李英愛研究

ネットの記事でイ・ヨンエさんに迫ります

酸素のような女?

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笑う人

  テレビで韓国映画「おばあちゃんの家」を見終わり、うるさいコンピュータを起動して久しぶりに[dcinside]を覗いたら、なにやら盛り上がっている。韓国で新しいCFが放映されたようだ。関連書き込みを確かめず、すぐに見に行ったので最初は何のCFかよくわからなかった。何とかキャンバスというから、モニターかTVだろう。29秒あるCFの13秒後にやっと高画質テレビ(HDTV)のCFだとわかった。

  設定は昼間である。仕事がオフのイ・ヨンエは一人でテレビのお笑い番組を見る。前夜の放送を録画していたものと見える。テレビを見ながら自分もおどけて口まねをして笑う。タクシーだか自動車だか、「運転してー」「はやくしてよー」みたいなことを言いながら笑う。高画質のテレビが潤いを与えてくれた、久しぶりにくつろいで笑った、というストーリーである。

  …モノトーンに近い感じで撮られた映像は、イ・ヨンエ・ポートレイト集の趣がある。顔面アップのアングルが多い。最初からひたすら彼女の表情を追っている。自然な表情の変化を見せることが意図されている。様々な表情から、いわば「普段着の若々しさ」が感じられる。そして、それらが魅力的なことは言うまでもない。ただし、声を立てて笑っても、守るべき一線は守っている。ツンとすました感じはないが、おさえるところはおさえている。イ・ヨンエはやはりイ・ヨンエなのだ。

  自分は、声を立てて笑っている姿にこころが和んだ。これは、8月に行われたらしいインタビュー本「ヨンエの誓い」(NHK出版)の取材の時よりも後の仕事だろうか。あの本の写真より髪が若干短めに見えるが、8月より前に撮影されたものではないと思う。あの本の中に、両足がガリガリに細く見える写真があって、ダイエットの成果かなあと、ちょっと気になっていた。今回のCFでは足の太さまで確認できなかったが、調整が行き届いた映像は元気そうな様子を伝えているので安心した。というか、元気でなかったらCFに出てくるわけはないのだが。

  なお、11月18日だったかにソウルで行われる予定だったファン・ミーティングが最近キャンセルされたようだ。以前開催されたものと同種の「チャングム・ミーティング」である。現在、ウォン高が進んで1ドル700円台である。韓国から日本には来やすくなっているが、日本から行くのに二の足を踏ませることは間違いない。あんまり参加者がいなかったのではないかと憶測している。だが、詳しい事情は全くわからない。

<追記>
  「1ドル700円台」という意味不明の数字を直そうと為替レートをチェックしたら、今日(10月23日)の数字で「1ドル959ウォン」だった。100円=805ウォン。それほど円安ウォン高でもない。従って、上の最後の段落の憶測は成立しない。

<追追記:余計な妄想>
  [新浪教育](10月24日)によれば、中国浙江省千島湖の「李英愛小学校」で21日、校舎の改築と新しい施設備品の設置が完了して落成式が行われた。同記事には、『農夫山泉』ブランドのCFに出たイ・ヨンエが今年の初めにこの学校のことを知り、その後の寄付につながったいきさつが簡単に紹介されている。『農夫山泉』側は中国で展開されている募金事業、「一分銭“飲水思源”(一分のお金で“いまの幸福の根源を忘れない”)」に賛同して積極的にキャンペーンを展開しているそうだ。そういえば韓国でも「美しい1%募金」というのがあって、自分の収入の1%を募金するキャンペーンがあった。店の収益の一部を寄付する「美しい店」運動というのもあった。この運動の元締めと思われる「美しい財団」に、以前イ・ヨンエも寄付していたはずだ。

  「李英愛小学校」の一件については中国や韓国で批判がないわけではない。そのことを意識したわけでもないだろうが、落成式にイ・ヨンエは参加しなかった。落成式が21日で新しいCFの初放映が22日である。この二つを結びつけて考える蓋然性は全くない。しかし、自分にはあのCFの笑顔が千島湖の子供たちを祝福しているように思えてきた。後知恵による妄想である。(10月24日)

<追追追記:最新画像?>
  [韓国経済TV](10月25日)に、イ・ヨンエがCF出演している会社の創立記念日のパーティか何かに出席したときの映像が出ている。いつ行われたかは不明である。解像度のきわめて低いキャプチャ画像を見ると、紺色か濃青色か、ブルーオーシャン・カラー、みたいな無地の落ち着いたドレス姿で、胸に清楚なコサージュをつけ、ワイングラスを持って微笑んでいる。髪型のせいか、顔がふっくらして見える。隣にはこの会社の常務がいる。添付の動画像では一言、「**化学とともに成長します」という彼女の発言があるそうだ。おそらくこの画像が10月25日段階で最新のイ・ヨンエ画像であろう。追記ばかりしつこいが、話のついでに加えた。(10月25日)


[韓国経済TV](10月25日)の記事。動画像のキャプチャ画像が一枚付いている。
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview3.htm?linkid=197&articleid=20061025172935299e6&newssetid=1352
[韓国経済TVの動画像]300k(bps)のオーダーなのでダイヤルアップでは見られなかった。
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview3.htm?linkid=197&articleid=20061025172935299e6&newssetid=90#;

[新浪教育](10月24日)「李英愛小学校」の新規落成式の様子を伝える記事。
http://edu.sina.com.cn/l/2006-10-24/1113135771.html

[mncast]イ・ヨンエの最新CF。やや低画質のFlashムービーの形でぶら下がっている。
http://dory.mncast.com/mncHMovie.swf?movieID=10000052220061023163804
[スポーツワールド](10月22日)上のCFを紹介する記事。
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=4&articleid=20061022225958452d6&newssetid=746

戯言

  イ・ヨンエ本人の話題がネットに登場しなくなってから久しい。公式には7月の大鐘賞の授賞式以来である。香港ヤフーで検索しても7月の来日を伝える記事以降、最近まで記事がなかった。sina.comで中国本土の記事を検索しても、最近は[マイデイリー]などの韓国の記事を転載することも多い。それ以外はほとんど広告関係の話か美容関係の話で名前が引用されているだけである。韓国ヤフーで「イ ヨンエ」で検索すると、相変わらずヒット数は多いが、すべて名前の引用である。最近では、韓国人女性を配偶者とするオリバー・ストーン監督が来韓して、自身の誕生日の集まりで映画「親切なクムジャさん」でのイ・ヨンエの演技を褒めたとか、中国人俳優チャン・ツィイーとダニエル・ウーが新作映画のキャンペーンで来韓して、やはり同上映画でのイ・ヨンエの演技を褒め、ぜひ共演したいなどとそつのない話をしたことなどが報じられている。「クムジャさん」が出てきたので久しぶりにBoxOffice Mojoを覗いてみたら、この映画は米国でいまだに上映されている。9月21日付の数字で、147日間の上映で興行収入は$211,104である。いったいいつまでやるんだろう。

  確かイ・ヨンエは「韓流エクスポ」とかいう国家的キャンペーンの広報大使を務めることになっていたはずなのだが、チェジュ(済州)島で開催されるらしいこのイヴェントの記事がその後出てこない。彼女が次に公の場に顔を出すとしたらこれだろうと思って記事を待っているのだが出てこない。実は、先月、「家内安全」の本を手にした写真を見た時、てっきりこの時の「大長今テーマパーク」での撮影はヴィデオメッセージの録画なのかなと密かに直感した。仕事の撮影のような、そうでもないような、よくわからない写真だったからだ。そこから、広報大使の話は現在の彼女としてはいまひとつ乗り気になれないのではないか、というふうに憶測したのだ。千両役者が2人いるとなにかと不都合が起こる可能性が高い。で、これがヴィデオメッセージだとすると、10月になるか11月になるかわからないが、これが公開された時点で人差し指に指輪をしていては違和感を生じると計算したのではないか、という次の憶測が生まれた。つまり、左手薬指の指輪に対する確信が強まったのである。そして、正式発表は「韓流エクスポ」の前でなければならないという結論に達した。ただし、この結論は「正式発表が近いという予感」が前提である。

  この仮説の弱点は前提条件がなんら客観的根拠を持たない点である。なんらかの直接的伝聞証拠等に依拠したものでは全然無い。自分の心のどこかに、早く決めてほしいというお節介な気持ちがあるだけだ。絶対に決めてほしくないという願望が何回か反転してこうなった。したがって、雲をつかむような話である。戯言である。厚生年金会館の謝恩会での料理の話とか、大鐘賞の授賞式でVera Wangのドレスを着たこととか、最近放映されているマンションCFでの料理の盛り付けをする姿とか、あきらかにメイクのやり方を変えた最近の顔作り(特にZ:Inの一連のCF)とか、そうした情報がもとになっている。また、親戚の子供を連れてアニメ映画を見に行ったりするとか、最近ネットの掲示板で目にした身辺雑記的なうわさ話もそれを補強している。

  いや、もっと前から写真やCFのメイキング映像等で目にする雰囲気が昨年とは違うなと思っていた。最初は、ご本人かご家族のどなたかが病気にでもなったのかな、と思った。しかし、それならそれでマスコミに情報が流れないはずがない。そういう話はないようだ。また、コスダック企業による会社捏造事件で精神的に消耗したのかな、とも思った。しかし、イ・ヨンエ側は訴訟を取り下げて、あの件とは公には無関係である。その後会社の経営者が株を持ち逃げして後味の悪い展開を見せているが、これも違うようだ。ヴェニスやベルリンで世界の檜舞台に立ち、数々の映画賞も得て、以前よりも貫禄が出てきたのは事実だが、そのことともすこし違う。あるいは、今年は厄年なのかな、とも思った。しかし、韓国にも陰陽道があったか定かではないし、女の大厄は33歳である。これも違う。

  いずれにせよ、夏前後に公開されたポスターやCFの映像は完璧に調整(修正?)されているものの、あきらかに以前とは異なるイメージコンセプトが感じられた(ただし、自分にはあきれるほど素敵に見えた)。后(fo)やZ:Inのメイキング映像でのインタビューでは、年齢相応の落ち着いた雰囲気と控えめな態度で明るく語っている。これらを見て、意図的にコントロールされているはずの表のハレの顔や物腰に、意図されていない何かの兆しが現れているように勝手に思っていたのだ。その何かを端的に言えば、愛と笑いの夜、とでも呼ぶべきものである。

  …しかし、自分は単なる興味本位で正式発表を待っているのではない。上の仮説はあくまでも善意の仮説である。少なくともこの一年、このブログを続けられたことに感謝しつつ、彼女の人生の大きな節目を陰ながら見守り、祝いたいと思っている。…と思っているのだが、これ、ただの早とちりなのかなあ。

イ・ヨンエのサイン会

  ここ数日、イ・ヨンエの話題を日本語で読むことが出来る。幸せだ。NHKホールに出演した前回の来日の時も、昨年、映画「親切なクムジャさん」公開の時も、幸せだった。今回の来日に合わせたわけでもないだろうが、彼女のフォトエッセイ「とても特別な愛」の日本語訳が再刊されることが決まった。

  昨日(13日)行われた新宿高島屋でのサイン会及びプレス発表会の様子が[WOW!Korea](7月13日)で報じられている。人数限定(60名?)のサイン会に300名以上が集結し、イヴェントが始まると700名ほどになったそうだ。ここには行くことが出来なかった。この記事はありがたい。

  記者会見では、「実は私は、性格的に照れ屋なものですから、このような場所に立つのは恥ずかしいんですね。何度もこういったご依頼を頂いたのですけれども、ためらってしまって、なかなか来ることができませんでした。でも、日本は近い国ですし、近づきたいという気持ちでがんばろうと思って参りました。そんな小さな努力を、皆さんは大きなこととして受け止めて下さるのではないかと思います。どうか、暖かく見守って下さい。」とのこと。

  うーむ。イ・ヨンエは「無日」だと一応規定してしまった自分としては、感無量の発言である。イ・ヨンエの滞日がどれくらいなのか全くわからない。もう帰国してしまったのかもしれないが、出来ればオフの時間を作って温泉にでも行き、「素顔の日本」に触れてくれればいいなと思う。前回のNHKホールでも「地方を歩いてみたい」と語っていた。となりのおじさんやおばさんのような人々は日本にもたくさんいると思う。また、韓国の自然に負けないぐらい美しい自然がまだ日本にはある。

  次回作については、「映画『親切なクムジャさん』が、日本でも公開になりましたよね。1年前に撮った作品なんですが、非常にいい反応を得られました。私にとっては、女優として満足のいく役柄だったのですが、もしかしたら“チャングム”がお好きな方は“クムジャさん”は気に入らなかったかもしれないですね。次の作品は慎重に選んでいるところです。」ということで、具体的な言及はない。

  確かNHKホールの時も同様趣旨の発言があった。チャングムのイメージとの隔たりからクムジャさんがそれほど受けなかったのだろうという分析だ。この話は、特にチャングム人気が爆発的だった中華圏でのクムジャさんの不人気を説明する時に語られる。しかし、役柄のイメージのことを言うなら、映画「春の日は過ぎゆく」のウンスにくらべたらクムジャさんの方がよほど好ましいだろう。クムジャさんのイメージ自体は曖昧だったものの、少なくとも日本の観客にはそれほど悪い印象を与えていないと思う。逆に、女性観客が自己を投影しやすいイメージだったかもしれない。

  チャングムの好きな人がクムジャさんを気に入らなかったのではなく、あの映画は映画自体が中途半端で、チャングム=イ・ヨンエに好感を持っているだけの観客にとってはとらえどころがなかったのだと思う。パク・チャヌク監督の作風を評価し、併せてイ・ヨンエに好感を持つ観客以外の多くの人には戸惑いしか残さなかったのではないか。あの映画が「感動作」や「問題作」ではなく、「冷笑的なスター映画」だったところが日本でヒットしなかった原因だと自分は思う。評論家や映画祭の審査委員が何と言おうと、観客は正直に評価する。

  最後にファンに向けた一言で、「私、女優イ・ヨンエは決して“チャングム”のように完璧な人間でも、実力のある人間でもありません。時には皆さんががっかりすることもあると思いますし、私自身、至らない部分もあると思うんですね。皆さんと親しくなれるような機会に恵まれるよう、これからも努力したいと思います。そして、暖かな心を持って接して行きたいです。」と語っている。

  相変わらず謙虚である。同様趣旨の発言を何度も繰り返している。チャングムのイメージを穏やかに消していきたいのだろう。もうこうなると、早く次回作を決めて出演してほしい。情勢が調って高級クリームのコマーシャルなどが日本で流れても自分は受信できない。彼女の演技はやはり映画館で見たい。百済の都弥夫人や亡命作家イ・ミルク(李弥勒)の話でなくても良い。次は、韓国の美しい自然を背景にした映画に出てほしい。本格的な母親役に取り組むのも悪くない。できたら、人を信じる女の話を見せてもらいたい。ただし、山田洋次監督の「幸せの黄色いハンカチ」やチャン・イーモウ監督の「初恋の来た道」のような映画を期待しているわけではない。


[聯合ニュース](7月14日)14日付サンケイスポーツの報道を伝える記事。写真あり。
http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=15&articleid=2006071414432842501&newssetid=87
[ゆうコリア](7月14日)運営者用掲示板にある新宿高島屋サイン会のレポート。写真あり。
http://youkorea.jp/~youkorea/~dbop/ec/bb_read2.htm?topcode=002&msgid=0000002899&page=1
[WOW!Korea](7月13日)新宿高島屋サイン会のレポート。写真あり。
http://www.wowkorea.jp/news/News_read.asp?nArticleID=11432
[WOW!Korea](7月13日)新宿高島屋プレス発表会のインタビューのレポート。写真あり。
http://www.wowkorea.jp/section/FocusRead.asp?nArticleID=11473
[daum映画](7月12日)正官庄のほうの記者会見の写真。出所はREUTERSとある。
http://movie.daum.net/community/photo_scan/griffin/Photodo/read?bbsId=photo1&articleId=17471&pageIndex=1&searchKey=subject&searchValue=%C0%CC%BF%B5%BE%D6
[復刊ドットコム]『とても大切な愛』(最終得票数 216 票)の該当ページ。
http://www.fukkan.com/vote.php3?no=28610

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  蒸し風呂のような三光町界隈を歩きながら、最後にここに来たのはいつだろうかと思い出そうとするが、思い出せない。13時35分に厚生年金会館に着くと、長い行列が出来ている。行列は入口から建物正面左側のトイレの横を経てずっと奥まで続いている。行列は遅々として進まない。高島屋の紙バッグを持った方もちらほら見かけた。しばらく躊躇した後、奥に入っていって行列に加わった。14時開始は遅れそうだ。

  正面階段を上がると、大ホールへは「一般招待客」、「特別招待客」、「マスコミ関係」の三つの入口ができている。混み合っているのはもちろん一般招待客だの入口。入口を入るとカバンの中身をあらためられる。カメラによる撮影を極度に警戒している。座席券を受け取ると、2階席であった。こりゃいかん、また双眼鏡を持ってこなかった。ここの2階席は普通の3階席だよなあと、ちょっとがっかりしながら席に着く。客の入りは予想以上に少ない。2階席は半分以上空いているし、一階席にもぽっかりと空席地帯がある。特別招待席のようだ。

  イヴェントが始まると、舞台の装飾はディアギレフかヌレーエフあたりがトー・ダンスでもしそうな雰囲気である。大きなスクリーンがど真ん中にある。これがないと表情はわからないだろう。煙が立ちこめ、物真似タレントの余興が始まった。この人ははじめて見た。彼がやる物真似も、本物の方がうろ覚えなのでいまひとつピンとこなかった。その後、正官庄ブランドのプロモーションヴィデオ紹介や日本で生まれ育った韓国人女性の舞踊団による踊りなどが続いた。プロモーションヴィデオや製品CFは中国向けのもので、中国語が流れた。そして今回の謝恩祭の主催者による堅苦しい挨拶があってから、イ・ヨンエが登場した。NHKホールの時と同様にホール横の出入り口から現れて、観客と握手しながら通路を進む。ファンから花束を贈られた。

  今日の衣裳は白地に鮮やかな緑の葉がプリントされたワンピースであった。粗っぽく描かれた緑の葉はやはり粗っぽく黒く縁取りされている。品のよいトロピカルドレスという趣であった。そのすぐ後、生田智子さんが登場した。V字型の襟元にスパンコールが輝く、ふわっとしたフォーマルな感じの青っぽいドレスであった。生田さんは前回のNHKホールの時と同様に美しい。イ・ヨンエはNHKホールの時よりふっくらとした感じに見えた。むくんでいる(?)というと誇張になるが、あるいは体調がいまひとつだったのかもしれない。イ・ヨンエはファンに贈られた花束をすぐに生田さんにプレゼントした。彼女流の気配りなのであるが、このタイミングは難しい。イ・ヨンエのファンであると同時にNHKホール以来生田智子のファンになってしまった自分としては複雑な気持ちになった。

  イ・ヨンエと生田さんのトークショーは女性の司会者によって進められた。内容的には興味を引かれるものは少なかった。休みの日には何をしているのか、という質問に「料理を作って、食べます」などと答えていた。どういう料理を作るのか、肝心の質問は行われなかった。この人は料理はお母さんに任せっきりだと思っていたので少し意外だった。いよいよ本格的にアレなのだろうか。…で、「大長今の撮影で肉体的に厳しかった時、紅参(正官庄?)を飲んで助けられた。それまで紅参は飲みにくいと思っていたが、飲みやすく作られた製品がいろいろあるのを知った」などと、製品PRにも余念がなかった。今日の声は、NHKホールで聞いた声より半音低い感じだった。自信に満ち、力強く感じられた。貫禄があった。

  日本には、化粧品のコマーシャルの関係で月曜日(10日)から滞在しているとのことだった。LG生活健康の「后ファンユゴ(Whoo Hwanyugo)」のことだろう。ひょっとして日本でCF撮影でもしたのだろうか。前日(11日)は渋谷ですき焼きを食べて、とても気に入ったとのことだった。街を歩いたりもしたそうだ。夜の渋谷の繁華街だろうか。出来れば明治神宮あたりを散歩してほしかった。

  映画の話になって、イ・ヨンエは「JSA」と「親切なクムジャさん」の二作品に言及した。NHKホールでもそうだった。この話の時、背後のスクリーンにはクムジャさんのDVD映像らしきものが少し流された。司会の女性は「贈り物(ラストプレゼント)」が好きだと言ったが、イ・ヨンエは全く反応しなかった。日本では、話題になったパク・チャヌク作品以外はあえて無視する作戦のようだ。「ポムナルンカンダ(春の日は過ぎゆく)」のポの字も出ない。ウンスのその後が気になっている自分としてはとても残念だが、上の二作品に対する彼女の思い入れが強いなら、これは仕方ない。この時、昨年夏に中国で撮影された正官庄のCFのメイキングビデオが流された。これは確か上海で撮影されたと記憶している。台湾かどこかの監督が作ったらしい。「今後の作品の予定はないが、機会があれば日本の作品でも出たい」というようなことを語った。この人はどこへ行っても優等生で全くソツがない。

  この後、カムバックした森昌子が登場して「バラ色の未来」という歌を唄った。森昌子はまずハングルで挨拶した。昨今の日韓関係を考えるとまことに意味深な歌になる。新曲のキャンペーンもたいへんだ。そしてイ・ヨンエが舞台に残り、主催者が現れて、寄付金の贈呈が行われた。今回は1000万ウォン(百数十万円)を『世界中の子供たちにワクチンを』というNPOに贈った。この団体は1994年から活動し、ポリオなどのワクチンを海外支援しているのだそうだ。やはり韓国ユニセフの特別代表である。ナムサン(南山)での裸足で歩く大会やこうした寄付活動を長期間続けて、はじめて親善大使になることが出来る。正官庄の宣伝キャンペーンは契約に縛られた仕事であろうが、彼女としてはこの慈善活動こそが本意なのではないだろうか。贈呈する金額のパネルを前にして実に良い顔でカメラに収まっていた。

  最後にイ・ヨンエからファンへのプレゼントということで5名の幸運な観客が抽選で選ばれた。座席券の半券をひくのである。イ・ヨンエは1枚ずつひくなどというまどろっこしいことはせず、ドバッと5枚まとめてひいた。この人はやはり、胆力のある人なのだなとふと思った。そして幸運な5人は、チャングム人形やサイン入り色紙をもらい、ポラロイド写真によるイ・ヨンエとのツーショットに収まった。はしたなく品もないが、心底うらやましいと思った。しかし、この先何十年もこうしたイヴェントに参加し続ければ、いつかこういう幸運が訪れるかもしれない。楽しみを先に延ばしているのだと思うことにした。

  今回のイヴェントは韓国高麗人参公社とその日本側輸入元による「お得意様謝恩会」であった。お得意様には最終消費者と流通関係者が含まれている。イ・ヨンエも正官庄宣伝の仕事を上手にこなしていた。中華圏での経験がものを言っている。日本訪問が契約上最後の宣伝活動なのかどうかはよくわからない。帰りに報道関係の入口をちらっと見ると、正官庄をおおいに宣伝してもらうためにマスコミにも気をつかっていたように見受けた。ただし、マスコミによる写真撮影では彼女1人のポーズはなく、みんなツーショットだったように記憶している。マスコミの撮影する写真にも気をつかっているのだ。

  2時間ほどの謝恩祭が終わり、外に出て、久しぶりに厚生年金会館のまわりを歩いた。このあたりが「番衆町」と呼ばれていた頃、近くのアパートで暮らしていたことがある。今は「新宿5丁目」という味もそっけもない名前になった。自分が住んでいたアパートは昔と似た風情で残っていた。近くの床屋はモダンなガラス張りの「ヘアーサロン」みたいになっていた。医大の横の道はそれほど変わらないようだ。隣の四谷富久町の名前はそのままだ。蒸し暑いので抜け弁天の方まで行く気力が失せてしまい、新宿駅に戻ることにした。

  厚生年金会館の隣り、確か以前は俳優の船越英二の家があったと思われるところにビルが建ち、一階がコンビニになっている。暑気払いにコーンアイスを買った。チョコレート味である。それをかじりながら陸橋に登り、車の流れを見ていると、イ・ヨンエ一行の乗った車が靖国通りに出てきた。ファンが大勢列を成して見送っていたのだ。先頭の黒塗りの大型車にイ・ヨンエが乗っている。もう一台黒塗りの車とグレーのワゴン車が続く。信号待ちで少し停車した。そのまま車を見つめた。一行は四谷方面へ走り去った。

  今朝(13日)は高島屋でサイン会がある。今日も蒸し暑い日になりそうだ。昨日今日とソウル近辺は豪雨に見舞われている。イ・ヨンエはいつ帰国するのだろう。


<7月14日追記>
[毎日新聞msnネット](7月14日)今回の来日を報じた記事。写真がたくさんある。ただし解像度はいまいち。
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/geinou/200607/graph/14_2/index.html

Oriental Muse in Tokyo 2006

  一部で話題になっているように、イ・ヨンエがまた来日する。今回は高麗人参のキャンペーンである。当方、くじ運はめっぽう悪いのに、7月12日(水)に東京厚生年金会館で行われる「公社紅参 正官庄 謝恩祭」の招待券を入手した。応募葉書を出し、締め切りから一週間過ぎても音沙汰がないので半ばあきらめていたが、7月に入って招待券が送られてきた。感謝、感謝、多謝、感謝。で、これが立派な招待券で、どこかで見た覚えのあるイ・ヨンエの写真があしらわれている。主催は大韓民国人参公社、大木製薬株式会社、リブ・ラボラトリーズ株式会社の三者の名前が載っている。ずいぶん前に東京厚生年金会館( http://www.kjp.or.jp/hp_20/ )のページを覗いた時には、7月11日と12日が"Oriental Muse in Tokyo 2006"なる催しでふさがっていた。きっとこの謝恩祭の別名なのだろう。

  送られてきた大きめの招待券には当日の出演者の名前はおろかショーの構成すら書かれていない。「謝恩祭」と大き目の活字に目立つ色で印刷されている。そして、その活字を凌駕するように'Lee Young-Ae'白い飾り文字が読み取れる。彼女の写真もついているし、名前もデカデカと出ているのだから、イ・ヨンエが出演するのは間違いないのだろう。しかし、裏は真っ白である。A4版の「送付ご案内」を見てもショーの内容については詳細が書かれていない。一抹の不安が頭をよぎる。

  そこで、「正官庄( http://www.seikanshou.jp/ )」のホームページを見てみると、「イ・ヨンエと生田智子さんのスペシャルトークショーなど盛りだくさんのプログラム!!」という惹句があり、2人の写真が載っている。ということは、イ・ヨンエノ出番はやはり大長今がらみの内容なのだろう。しかし、この「!!」に主催者側の並々ならぬ意気込みがうかがえる。とりあえず己を空しくして当日に臨むしかない。それにしてもこのイヴェント、開演が昼間の14時である。どういう方々が観客として集まるのだろう。そっちの方も興味深い。

  中国や台湾で開催された正官庄イヴェントでは韓国から同行した歌手や香港の歌手などがショーを盛り上げた。そして慈善ショーらしく寄付が行われた。お隣の韓国では芸能人の善行は一つの文化といってもよいくらいだしテレビ局も慈善番組を定番にしている。日本では慈善というと赤い羽根募金や地域の慈善バザー、人知れず届けられる寄付、地域ぐるみで日常的に取り組む活動…というように地味な感じがある。そう言うと韓国の慈善活動がウケを狙った底の浅いもののように思われるかもしれないが、そうではなく、善いことをするのに誰はばかる必要もないだろうという発想なのだと思う。

  もちろん、マスコミでにぎにぎしく報じられることもない芸能人の善行は、それこそ山ほどあるようだ。芸能人の夫婦で何組も養子縁組をしたり、施設に寄付をしたり、施設に食事を届けたり、ワールドヴィジョンなどを通じてアフリカの子供達を助けたりといったボランティア話には事欠かない。また、「美しい財団(アルムダウン財団)」という弱者救済の専門福祉財団もある。賛同者が自分の収入の1%を寄付したりするキャンペーンが有名だ。確か大長今の放送中にMBCでこの番組を利用した「美しい」慈善キャンペーンを行い、イ・ヨンエも寄付をしているはずだ。

  今回のショーでは慈善のほうはどうなるのだろう。日本は慈善が不要なほど高度に発達した福祉社会などとは未だに言えない。しかし、派手に盛り上げる慈善ショーには感覚的に違和感を持つ人が多いかもしれない。まあ、当日になればわかることだ。とりあえず己を空しくして当日に臨むしかない(と、こればっかりである)。


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