安全部、全公務員に非常待機令発令
▲午後4時39分=イ大統領は首席秘書官会議で"きっぱりと対応するものの、状況が悪化しないように万全を期しなさい"と指示

(再々訂正 11月24日)リンクの誤りと冒頭部分の誤りを訂正。
(再訂正 11月24日)その後の[朝鮮日報]の記事(ユ・ヨンウォン軍事専門記者)により冒頭部分を再訂正。
(訂正 11月24日)その後の[聯合ニュース]記事により冒頭部分を訂正。

[朝鮮日報](11月24日)[北 ヨンピョンド(延坪島)砲撃] [我が方の対応の疑問点①]合同参謀本部"北砲弾数十発"…住民たちは"数百発"
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2010/11/24/2010112400097.html
[聯合ニュース](日本語版 11月23日 22:28)再差し替え:延坪島に北朝鮮が砲撃、韓国軍兵士2人死亡
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2010/11/23/0900000000AJP20101123007700882.HTML
[聯合ニュース](日本語版 11月23日 18:43)北砲撃による韓国兵死亡者2人に、16人が重軽傷
http://japanese.yonhapnews.co.kr/Politics2/2010/11/23/0900000000AJP20101123005800882.HTML
[ニューシス](11月23日 18:20:33)[ヨンピョンド被撃]北海岸砲射撃時間帯別主要状況
http://www.newsis.com/ar_detail/view.html?ar_id=NISX20101123_0006784239&cID=10201&pID=10200
 今回の攻撃では相当数の民家が焼け、民間人数名が負傷している。軍人の死傷者は海兵隊の兵士たちだった。死んでいった兵士たち、傷ついた兵士たちの年齢をみると切なくなる。そして、韓国側の対応射撃で向こうの海岸砲陣地にも被害が出ているに違いない。怪我をしたり家財を失った民間の方々も、そばづえを食わされた、などという話では気がおさまらないだろう。

 以下は[ニューシス]による死傷者の一覧。

◇戦死者▲兵長ソ・ジョンウ(22・クァンジュ(光州)広域市) ▲二等兵ムン・グァンウク(20・チョンブク(全北)クンサン(群山))
◇重傷者▲兵長チェ・ジュホ(21・プサン(釜山)) ▲上等兵キム・ジヨン(21・キョンギ(京畿)) ▲一等兵ハン・キュドン(19・ヤンサン(梁山)) ▲キム・ミョンチョル(20・インチョン(仁川))) ▲キム・ジングォン(20・テグ(大邱)) ▲パク・ポンヒョン(21・インチョン(仁川))
◇軽傷者▲下士オ・インピョ▲下士パク・ソンヨ▲下士キム・ソンファン▲兵長キム・ヨンソプ▲上等兵ソ・ジェガン▲一等兵チョ・スウォン▲一等兵イ・ジンキュ▲一等兵キム・インチョル▲一等兵グ・キョソク▲一等兵イ・ミヌク

[ニューシス](11月23日 19:37:21)[ヨンピョンド被撃][表]戦死者および重・軽傷者名簿
http://www.newsis.com/ar_detail/view.html?ar_id=NISX20101123_0006784929&cID=10201&pID=10200

 地図でヨンピョンドをみるとNLL(北方限界線)のすぐ南で、対岸の北韓(北朝鮮)の領地の方が韓国の領地より近く見える。この島に1600人以上も暮らしていることにまず驚いた。明らかに自走砲の駐屯地を狙った照準射撃であるが、命中精度はそれほど高くないようだ。仮に「巻き添え」だとしても、民間人の居住地域への着弾が多いように思った。また、空軍の出撃が一時間以上経ってからというのも気になった。コトがコトだけに、事実確認に念を入れているのだろうか。

 北韓(北朝鮮)が手詰まり状態で焦りだしているにしても、1953年の休戦協定以来、北の「軍事挑発」で民間人が生命や財産を脅かされたことはなかったようなので、今回の砲撃は「攻撃」と呼ばざるを得ない。伝家の宝刀を抜いて、ウラニウムによる小型核弾頭を開発したか開発中という対米宣伝を行い、いわゆる「瀬戸際戦術」に走っていることが報道された直後の時点である。

 チョンアン(天安)艦を撃沈しても南側は腰が引けていた。おまけに親北・従北勢力は攻撃の矛先を韓米政府に向けて結果的に北を擁護した。中国も見て見ぬ振りを通した。「キチガイに刃物」とか「バカにつける薬はない」などという言いまわしがあるが、北の為政者連中はこの程度の「攻撃」では全面戦争はおろか局地戦さえ生じないだろうなどと無い知恵を絞ったのだろうか。あるいは軍部が「軽い暴走」でも起こしたのだろうか。

 [聯合ニュース]の解説記事によれば、韓国国内の北朝鮮専門家たちは前例のない事態に'衝撃的で深刻な状況'という反応を見せた。北朝鮮がこのように途方もない挑発を行った背景には、とりあえず南北関係と対米関係の膠着局面を揺さぶってみようとする意図があるとのこと。「また、わが軍が西海(黄海)上で進行中の護国訓練に対して北側が抗議したということはわかるが、今回の海岸砲攻撃が偶発的に発生した可能性はないと専門家たちは口をそろえた」のだそうだ。

 いったいなぜこんな馬鹿げた「攻撃」を今ごろ行ったのだろう。北韓(北朝鮮)は、とくに2000年の'北・米共同コミュニケ'以降、何としても米国と「二者会談」を行って、現行の停戦協定を「和平協定」の如きものに格上げし、自らの格も上げようとしている。このコミュニケに関して、「今月に入り、北朝鮮を訪問した米国の核専門家たちに北側が何度も強調した」のだそうだ。大国である米国と対等に「和平会談」を行い、韓半島(朝鮮半島)における唯一の正当な政府であるという自らの主張にハクをつけつつ、韓国戦争(朝鮮戦争)の後始末を格好よく行いたいのだ。自分には卑屈な植民地根性の焼き直しぐらいにしか思えないのだが、「韓半島(朝鮮半島)の軍事的不安定性」という惹句で米国の気を引こうという話なのだろうか。

 向こうの軍部はいまだに韓国戦争(朝鮮戦争)の「武勲」でメシを食っている老人が仕切っているようだ。世襲による代替わりが決まったので、律儀に「軍人の本分」を誇示したのだろうか。対内的には、極限に近づきつつある国内の矛盾から目を逸らし、金王朝存続のためのカンフル剤になりうるかもしれない。

[聯合ニュース](11月23日 17:23)<北、ヨンピョンド砲撃なぜ?・・・"6者会談など膠着局面を揺さぶるため">
http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2010/11/23/0511000000AKR20101123181700014.HTML?audio=Y

中国の梅

① 自分は梅干を日に二〜三粒は食べている。おにぎりに入れたり、スパゲッティのソースや煮物を作るときに入れたり、お茶漬けに使ったり、白湯を注いで飲み物にしたり、そのまま食べたりする。何もないときには、小麦粉を練ってみじん切りにした梅干を混ぜて薄焼き煎餅もどきのおやつを作ったりする。

 以前は、原材料も日本産とおぼしき製品を買っていた。切ない話だが、梅干はスーパーなんかで買って食べる以外にツテを持たない。塩分が20%弱でひたすらすっぱくしょっぱい梅干が好みである。これは日に二〜三粒では多いような気もするが、まあ仕方ない。そして、大粒で立派な体裁の梅干だと一粒最低百円というのが相場である。

 今は、梅干一粒に百円をまわすことが出来ないので、安価な梅干ばかり食べている。安物には鰹節等を入れて柔らかい味にしたものが多い。軟弱な味であるが、それでも梅干が食べたくて味には目をつぶっている。これは「調味梅干」という正式な呼び方があるようだが、一粒20円以下で、それほど大粒ではない。塩分も7〜8%なので毎日食べても一応安心だということにして、「貧すれば鈍す」を地で行っている。この梅干、原材料は中国産である。梅は中国原産らしいし、梅干も古代に向こうから伝えられたらしいのでとりあえずよしとしている。

 かつて、中国産のほうれん草だったか、残留農薬の話が出て、それ以降スーパーでの買い物の際、向こうから来た野菜は避けるようにしてきた。冷凍ギョーザの事件以降、加工食品の食材も原産国の表記を注意して見るようになった。例えば、高菜チャーハンを食いたくなって安価な油炒めの高菜を探すとほとんどが中国産である。ニンニクなんかも、醤油漬けでもやろうかと探してみると、一株ずつ2〜3百円で売られているのは白根のニンニクかどうかわからないが日本産で、四〜五株100円くらいで売られているのは中国産だ。
 
 しかし、加工食品や香辛料はともかく、生鮮野菜で中国産というのは少なくとも自分の利用する近隣のスーパーには置いていないようだ。たまねぎは豪州産や米国産をよく見るし、緑黄色野菜はほとんど日本産である。極安のレギュラーコーヒーにはひょっとすると中国の海南島あたりで採れた豆が入っているかもしれないし入っていないかもしれない。また、メラミン入りの乳製品は相変わらず中国の市場に出回っているようだ。少なくとも中国純正(?)の加工食品はいまだにリスクが大きいかもしれない。向こうで作られた食材も、手を出さない方が賢明かもしれない。しかし、いつのまにか自分は中国産の梅で作られた梅干を食べている。

② 近所に大手コンビニ系列の100円ショップがあり、最近はここで買い物をすることが多くなった。スリランカ産と表記のある紅茶は切らさず買っている。ティーバッグ20袋で税込み105円という信じられない安さであるが、バランスのよい味がする。これにエジプト産のイチゴジャム105円を入れて飲んでいる。ジャムの方は山型食パン105円にぬって食べることもある。付け合せに、キャベツ(日本産?)105円のみじん切りに米国産のスイートコーン105円を混ぜ、醤油ベースででっちあげたドレッシングをかけて食べている。

 先日、かつて入手したMP3プレイヤー(NOMAD)がガラクタの中から出てきた。調べてみると、入れっぱなしだった電池がわずかに液漏れしていた。幸い、韓国製の32MBのメモリカードは装着されたままだった。マイクロドライヴなんかは装備していないし、カセットプレイヤーのような機械的可動部分がないので、10年近くほったらかしにしても電池を換えたら問題なく使える。単四電池(4本)105円である。で、電池を買うついでにインナーイヤー型のヘッドフォン105円も入手した。中国製のヘッドフォンは低域がだぶついて音がこもり、高域も貧弱であるが、使えないこともない。イチゴジャム入りの紅茶を飲みながらココナッツサブレ105円をかじりつつ、The Band + Eric Clapton の 'Last train to Memphis' を聴いた。

③ 日本が環太平洋戦略的経済連携協定(TPP)に前向きに取り組むという話が出ている。全国の行政の首長の多くは10%程度の消費税を望ましいものと捉えている。一人の都市賎民としては環太平洋地域の諸外国の食材や消費財が安価に入手できることになりそうなので、少々気になるところである。しかし、直接・間接に競合する農産物を生産している農家の方々にしてみれば死活問題だろう。新しい発想で「競争力」を身につけるなんていうことは一朝一夕に出来るものでもない。また、産地直送の"ブランド野菜"や有機農法による"安心野菜"みたいなものも出回ってはいるが、ああいうものに暢気にカネを使える消費者ばかりではない。こと食料品に関して、最大の購買意思決定要因が価格であるという消費者が大多数ではないだろうか。

 韓国は農業団体や進歩系(左翼系)団体の体を張った反対闘争にもかかわらず、FTA(自由貿易協定)を次々に締結して(加工)貿易立国の線を推し進めているが、日本はEPA(経済連携協定)に関して「取り組み」や「継続審議」、「国内調整」あたりで足踏みしている。TPPの話も、日本という国では「前向きな取り組み」の線を一歩も出ず、新聞ネタとして続いていきそうな気がする。

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