李英愛研究

ネットの記事でイ・ヨンエさんに迫ります

折々に読んだ本

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  いよいよイ・ヨンエ関連でネタが無くなってきた。ここには折々に読んだ本のことを書いていこうと思う。韓国に関係のある本が中心になってしまう。最近読んでいるのがそういうものばかりだからだ。しかも、図書館や古本屋で入手するので近刊・新刊の類は極めて少ない。最初はハングルの勉強に使っている本や道具の話である。

  「NHK ハングル入門」梅田博之(日本放送出版協会 1985)
  自分にとってハングル学習の唯一の教科書である。リスニングの訓練には別売のカセット・テープが強い味方になる。途中に長い中断を挟んで15年以上手元にある。これ、20年も前の本なので現在韓国で使われているハングルとは微妙に異なるところがあるかも知れない。現代の生きたハングル会話を経験したことがないのであくまでも映画等からの憶測である。

  本書で使われている正書法は韓国文教部により告示され、1989年3月より施行された新しいハングル正書法に準拠しているそうである。その後改訂されたのかどうかは調べずに勉強している。以前、1/3以上学習が進んだ段階で正書法の但し書きを見つけたからだ。間抜けな話だが仕方ない。

  向こうの新聞記事を読んでいて難しい表現やピンとこない文章に出くわすと、この本をひたすらめくっている。この本は会話中心の構成である。通常の文章を読む際には別段の留意が必要なのだろうと予想しており、この本だけでは不足に違いないとも思うが、まず一冊完璧に身につけることを旨としているので何度も読んでいる。だが、いつまでたっても身に付かない。死ぬまで身に付くことはないだろうと考え、気を楽にして、この本を見てわかる限りで理解することにしている。

  巻末に「付録 資料編」というものがある。50ページ余りの付録である。辞書の引き方や手紙の書き方、基本文法概説などがあってとても充実している。「基本文法概説」はその名の通りコンパクトに文法事項をまとめてあり、本編と合わせて何度も読み返す際に便利な文法索引の役目も果たしている。また、「ジャンル別単語リスト」というのが付いていおり、これもありがたい。最低限覚えなければならない単語でのリストである。ただし、20年も前の基本単語であるからこれだけでは実際の新聞記事には歯が立たない。辞書が必須である。

  「セ(新)韓日辞典」編著 金素雲(徽文出版社 1968)
  この辞書の17版(1978)を使っている。ものすごく字の小さいやつだ。最近は年のせいか以前にも増して小さく見える。帯の惹句に『[無い言葉]が無い 徽文の[新辞典]最新決定版!!』と書かれている。この、感嘆符を二つ重ねているところに並々ならぬ自信がうかがえるのだが、それはあくまでも30〜40年前の話であろう。最近の新聞記事等の文章を読む際にはこの辞書では不足かなとも思う。同じ出版社の日韓辞典と合わせてとりあえず使っている。昔と違って現在は新しい語彙をたくさん収めた辞書が何種類か出ているのかも知れない。だが、昔はこれしか選択肢がなかったように記憶している。

  現在目にするハングル文書には原則として漢字が使われていない。同音異義語に悩まされることが多い。不明な言葉や不安な語句は辞書でひたすら調べる。それだけ自分の語彙が貧弱だということなのだが、漢字かな交じりの文章に慣らされた身としては不便な気もする。漢字を見て発音するまでもなく意味を拾っていく、という戦略が使えないのだ。いわばカタカナだけで書かれているので、漢語が出てくるとその読み仮名から元の漢語を判別するようなもどかしさを感じてしまう。つまり、日本語の文章と同じ心構えでつい読んでしまうのだ。日本語とハングルが似通った語順で文を構成するというところからくる落とし穴だと思っている。これは、英語やドイツ語を読む時の心構えで読解するべきなのだろう。向こうの記事を速読するときはなるべく音読して、文脈から判断して漢語の意味を捉えるようにしているが、なかなかうまくいかない。要するに学習不足なのである。

  ハングル文書でもう一つやっかいなのが外来語である。日本語の文章にも目に痛いようなカタカナ言葉が氾濫していることがある。あれがハングルになると謎解きに近いこともある。新聞記事で文脈がわかるときはそうでもないが、掲示板の書き込みなどでいきなりカタカナ言葉らしい表記があるとまごつくこともある。例えば米国大統領は日本語で「ブッシュ」と書く。向こう式だとこれが「ブーッシ」に近い発音となる。初めて見たときは一瞬、イラクと武士と何の関係があるんだ、などと頓珍漢なことを考えた。

  [韓国ヤフー]の辞書セット[ http://kr.dic.yahoo.com/ ]
  イ・ヨンエ情報を調べ始めた当初は専らネットの新聞の芸能欄ばかり読んでいたが、だんだん社会欄や経済欄、政治欄というふうに守備範囲を広げてしまい、手持ちの辞書だけでは対応できなくなった。もともと守備が弱い上にグラブも少しくたびれているのである。そこでネットの辞書を参照することにした。[韓国ヤフー]の辞書セットが安直で使い易い。ここの韓英辞典をよく使う。国語辞典も行き詰まったときに役立つ。

  [excite翻訳][ http://www.excite.co.jp/world/korean/ ]
  参照する記事が多くなると、引用したり要約したり、テキスト入力に時間がかかる。そこで機械翻訳に頼ることにした。[excite翻訳]はたまたま見つけた翻訳ページである。他にもあるのかもしれないがこれしか知らない。テキスト翻訳とウェブページ翻訳があり、テキスト翻訳のほうを多用している。記事をざっと見て、引用したい部分を翻訳し、メモ帳に貼り付けて修正する。修正せずにそのまま日本語として通用することは、まずない。文脈をそれほど考慮しないので、同音異義語で引っかかる。カタカナ言葉はまずまずの出来である。地名は別個に検討する。人名が漢字に変換されても無視する…等々、うまくすると要所要所を修正するだけで一応日本語らしくなる。テキスト入力の手間が省けて便利である。しかし、へたをすると全文打ち直しになって何のために機械翻訳したのかわからなくなることもある。論説文等のカタい文章では良い結果が出ることが多い。インタビュー等は手作業で訳した方が自然になる場合がほとんどだ。

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