李英愛研究

ネットの記事でイ・ヨンエさんに迫ります

李英愛の時代

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数万ドルの行方(続)

<疑惑>
 検察によれば、ハン元総理(65)にはクァク・ヨンウク前大韓通運社長(69・拘束起訴)から大韓石炭公社社長に選任されるようにしてくれという請託と共に5万ドルを受けた疑惑(特定犯罪加重処罰法上の賄賂授受)がある。クァク前社長は2006年12月20日、総理公館でハン元総理の知人らと昼食会を開いた後、最後まで残って上着に入れておいた2万ドルと3万ドルをハン元総理に直接渡したと述べたことと分かった。検察はクァク前社長が金品伝達に先立ちハン元総理に何回も人事問題を請託したという陳述も確保したと伝えられた。石炭公社は2006年12月〜2007年1月に社長公募手続きを進行し、クァク前社長は石炭公社社長最終候補3名に含まれたが脱落した。だが翌年、韓国ナムドン発電社長に選任された。検察関係者は"石炭公社とナムドン発電は疑惑が連結している”と語った。

<18日の調査>
 12月18日昼の12時頃、検察側から検事一名と捜査官4名がソウル市マポグ ハプチョンドン(麻浦区合井洞)の「ノ・ムヒョン財団」に到着した。12時25分頃、ハン元総理)は会議室で記者会見を行い、"元総理という名誉もしばらく下ろして、荒っぽく険しいけんかをするために出発する"、"千万回また尋ねても、私の返事は終始一貫している。違えることはない"と語った。イ・ヘチャン元総理、パク・ジュソン氏、ソン・ヨンギル議員など民主党関係者と民主労働党クォン・ヨンギル議員、アン・ヒジョン民主党最高委員などが席を共にした。

 12時40分頃、財団事務室で40がらみの僧侶姿の男が"ハン総理は検察に行くな"と叫んで文具のカッターナイフをふりまわし、検察関係者側に駆け寄った。しかし、周囲の人々に制止され、右手首を切って軽傷を負った。

 12時44分頃、ハン元総理は捜査官らと共に黒いグレンジャーに乗り込み、検察に向かった。検察糾弾のプラカードを手にした支持者30人あまりが見送った。

 午後1時10分、車はソチョグ ソチョドン(瑞草区瑞草洞)のソウル中央地検庁舎地下駐車場に到着した。一行はエレベーターに乗って11階に上がり、クォン・オソン特殊第2部長の部屋に入って20分間あまり茶を飲んで対話をした。この席にはキム・ジュヒョン第3次長とハン元総理の弁護団も参加した。キム次長が"総理の待遇に外れないように調査する"、"順法に則るものの、最大限礼節を守って調査する"と話すと、ハン元総理は"総理の待遇を望まない。ひとりの市民として来た"と答えた。

 午後1時半からソウル中央地検1123号映像録画調査室で調査が始まった。調査にはクォン・オソン特殊第2部長が審問を行い、クァク前社長を調査した主任検事が共に参加した。ハン元総理は席に座るやいなや、"検察が主張する内容は全部虚偽だ。検察の絞り込みに合わせる捜査に応じることはできない。一切の陳述を拒否する"と言って防御の態勢をとった。クォン部長がハン元総理に"1998年からクァク前社長と知り合ってつきあわなかったか"、 "公企業社長請託の代価として金を受け取らなかったか"と言いながら攻勢をかけたが、ハン元総理は疑惑事実に対しては一切答えなかった。ハン元総理のそばにはソン・ヨンギル民主党議員とチョ・グァンヒ弁護士など弁護団4名が2時間ずつ交代で座って調査過程を見守った。

 午後6時(あるいはもう少し前)頃、調査室ではハン・ミョンスク元国務総理とクァク・ヨンウク前大韓通運社長が向かい合って座った。対面調査でクァク前社長は2006年12月にハン元総理に5万ドルを渡した状況を詳細に述べたが、ハン元総理は聖書に手をのせて黙秘権を行使した。

 午後9時38分頃、ハン元総理は検察調査を終えて車に乗り込み、マポグ(麻浦区)の「ノムヒョン財団」に戻った。

 午後10時33分頃、財団事務室で開かれた記者会見でハン元総理は、"検察が政治的目的で虚偽操作の捜査をしているということを確認して帰ってきた”とし、"総理を歴任した人にもこのように虚偽操作をするのに、これまで一般国民が検察にどれくらい苦痛にあったか。検察改革が本当に必要だと考えた”と語った。

[東亜日報](12月19日)検察庁でお金を渡したというクァク前社長と対面…ハン元総理、対応しなくて聞くばかりで
http://news.donga.com/Politics/New/3/00/20091219/24925093/1&top=1
[朝鮮日報](12月19日)クァク前社長、"公企業社長、何度も要請"ハン前総理、対面審問でも黙秘無返答
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/19/2009121900054.html
[京郷新聞](12月19日)ハン・ミョンスク逮捕… "真実は法廷で”検察調査に黙秘権行使
http://news.khan.co.kr/kh_news/khan_art_view.html?artid=200912181810415&code=910100

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最近の記事で見た数字

<地方自治体長の五人に一人近くが再選挙>
 「選挙法違反や不正疑惑で中途下車した民選4期基礎自治団体長が36人に増えた。全体地方自治体長230人の中で17%で五人中一人の割合に肉迫する規模なので衝撃的だ。…去る1994年、‘草の根民主主義’を具現するために復活した地方自治制度を根本的に揺るがす状況という点で憂慮を禁じることはできない。
 地方自治が巡航しようとするなら船長格の団体長の清廉と品位が先んじなければならない。しかし、一人だけなく二人目も不正疑惑で退いて三回再補欠選挙を行った地域が何と4ヶ所にもなるなど団体長不正が反復されている。…
 …去る3年間に彼らが不在の席を満たそうと補欠選を行うのに483億ウォンの国民税金が浪費された。彼らに責任を厳しく尋ねなければならない理由がここにあるということを強調しようと思う。」
[ソウル新聞](12月12日)[社説]不正団体長補欠選費用払わせる方法ないか
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20091212027014

<練炭の贈り物>
 釜山を本拠地とする野球チーム、ロッテ・ジャイアンツの選手が釜山の一人暮らしのお年寄りに練炭を配達した。ソウルでも現代起亜車グループの練炭分かち合いキャンペーンでキア・タイガースの選手や現代サッカーチームの選手が練炭を配達した。
 「(ジャイアンツの)イ・デホは今年で4年目をむかえる今回の行事のために練炭1万個を購入したし、この日ファンクラブ会員たちと練炭3千個を配達した。」[朝鮮日報]
 「現代起亜車グループは全国に位置した事業場と24ヶ所の練炭銀行を通じてグループ役職員が直接練炭配達に出て、来年2月まで全国5千世帯に総100万個の練炭を伝達する計画だ。練炭100万個は5千世帯が約2ヶ月間使用できる量であり、最近の景気低迷と原油高などで練炭需要と価格が共に上がって困難を経験している低所得層家計に実質的に役立つという展望だ。」[ニュースエン]
[ニュースエン](12月11日)'ジョンボム神'イ・ジョンボム、練炭で愛を分かち合います
http://www.newsen.co.kr/news_view.php?uid=200912101756003110&code=300000
[朝鮮日報](12月5日)写真ニュース:愛の練炭配達夫イ・デホ[聯合]
http://photo.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/05/2009120500339.html

<不法デモでパトカーを壊したら100%の損害賠償>
 「大法院(日本の最高裁)が昨日、政府が民主労総を相手に出した損害賠償請求訴訟上告審でこういう趣旨の決定を下して事件をソウル中央地方に送りかえした。民主労総に60%の損害賠償を宣告した原審を破棄したもので、不法デモに対して‘非寛容原則’と‘100%の責任’を適用した厳重で明快な判決だ。
 今年も不法暴力デモが44件発生した。昨年の89件よりは減ったが、デモの様相はより一層過激だった。竹槍、パチンコなどに負傷した警察官が205人だ。蝋燭デモが席巻した昨年は71人だった。韓国開発研究院(KDI)によれば不法デモによる社会的損失は途方もない。特にクァンファムン(光化門)やソウル市庁など都心の集会は合法の場合1回当たり437億ウォン、不法の場合776億ウォンの社会経済的費用が発生する。韓国経済研究院は昨年の蝋燭デモの時、直接被害費用を1兆574億ウォン、間接被害費用を2兆6939億ウォンと集計した。」
[中央日報][社説](12月11日)“不法デモ中パトカー壊したら100%賠償しなさい”
http://news.joins.com/article/520/3917520.html?ctg=2001

<30代の中道指向は41.3%>
 「タングクデ(檀国大)紛争解決研究センターが昨日発表した‘2009 葛藤紛争に関する国民認識調査’を見れば、国民の理念指向が中道に集まる現象が眼に触れる。成人男女1000人を相手にした質問の結果、30代の場合41.3%が‘中道的’と答えた。昨年より6.2ポイントも増えたのだ。他の年齢層も中道化比率が皆小幅増加した。国民の関心が政治や理念から少しずつ抜け出しているという意味であろう。政界と言論、社会団体などが両極端に駆け上がったり留まっているのと対照をなす。…
 …最近の私たちの社会の理念性は裁判所の判決にまで入り込むほど過剰だ。セジョン(世宗)市建設、4大河川改修事業をはじめとしてメディア法・労組法、さらに予算編成にも理念が介入している。理念過剰は社会葛藤を増幅させて国家発展を阻害する悪循環の輪につながったりする。保守と進歩が政策代案を置いて堂々と討論を行う姿が切に望まれる。」
[ソウル新聞](12月11日)[社説]国民は中道で、政治・言論は極端で
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20091211031012

<マッコリの製造原価は最も高く、売値は最も低い>
 最近、大衆の酒として人気が出ているといわれるマッコリである。みんなが生活に追われていた頃には腹に溜まる酒として重宝され、酒税も低く抑えられてきた。だが、コスト的に旨味が少ないようだ。また、おつまみの売れ行きが滞るということで、居酒屋さんのウケはいまひとつのようだ。
 「10日、酒類業界によればマッコリは製造原価が750〜800ウォン水準である反面、焼酎は440〜480ウォン水準、ビールは500〜550ウォン水準だ。製造原価というのは穀物酒精など原材料の値段と容器や栓など副資材の値段、そして物流費、人件費、製造業者のマージンなどが含まれた金額だ。
 大型マート基準としてビール(500ml) 1190ウォン、焼酎(360ml) 1000ウォン、マッコリ(1200ml) 1000ウォン台だ。100ml当たりの価格で換算すれば焼酎277ウォン、ビール238ウォン、マッコリ83ウォンだ。マッコリの原価が最も高いのに単位容量当たりの売り値は最も低いのだ。」
[毎日経済](12月10日)マッコリの悲哀…原価高いが安物イメージ
おつまみ少なめに食べて業者は取り扱いを敬遠して
http://news.mk.co.kr/v2/view.php?sc=40000008&cm=_%BF%C0%B4%C3%C0%C7%20%C8%AD%C1%A6&year=2009&no=637307&selFlag=&relatedcode=&wonNo=&sID=501

<今年の定期国会法案処理率は3.3%>
 「国会は8日の本会議で'国軍部隊のソマリア海域派遣延長同意案'など101件の法案を処理する予定だったが40件だけ処理して会議を終わらせた。民主党議員らがこの日昼間、国会国土海洋委でハンナラ党所属イ・ビョンソク委員長が3兆5000億ウォンの4大河川予算が含まれた来年度予算案を野党との合意なしで一方的に処理したとし、午後の本会議をボイコットしたためだ。…
 …在籍過半数のハンナラ党が単独本会議を開かないのは野党を意識したからではない。ハンナラ党議員の相当数が外部日程または地方区行事出席などで最初から国会に不在のためだった。国会議員に最も重要な本会議が開かれている時間に国会の外にあった議員らは言葉どおり本分を忘却した人々だ。今年の定期国会法案処理率は3.3%で歴代最悪だ。」[朝鮮日報]
 「今年の定期国会はセジョン(世宗)市と4大河川、メディア法論議で100日間の異常な進行を繰り返した。現在の国会に係留中の案件は4735件(法案4593件含む)にもなるが、定期国会で処理された法案は108件で2005年以来の最低値を記録した。アフガン派兵、複数労組許容と労組専任者賃金支給禁止、ソウル大法人化、就職後学資金償還制のように国益や国家競争力、民生と関連した法案らが‘政争国会’に足止めをくっている。国会の暴力根絶および先進化のための制度改善方案は議論さえなされていない。」[東亜日報]
[東亜日報](12月10日)[社説]張三李四も一年を国会のように終えはしない
http://news.donga.com/3/04/20091210/24693085/1
[朝鮮日報](12月9日)[社説]歴代最悪の成績残した今年の定期国会 恥ずかしくもないか
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/09/2009120901300.html

<韓国が経済協力開発機構(OECD)開発援助委員会(DAC)の24番目の加盟国に>
 「韓国メディアではG20報道だけ眼に触れるのだが、植民地支配から独立した世界の新興国中でDACのメンバーになったのは唯一韓国だけだ。先進国の立場で眺めようとするなら、G20は危機管理のためにあわただしく新興国・資源富国を挟んで入れた組織に過ぎない。利害関係により協力するだけだ。
 このようなG20では経済体制や経済運営原則を互いに共有することを期待することはできない。反面DACは(開発)途上国人権保護と腐敗防止などの援助政策を持っていて、その援助政策の背景にある一定の価値観も共有できる国々の集団だ。単純に外国為替保有額が多かったり財政が豊かだと上げられる組織でない。ここに韓国が加盟した意義は極めて大きくて、韓国の発展の歴史で最も誇りを持つほどの成果と言える。
 だがDAC加入はこういう成果と同時に援助の増大と援助体制の整備,環境問題に対する積極的対応など'助ける側'になった後の世界が韓国にかける貢献に対する期待は一気に大きくなる。今後は国際社会に'寛容な目で見てくれ'という式では話すことができなくて、,'先進国'としてのアイデンティティ確立にまい進しなくてはいけない。
[朝鮮日報](12月10日)[経済焦点]先進大韓民国の出発
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/10/2009121001655.html

<救世軍慈善鍋募金目標額は40億ウォン>
 「救世軍大韓本営(チョン・グァンピョ司令官)は1日午前11時、ソウル広場で‘2009 救世軍慈善鍋開始式’を開いた。全国76地域に300ヶ余りの慈善鍋を設置してボランティアメンバーだけで3万人が立ち向かう救世軍慈善鍋は来る24日まで街頭募金を行う。
 チョン・グァンピョ司令官は、“今年は新新型インフルと経済危機などで、これまでのどの時よりも大変な時間を送っている”としつつも、“だが、‘私が大変ならば隣はさらに大変だ’という考えで国民の皆さんが心を集めて愛の鐘を力強く鳴らしてくださるように願う”と語った。…
 …今年の救世軍慈善鍋募金目標額は40億ウォン。昨年の募金額(33億7000万ウォン余り)より6億3000万ウォン近く増えた。救世軍は‘訪ねて行く慈善鍋’や‘携帯電話募金’等を実施して、無難に目標額を達成できると予想した。 …
 …我が国は1928年12月15日、当時韓国救世軍司令官だったジョセフ・バー(韓国名パク・ジュンソプ)士官がソウル都心に慈善鍋を設置して不遇隣人助け合いを始めたのが今日まで続いてきた。現在の救世軍慈善鍋は世界100余ヶ国で毎年クリスマスを控えて愛の鐘の音を鳴らす。」
[国民日報](12月1日)救世軍慈善鍋開始式… “テングロン(キンコンカン)〜テングロン(キンコンカン)〜”今年も間違いなく懐かしいあの鐘の音
http://missionlife.kukinews.com/article/view.asp?gCode=mis&arcid=0002023290&code=23111111

数万ドルの行方

 最近、ノ・ムヒョン大統領の「参加政府」で国務総理(首相)を務めたハン・ミョンスク女史が政治資金授受疑惑を受け、検察に参考人として召喚されたがこれを拒否した。疑惑は事実無根だとして、むしろこの話を12月4日に第一面の記事として報道した朝鮮日報を告訴する構えである。しかも、進歩系(革新系)政治勢力はこれを権力側からの陰謀だと決めつけて、'ハン・ミョンスク元総理に対する政治工作粉砕非常対策委員会(非常対策委)’なるものをたちあげて徹底抗戦に入った。向こうの進歩派お得意の非常対策委員会である。この話を調べてみた。

 12月4日の[朝鮮日報]によれば、「大韓通運秘密資金事件」というのがあり、ソウル中央地検特捜2部は12月3日に秘密資金造成疑惑でこの会社の前社長クァク・ヨンウク氏を拘束起訴した。そして、この前社長が、"ハン・ミョンスク前国務総理に2007年頃数万ドルを渡した"という陳述をした。検察は前社長が2007年4月に韓国電力公社の子会社の韓国ナムドン発電社長に選任された点に注目し、このお金を社長選任を助ける代価として与えたのか、でなければ不法政治資金なのかを調査中、という内容である。これを報じた朝鮮日報側は、ハン元総理の反論を受けるために事前に何回も連絡を試みたがつながらなかったとのことである。

 ハン元総理側は4日に声明を通じて“12月7日月曜日に同じ第一面に同じ大きさで反論を掲載することを要求する。そうでない場合法律的責任を問う手続きを踏むだろう”と警告した。朝鮮日報側は事実確認の上で掲載した記事だとしてこの要求に応じなかった。

 [国民日報]によれば、非常対策委員のスポークスマンは、"検察が被疑事実を公表したことに対して非常に遺憾だと考える"とし、"ハン元総理はクァク前社長と1対1で会った事実がただの一度もない"と語った。 また、"検察がクァク前社長陳述の信憑性を確保しようとするなら、クァク前社長がハン前総理に会った時一緒にいた人々に対して事実関係を確認することが必ず必要だ”と明らかにした。

 [東亜日報]によれば、ソウル中央地検特捜2部はハン元総理に、11日に被疑者身分で出頭しろと9日に通知した。しかしハン元総理は召還に応じない方針を決めたと9日に確認された。検察はクァク前社長がハン元総理にお金を伝達した場所がソウル ジョンノグ(鍾路区)サムチョンドン(三清洞)の総理公館であったという陳述を確保したと分かった。

 [メディア・オヌル]によれば、上の非常対策委には「参加政府」で国務総理を務めたイ・ヘチャン氏が委員長で参加し、「参加政府」の核心人士と民主党、国民参加党の関係者が参加した。クォン・ヨンギル、イ・ジョンヒ民主労働党議員も参加した。チョン・ヨンジュ前KBS社長、チェ・ムンスン民主党議員、カン・ギソク前京郷新聞編集局長など言論界出身の要人らも参加した。

 12月11日付の[朝鮮日報]によれば、ハン元総理側は10日に検察召還に応じないという方針を明らかにして、"検察が六何原則(誰が、いつ、どこで、何を、どのように、なぜ)により証拠を公開すれば私たちも公開的に反論する"とした。

 …それにしても、どうして向こうの政治資金は未だに「ドル」なんだろう。故ノ・ムヒョン前大統領の資金授受疑惑も「ドル」だった。ハン・ミョンスク女史といえば、故ノ・ムヒョン前大統領の国民葬で嗚咽しながら弔辞を読んだ姿が印象に残っている。ハン女史はノ・ムヒョン系のいわゆる親盧陣営人士の中でもユ・シミン元保健福祉部長官らと並んで人気の高い政治家である。来年の地方選挙でソウル市長選挙に出馬するという憶測もある。そうでなくても清廉潔白で売ってきた政治家である。故ノ・ムヒョン前大統領の事件もあった。「参加政府」の名誉のためにもこういうスキャンダルは絶対に粉砕しなければならないだろう。

 ただ、非常対策委に親盧陣営の政治家や民主労働党の議員だけでなく、進歩系マスコミの重鎮も参加しているのが気になる。「政治工作」とか「狙い打ち捜査」と決めつけて、息のかかったマスコミを総動員して世論を煽っていくのだろうか。

 また、こういう事件で被疑者として召喚された者が「公開討論」をした前例があるのだろうか。10日に出たハン女史側の言い分を見ると検察側を子供扱いしているようにも見える。仮に強制的な身柄拘束などという事態になっても、親盧陣営を中心にした民主党の人々が「体をはって」阻止するかもしれない。これには前例がある。

 検察は政治家の収賄事件として大韓通運事件と並行してゴルフ場不正事件というのも捜査中で、ハンナラ党の有力政治家2名がやり玉にあげられた。こちらの方々は検察の召喚に応じるという話である。

[朝鮮日報](12月11日)検察、ハン元総理に"被疑者身分で調査"
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/10/2009121001757.html
[東亜日報](12月10日)[単独]ハン・ミョンスク元総理に出頭通知
http://news.donga.com/Politics/New/3/00/20091210/24692841/1&top=1
[国民日報](12月10日)クァク・ヨンウク“ハン元総理に公館でお金与えた”検察が陳述を確保…出入り者名簿確保して真偽確認中
http://news.kukinews.com/article/view.asp?page=1&gCode=soc&arcid=0002243780&code=11131900
[メディア・オヌル](12月9日)ハン・ミョンスク、朝鮮日報報道に法的対応
http://www.mediatoday.co.kr/news/articleView.html?idxno=84704
[韓国日報](12月8日)[社説]野党のおかしな検察捜査政治攻勢
http://news.hankooki.com/lpage/opinion/200912/h2009120721484576070.htm
[ソウル新聞](12月8日) [社説]検察 政治家疑惑論議誘発はやめて厳正捜査しなさい
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20091208031010&spage=1
[朝鮮日報](12月4日)"ハン・ミョンスク元前総理に数万ドル"
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/04/2009120400120.html

北の「箪笥貯金」潰し

 対外的な公式発表はないものの、北朝鮮が「デノミ」を行ったという報道がたくさん出ている。韓国国内の対北団体のネットワークを通じて通貨交換の事実が伝えられ、かなり細かいところまで報じられている。向こうでは11月30日に有線放送の拡声器による通告があり、一週間の期限で交換が始まっているらしい。突然の通告の後、人民はドルや元の闇市場に殺到しているという話がある。数日で物価が高騰しているという話がある。人民は新券と旧券の交換に消極的らしい。

 今回の措置を「デノミ」と呼ぶのは変である。型どおりに通貨単位の変更を行ったわけではない。旧券と新券の交換量は制限されている。時期が来れば交換できなかった旧券は紙くずになる。これは、通貨の再発行を通じた仕切直しであり、インフレ対策の荒療治だろう。もっと正確に言えば、人民のいわゆる「箪笥貯金」の撲滅をなによりも意図した措置だと思う。通貨の再発行があろうがなかろうが、モノが不足している事実は変わらない。どう転んでもインフレは不可避なのだ。

 交換の上限は当初、一世帯あたり10万ウォン(15万ウォンという記事もある)であったが、その後変更されて、家族数×5万ウォンも加えられたという話である。要するに、通貨供給にリセットをかけて自国民(の中の特に富裕層)の財布を初期状態(?)に戻そうという話だ。ただし、中国を中心にした外国人の保有者は無制限に交換できるとのこと。人民にしてみれば、貧富の別なくせっかく貯めた旧券が紙くずになるのを黙って見ているわけにはいかない。なんとかツテを求めてドルや元に換えるだろう。

 専制支配(首領独裁)を至上命令と捉える北朝鮮の為政者たちは過去にも4回、通貨の再発行を通じて個人の蓄財を無効化してきた。権力は将軍様だけが持てばよいというわけだ。過去の再発行の際には公式メディアを通じた発表があったが、今回はなぜか沈黙したままである。この前の通貨再発行は1992年、いわゆる共産圏が崩壊して、経済援助や殿様貿易、借款の踏み倒しなどができなくなるという変わり目にリセットをかけた。その後、多数の餓死者を出したといわれる「苦難の行軍」を経て、2002年7月1日、「7.1経済管理改善措置」が施行され、制限付きながら個人の市場取引が認められた。

 この時、財・サーヴィスの価格は巷の実情にあった大きさに変更された。配給制が崩壊して久しいと言われ、闇市を利用しながら自力で飢えを凌いできた人民にしてみれば遅きに失した「改革」もどきであったが、この時に高額の新券も合わせて発行された。それまでは、1ウォン、5ウォン、10ウォン、100ウォンの4種の紙幣だけであったところに、巷の実情に合わせるために新たに200ウォン、500ウォン、1000ウォン、5000ウォン、10000ウォンの5種を追加で発行した。

 根本的にモノが不足しているといわれる国である。エネルギーおよび原材料不足、貧弱な社会間接資本、低い工場稼動率、慢性的な財貨供給不足などの内在的悪材料が統制不能のインフレをもたらしたといわれる。そこへ高額紙幣で火に油を注いだ。まるで、風よ吹け、インフレよ羽ばたけ、なのである。そして、インフレが一層ひどくなったので通貨を強引に再発行して旧券をチャラにするというのが今回の話である。

 インフレの進行と貧富の差の拡大、いわゆる「貧益々貧、富益々富」の状況の深刻化は、「改革」もどきの後に韓国の政府・民間による一方的支援が本格化したことや南北の経済交流が活発になったこととも無縁ではないだろう。為政者がきちんと食わすことが出来ないから人民は自力で糊口を凌ぐ。カネもうけのうまい人民もいれば、からっきし苦手な人民もいる。ワイロのやりとりが横行し、なんでもカネでカタをつけられるような歪んだ共和国になってしまったという話もある。為政者にしてみれば、いわゆる「資本の本源的蓄積」なんていう事態は絶対に阻止しなければならない。

 タテマエとしては「悪しき拝金主義を正し、人民の平等かつ健全な経済生活を志向する」とかなんとかでっち上げられるかもしれない。だが、実際は「企業家精神」の広がりを撲滅し、社会の富をキム・ジョンイル(金正日)とその取り巻き連中に集中させようとしているだけだろう。そういう核心的権力層は北朝鮮ウォンなんかで富を蓄えてはいないかもしれないが、富裕層から「箪笥貯金」を奪えば相対的に権力はより強化される。「ハミョン テンダ(成せばなる)」というチュチェ(主体)精神は首領様が国家のためにお決めになったことだけに用いなければならない、カネもうけなんかに憂き身をやつす人民は逆徒だ、とうことになるのだろう。通告に従わない者には「無慈悲」な罰が待っているそうだ。

 それにしてもやりたい放題である。経済が立ちゆかなくなったら通貨の家計保有額を一律に調整し、人民はみんな平等に貧しいんだから文句はないだろうと開き直っている守旧的な為政者のイメージしか思い浮かばない。モノがなければ人間の欲望を為政者が規定し、「先軍政治」とやらで暴力的に制御できると考えているのだろうか。しかも、思いつきでやっているようにしか見えない。

(12月5日追記)
 日本における北朝鮮の宣伝媒体である朝鮮新報に新券の紹介記事が出たのだそうだ。公式発表の代わりに迂回的発表をしたようだ。また、新券の製造年月日が2002年と2008年になっていて、憶測を生んでいる。

[東亜日報](12月4日)北の新貨幣どのように変ったか[聯合]…一ページですべての新貨幣が見られる
http://news.donga.com/Politics/New/3/00/20091204/24578482/1&top=1
[聯合ニュース](12月4日)<北の新券発行時点'2002年、2008年'表示 なぜ?>
http://www.yonhapnews.co.kr/politics/2009/12/04/0511000000AKR20091204180500014.HTML
−追記おわり−

[東亜日報](12月3日)北、貨幣交換低調…“住民たちの抵抗の表現”[聯合]
http://news.donga.com/Inter/3/02/20091203/24548146/1&top=1
[朝鮮日報](12月3日)北、貨幣交換内閣決定…物価最大30倍暴騰[ニューシス]
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/03/2009120301058.html
[Wall Street Journal](12月3日)North Korea Begins Won Swap, Curfew
http://online.wsj.com/article/SB125975276400572645.html
[中央日報](日本語版 12月2日)北朝鮮、電撃デノミ「5つの理由」
http://japanese.joins.com/article/article.php?aid=123453&servcode=500§code=500
[デイリーNK](12月1日)北朝鮮,貨幣改革なぜ断行したか[聯合]
http://nk.chosun.com/news/news.html?ACT=detail&res_id=121392
[朝鮮日報](12月1日)北、17年ぶりに電撃貨幣改革
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/12/01/2009120100130.html

釜山の惨事

 14日に釜山で起きた火災事件には驚いた。日本のネットで報道されている記事は産経新聞と共同通信しかみていないが、わずかな時間に多くの痛ましい犠牲がでて、幸い一命を取り留めた方々も予断を許さない状態が続いているようだ。

[産経新聞](11月16日)4遺体、家族が確認 「ポン」という爆発音
http://sankei.jp.msn.com/world/korea/091116/kor0911160118000-n1.htm

 韓国の報道を見ると、各紙とも通信社の配信や独自取材で多くの記事を出していた。各紙の社説は、犠牲者への哀悼の意と同時に、はずかしさとやるせなさに満ちたものが多い。日本という特別の隣国に対する複雑な感情もうかがえる。以下、16日付社説の後半部分だけを並べる。

[朝鮮日報]大韓民国をもう一度恥ずかしくさせた釜山室内射撃場火災
http://news.chosun.com/site/data/html_dir/2009/11/15/2009111500639.html
 大韓民国はなぜまだこういう後進国型事故を卒業できなくて国際的恥さらしをしているのか本当に苦しい。2000年以後だけ確かめてみてもソウル 中谷洞の精神病院火災(2000年11月・8人死亡)、光州の大学入試学院(予備校)火災(2001年5月・8人)、群山の歓楽街火災(2002年1月・12人)、大邱の地下鉄放火(2003年2月・192人)、忠清南道公州の精神病院火災(2006年10月・5人)、全羅南道麗水の出入国管理事務所火災(2007年2月・受け入れ外国人9人)、京畿道利川市戸法面の冷凍倉庫爆発事故(2008年1月・40人)、利川市麻長面の冷凍倉庫火災(2008年12月・7人)があった。事故発生場所と類型は各々だが根本原因は結局一つだ。人命を粗末に取り扱うことだ。
 (一部略)…2006年4月、ソウル盤浦の実弾射撃場で火事が起こって従業員1人が死んで日本人観光客3人を含んだ7人が火傷を負ったことがある。その事故からいくらか経ったから消防当局と業者はまたこういう事故を呼び起こすということか。
 日本の東京都消防庁は2003年に大邱の地下鉄惨事がおきると専門家17人に委任して1年間の研究の末、大邱地下鉄事故報告書を作り出した。その報告書を土台に2004年10月、自らの地下鉄駅舎内火災避難路を両方向で作り、乗り場の売店構造物を火が移らない材料に変えた。G20のような国際会議を誘致したといって先進国になるのではない。人の命を何より大切に考えて、人の命を思いもよらず奪い取ることを絶対繰り返さないようにする国が先進国だ。

[東亜日報]室内射撃場惨事、日本人観光客に深甚なる哀悼の意を表する
http://news.donga.com/3/all/20091116/24139455/2
 今回の惨事の正確な原因は明らかになっていないが、窓がない室内射撃練習場で火災で発生する有毒ガスによって多くの人が窒息したのが重要な要因であると推定される。実弾を使う室内射撃練習場は構造設備基準が実弾がはねて起きることもありうる安全事故予防と騒音防止に焦点を合わせている。ところが実弾射撃の時の火花による火災発生の可能性もある。設備基準に不燃性素材使用義務化や非常口および脱出路確保の規定もなくて、監督が粗雑だったとすれば今回のような大型事故を準備したも同然だ。
 警察と消防および電気安全公社は惨事が発生した射撃場に対する合同安全点検を今月6日に実施したが特別な問題がないと判断した。いったい何を点検したということなのか徹底的に確かめてみなければならない。全国には外国人観光客らを相手に営業する射撃場が8ヶ所もある。今回の機会に室内射撃場設備基準に防火対策を補完する必要がある。政府は今回の惨事の原因を徹底的にあぶり出して類似の事故が発生しないように対策を用意することを促す。

[中央日報]釜山火災惨事…またあらわれた慢性的安全不感症
http://news.joins.com/article/928/3875928.html?ctg=2001
 発火性の高い火薬を扱う実弾射撃場を室内に作ろうとするなら、何より火災予防に万全を期さなければならないというのは常識だ。火災が起きた場合に備えて迅速な待避のための脱出口を確保することもまた基本だ。今回の事故はこういう常識を無視した結果であった。射撃場室内に木の合板を貼ったし、休憩室にクッションのあるソファを置いて火災時に有毒ガスが大量に発生するほかはなかった。そこに防音と防犯にだけ重点を置いて窓が極めて小さいうえに防犯窓の桟まで設置されて待避どころか煙とガスが外へ排出されることのできない密閉型構造であった。高層でもない2階の建物で真昼に発生した火災にもかかわらず、人命被害が大きくならざるをえなかった理由だ。
 消防車が接近することのできない市場のような煩雑なところに実弾射撃場が許可されたのも納得するには難しい。現行法上、室内射撃場は消防安全管理法令上の自動火災探知設備と消火器・誘導などのような消防施設だけ整えれば場所の制限がない。…(一部略)
 火災のような安全事故は99%人災だ。費用を少しでも惜しもうと目をそむけてよく見えず、人命被害が出た後に地面を打って後悔してみても無駄なことだ。見えない隅々まで細心な安全対策が用意されて徹底した管理監督がなされることがまさに国力であり国の格だ。先進国に進入する門の敷居で私たちも今はそのような考えをしてみる時になった。犠牲者らの冥福を祈る。

[ソウル新聞]釜山惨事 安全不感症 国際的恥さらしだ
http://www.seoul.co.kr/news/newsView.php?id=20091116031006
 …騒音、火災を遮断する防音・遮蔽装置を徹底的に備えているとしても、仕切りがない開放構造の射撃場で30分で消えた火災によってこんなに多くの犠牲者を出したのが納得できない。火災初期に爆発音があったという目撃者の証言もある。火薬や引火性物質による火災の可否も細密に調査しなければならないだろう。
 さらに残念なことは、日本人観光客らが好んで訪ねる空間で事故がおきた事情である。実弾射撃場は私たちとは違い銃器に接する機会がない日本人たちに人気がある常連コースだったという。すでに日本人の間に韓国忌避世論が起きているのは心配だ。他に余波が及ばないように対策を急がなければならないだろう。日本国内の世論悪化は近づいている韓・日関係に良くない影響を及ぼすことが明らかだ。
 私たちの領土で発生する外国人の犠牲は弁解の余地がない国際的恥さらしだ。そうでなくても私たちは聖水大橋崩壊で‘安全不感症国’という恥辱を甘受しなければならなかった。単に外国人の犠牲のためばかりでなく、安全点検と予防は万全で緻密に整えるのが当然だ。隅々まで後悔のないように安全対策を綿密に点検して固めなければならないだろう。

[韓国日報]恥ずかしい現実広く知らしめた釜山火災惨事
http://news.hankooki.com/lpage/opinion/200911/h2009111521474476070.htm
 こういう大型惨事が発生する時ごとに色々な国家機関と地方自治体などの公務員たちは何をする人々なのか新たに尋ねることになる。大型事故をそのようにしばしば体験しながらもまったく良くなる兆しが見えない現実で、同じような慨嘆と忠告をいつまで繰り返さなければならないのか困惑する。
 今回の惨事は特に犠牲者の大半が日本人観光客だという点でより一層恥ずかしくてきまり悪い。私たちの社会の粗末で脆弱な根本を現わしたような感じだ。熱心に積み重ねた国家イメージがこういう原始的事故一つで地に落ちてあざ笑いの対象になることを考えれば開いた口がふさがらない。事態収拾過程だけでもこれ以上国の体面を傷つけないように犠牲者遺族などに細心に配慮する努力を傾けることを願う。

[毎日経済]日本総理も取り上げ論じた釜山射撃場惨事
http://news.mk.co.kr/column/view.php?sc=30500003&cm=%BB%E7%BC%B3&year=2009&no=590476&selFlag=&relatedcode=&wonNo=&sID=504
 今回の惨事は観光韓国のイメージにダメージを与えた。来年、'韓国訪問の年'というのをどんな顔で広報することができるか堪え難いだけだ。2007年の麗水外国人保護施設火災や昨年の利川冷凍倉庫火災をはじめとして、大型惨事が相次いだせいで韓国はすでに安全不感症が深刻な国という汚名を着ている。今回の惨事でその汚名はより一層固まるほかはない。
 政府は今回の惨事の傷がはやく癒えるように事故収拾に最善を尽くす一方、責任者を徹底的により分けて一罰百戒しなければならない。この際、外国人観光施設の安全実態を一斉点検して穴があらわれた規定と管理体系を根本的に見直さなければならない。社会のあらゆる分野で安全不感症はこれ以上容認しないという国民皆のかたい覚悟が必要なのはもちろんだ。

[国民日報]恥ずかしくてみじめな日本人観光客惨事
http://news.kukinews.com/opinion/view.asp?page=&sec=1111&arcid=0001538415&code=11171111
 この際、実弾射撃練習場が必ずなければならないものかということに対して根本的な検討が必要だ。安全事故の危険はもちろん、銃器と実弾が盗難に遭って犯罪に使われる可能性まであるのに、これを許す理由を理解し難い。実弾射撃でストレスを解消するというが、それより人間の暴力本能を確認するのではないか憂慮される。得より危険がはるかに多い娯楽だ。
 観光業界も観光客らの安全に対してもう少し注意を注ぐことが出来なかったかという点を痛切に反省しなければならない。あわせて、当局と共に旅行商品と観光地の安全に対して全般的に検討し、危険要素をあらかじめ減らす努力で今回の事故を乗り越えなければならない。
 被災者の大部分が日本人という点で事故の後始末に格別の注意が必要だ。日本はアジア・太平洋経済協力体(APEC)首脳会議出席中の鳩山由紀夫総理がイ・ミョンバク大統領に事故に対して言及するほど重視している。政府も両国関係に害を及ぼさないように外交的次元で関心を傾けなければならない。

[ハンギョレ]まだこういう後進国型惨事が起きるとは
http://www.hani.co.kr/arti/opinion/editorial/387821.html
 今回の惨事は外国人観光客の安全に対して多くの宿題を残した。外国人観光客は国内の地理や慣習、制度などすべての面に不慣れである。したがって、火災のような非常事態が発生する場合、内国人に比べてその対処能力が顕著に落ちる。それだけより大きい被害を受けることがありうる余地が大きいのだ。今回の釜山での室内射撃場火災で日本人観光客の死亡者が唯一多かったこともこうしたことが大きかったと見ることができる。政府と観光業界はもちろん、旅行会社職員らもこのような点を十分に考慮して外国人観光客に対する別途の安全対策を用意しなければならない。
 これに先立ち、日本人観光客など犠牲者らに対しては迅速な事故収拾と共に適切な補償がなされなければならないだろう。その過程ですべての責任を事故がおきた業者にだけ押し付けるには懸案がそれほど簡単ではない。特定業者で発生した事故といっても多くの外国人観光客が犠牲になっただけに政府の格別の関心が要求される。国内の観光業界に及ぼす悪影響を最小化するためにも政府と観光業界の共同対応は避けられない。
 異国の地で不意の事故で命を失った日本人観光客8人を含んだ犠牲者10人の冥福と共に負傷した人たちの回復を祈る。


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