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<この一年>
今年は年初からいろいろあった。まず、1月、年明けに香港WTO反対デモの逮捕者保釈請願書署名の話題が出た。そのときはギリシャでエアコンのCFを撮影していた。そのあと2月にはニューボテックによる会社設立の話が出て、すぐに訴訟を起こした。第56回ベルリン国際映画祭に、晴れの審査委員として参加する間際の話であった。ただし、その後だいぶ経ってから一応会社側と和解が成立したようで、この訴訟は取り下げられた。ベルリン国際映画祭で審査委員としての務めを果たし、主演男優賞の授賞も行うなど、大役を果たした後は広報の仕事が続いた。2月には台湾、上海と高麗人参の広報で中華圏を訪問し、慈善活動も行った。3月には中国の清涼飲料水のCFのお披露目で浙江省千島湖を訪問し、このとき小学校改築資金を寄付する。この小学校は李英愛小学校と改名し、10月には落成式が行われた。
4月に入ると第42回百想映画大賞で最優秀演技賞を受賞し、授賞式で故シン・サンオク監督への哀悼の意を表した。4月には、今度は某財閥系の高級家電の広報でシンガポール、北京と中華圏を訪問し、慈善広報を展開した。ただし、この時北京では手違いで寄付を出来なかったようだ。そして、5月には5年ぶりに日本訪問が実現した。これを当て込んだのか、「チャングム切手」みたいなものが発売されたりした。5月8日、NHKホールで行われたトーク番組収録とファンミーティングには、このブログを目にされた親切なファンの方のお情けで、自分も参加することが出来た。その後、某財閥系の高級化粧品のモデルに起用され、この財閥の専属キャラクターとしての印象を強めていく。6月にはいるとすぐに韓国ユニセフの「愛の素足で歩く大会」に参加し、祝辞を述べた。
7月にはうれしいことに今年二回目の来日が実現した。7月13日、新宿厚生年金会館で高麗人参の慈善ショーに出演し、寄付を行った。幸い、自分はこの時のイヴェントにも参加することが出来た。翌日には新宿高島屋のファン向けグッズ売り場でサイン会が行われた。そしてこの後、第43回大鐘賞映画祭で海外人気賞を受賞した。この日はヴェラ・ウォン(ワン)のドレスを着て登場した。その後、済州島で年末に開かれる「ファンミーティング・エキスポ」の広報大使を務めたり、某財閥系の各種CFを次々にこなしたりして夏場が過ぎていった。CFの海外撮影にはオーストラリアで行われたものがいくつかある。また、NHKが夏に取材して、インタビュー本が秋に日本で出版されたりした。秋にはフィリピンのシネマニラ映画祭で主演女優賞を受賞した。
大鐘賞以降、公の場に姿を現さず、もっぱらテレビCFで活躍していたが、10月には某財閥系の建築資材会社の社内パーティに出席している。韓国で人気のお笑い番組のギャグを使った同財閥系高画質テレビのCFも話題になった。そして、12月に入って久しぶりに公の場に姿を見せたのが昨年の青龍映画賞演技賞受賞者によって行われた12月7日のハンドプリンティング行事であった。その後、第27回青龍映画賞の主演女優賞を俳優シン・ヒョンジュンと共に発表・授賞してあでやかなところを見せてくれた。また、興行力パワーとか人気度とか、年末恒例の各種アンケートで変わらぬ人気者ぶりを示した。環境財団が選ぶ「世の中を明るくした77人」に選ばれたりもした。年の瀬の12月21日にはソウル市内の病院に赴いて寄付を行い、実に美しい笑顔を見せてくれた。そして寄付文化が定着することを願った。
<また一年>
国際的に脚光を浴び、仕事と慈善活動とを両立させ、充実した一年であった。だが、結局、今年は映画にもドラマにも全く出演しなかった。映画に専念するような発言もあったが、現在はドラマも含めてジャンルにこだわらずに次回作を選定しているとのこと。ドラマや映画に出演してはいないものの、CF撮影で全力で演技しているから彼女にしてみればそれほどカンには影響しないのかもしれないが、やはりCFと本格的な演技とは別物ではないだろうか。軽くふわふわしたロマンティック・コメディ風のシナリオを期待しているような発言もあったが、どうなんだろう。
あまりに生活感のある役柄は某財閥系の高級路線のイメージ作りに抵触するかもしれない。しかし、ここまで出演作がないのだから、むしろこの時期に、キムチのにおいのするような市井の女を演じるのも悪くないと自分は思う。いや、キムチでなくても、なんでもいいのだ。病院の消毒薬のにおいや役所の書類のにおい、自動車修理工場の油のにおい、美容室の化粧水のにおい、デパートの商品のにおい、街の屋台のトッポッギや串焼きのにおい、多くの食材が発する市場のにおい、図書館の本のにおい、書店の本と人いきれのにおい、農場の草いきれのにおい、古アパートの埃と汗のにおい、新築アパートの新建材のにおい、・・・なんでもいいのだ。最近、「希望は捨てろ、力を出せ」という惹句で新作映画をアピールした監督がいたが、彼女の新作は、「希望しか残っていなくても、明日に向かえ」という惹句が似合うような作品であってほしい。人を信じる女の話であってほしい。
来年は亥年(韓国:豚、日本:猪)で、年女のはずだ。ぜひ早めに新作に取り組んで、自らが生きる理由を見せてほしい。
<付記>
[マイデイリー]によれば、年明けに中国東北部、黒竜江省の省都ハルビンを訪問することが本決まりになっているようだ。ハルビンの名誉市民になるという話も出ている。「ハルビン氷雪祭り」の本開場が1月5日、その前夜祭の行われる1月4日から訪問するという。国交樹立から15年の節目の2007年は「韓中交流の年」だそうだ。ハルビンでは確か今年の7月に「安重根記念館」が竣工だったか開設だったかされたはずだ。ハルビンは韓国人・朝鮮人にとって特別な場所なのだ。中国の朝鮮族の人々にとってもそうかもしれない。…続報を待とう。
[マイデイリー](12月28日)「イ・ヨンエ、中国ハルビンの名誉市民になる」
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=16&articleid=2006122809574720094&newssetid=83
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