李英愛研究

ネットの記事でイ・ヨンエさんに迫ります

韓国の映画

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  <政治圏で話題のチェ・ミンシク>
  映画俳優チェ・ミンシクが政治圏でも話題になった。7月26日の国会議員再・補欠選挙に出馬するしないというゴシップである。話の口火を切ったのは[朝鮮日報]である。6月21日深夜、この新聞の記者ブログに民主労働党関係者の話として、『’オールドボーイ チェ・ミンシク’民労からラブコール』が出た。民主労動党が 7・26 国会議員再・補欠選挙で、4ヶ所の選挙区のうちソウルソンパ(松坡)地区にチェ・ミンシクの出馬を推進している、という記事である。党としては彼が韓米自由貿易協定(FTA)とスクリーンクオータ縮小反対運動に積極参加するなど党の路線と近くて認知度が高い点を考慮してチェ・ミンシク側に出馬意思を打診したという。

  民主労働党は今まで党員投票を通じて国会議員出馬者を決めてきた慣例を壊し、党外部から人士を迎え入れることを検討して来たが、その対象の第1号がチェ・ミンシクだ、というわけだ。しかし、チェ・ミンシク及び映画界側は出馬に難色を示しているそうで、当該関係者は、「文化芸術人たちが政治参加に大きい負担を感じているし、当選可能性という側面も考慮したようだ」と語った。そして、チェ・ミンシク擁立が不成功の場合、スクリーンクオータ対策委共同委員長であるジョン・ジヨン監督の出馬を打診するという考えを持っていると、当該関係者は伝えた。(以上、[朝鮮日報]より)

  うーむ。いよいよそういう話になったのか。チェ・ミンシクもスクリーンクオータ死守闘争では働きづめである。国内のデモだけでなくカンヌまで出かけて沈黙デモをやったり、反ピョンテクの団結テントに応援に行ったり、高校生を相手に反FTAの話をしたり、集会のたびに政府批判の演説をしたり、ご苦労様と言いたい。ただ、情報の出所がいわゆる進歩派言論ではなく保守言論の牙城[朝鮮日報]というのが気になった。それに、話を伝えた民主労働党関係者が誰なのかものすごく気になる。当該関係者にしてみれば[朝鮮日報]は親のカタキみたいなもんだろう。

  翌日の[京郷新聞](6月22日)の記事によれば、民主労動党はチェ・ミンシク出馬推進をあきらめたようだ。ただし、この新聞が伝える民主労働党スポークスマンの話によれば、これはソウル市委員会あたりからアイデア次元で申し立てられたことであり、党ではチェ・ミンシクの迎え入れを実務次元で論議したことはあるが、情況的にうまくないので推進しないことにしたし、この日の最高委員会でもチェ・ミンシクの選挙公薦問題を整理して、これ以上論議しないことにしたのだそうだ。

  スポークスマンはまた、国民的関心事になっている韓米FTA交渉推進の問題点を浮き彫りにして国民的な闘いを掘り起こすようにスクリンクオータ対策委が出てくれるのがふさわしいという考えをしただけで、公式的な接触や提案はなかったと明らかにした。そして、「むしろ、内部整理で終わったことなのに記事化されて、チェ・ミンシクさん本人は自分の知り得ない事に言及されて気分を害したようで残念である」と、付け加えた。(以上、[京郷新聞]より)

  これを見ると、チェ・ミンシクの出馬は水に流したが、スクリーンクオータ対策委から誰かを引っぱり出す可能性はまだ残っているようにもみえる。有名芸能人を迎え入れ、その人気に乗っかって選挙をやって見ようという式の次元の低い話ではないのだろうが、あまり次元の高い話でもなさそうだ。公式的な接触や提案があろうとなかろうと、スクリーンクオータ問題の初っ端から対策委は民主労総−民主労働党と一蓮托生、身内として動いている。そうでなければチェ・ミンシクがピョンテクまでわざわざ出かけていくはずもない。まさかあれは、チェ・ミンシクの個人的な支援活動ではあるまい。だいたい、2年前の第17代総選挙の時は映画人が大々的に民主労働党を応援して一定の成果を上げたのだ。チェ・ミンシクが「党の路線と近くて認知度が高い点を考慮」したなどと「他人」のフリをしても白々しい。…それにしても、チェ・ミンシクは重ね重ねご苦労様である。監督や製作者、評論家と違って、政治闘争で顔をさらすのはストレスがたまるはずだ。相撲みたいだが、もし映画賞に「敢闘賞」があれば、真っ先にこの人かアン・ソンギに贈るべきだ。

  <余計な与太話>
  民主労働党公認で映画人が選挙にうって出るなら、この際、生え抜きの党員のパク・チャヌク監督あたりが適任ではないだろうか。この人は[京郷新聞]が選んだ「明日の韓国を支える60人」という特集だったかで堂々選ばれている。昨年[レディース京郷]に出たインタビュー記事を見ると、人柄・容姿・人脈・経歴・出自等々、インタビュアーの女性は絶賛していた。政治家になるために生まれてきたような人だ。ソウルのソンパ地区なら[京郷新聞]の応援は力強い。選挙違反にならないように応援してくれるだろう。また、確か昨年、[インターネットハンギョレ]だったか[ハンギョレ21]だったかの編集委員になっていたはずだ。[ハンギョレ新聞]も選挙違反にならないようにうまく支援してくれるだろう。マスコミの支持があれば鬼に金棒である。もう当選したようなものだ。現在撮影中の映画を早めに片づけて、是非出馬してほしい。<ムラの若年寄>の議員姿はきっと立派だろう。今回の再・補欠選挙は全4ヶ所中、ソウルのソンボク(城北)地区が大激戦とのことなので、ここに紅一点、女優で民主労働党員のムン・ソリを担ぎ出すのも悪くない。<ムラのあねご>に出てもらって、進歩派の巻き返しを図ってはどうか。この2人が揃って登院する姿はさぞかし絵になることだろう。


[京郷新聞](6月22日)民主労働党からチェ・ミンシクへの接触や提案はなかったという記事。読みようによっては[朝鮮日報]批判ともとれる。
[ http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=4&articleid=2006062212062269840&newssetid=1352 ]
[朝鮮日報](6月21日)記者ブログ『’オールドボーイ チェ・ミンシク’民労からラブコール』
[ http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=10&articleid=2006062123392394434&newssetid=458 ]

  <教育圏で話題のチェ・ミンシク>
  闘う映画俳優チェ・ミンシクが教育圏で話題になっている。5月11日の[中央日報]の<社説>『人気スターを利用して生徒たちの判断を麻痺させるのか』がはじまりである。その二日前の5月9日、ソウル市内の高校で全国教職員労働組合(全教組)の主催による特別授業が行われ、高校3年生の聴衆を前にして『韓米自由貿易協定(FTA)と韓国社会』というテーマでチェ・ミンシクが講演を行った。この特別授業を企画した全教組側は、「FTAが持つ長所と短所をより現場性のある話を通じて生徒たちに聞かせたかった」のだそうだ。

  <特別授業に対する批判>
  当日の講演内容は韓米FTAの長所と短所を説き明かすというより、もっぱら短所を示し、批判する内容だったようだ。それはそうだろう。これまでスクリーンクオータ死守映画人対策委員会(映画人対策委)が出した公式アピールや報道記事で伝わるチェ・ミンシクのアピールを見れば、韓米FTAをこき下ろしこそすれ肯定的に評価するはずもない。[中央日報]の社説はその点を問題にしている。「FTAは今、賛否が分かれた国民的関心事だ。こんな敏感な事案に対して生徒たちに反対の立場だけ一方的に入れ込んだら、これは教育ではない。思慮分別の能力が完全に備わっていない幼い生徒たちはチェさんみたいな人気スターの言葉を真理として受け入れる。…こういう生徒たちに均衡感覚を喪失した一方の主張だけ押しつけたら、それは教育を装った宣伝扇動だ」というわけだ。[中央日報]は全教祖の特別授業に対してこれまで継続的に批判してきた。それなのに、全教組は反省どころか、今度は外部人士まで引き入れて特別授業を強行したのだ。全教組は幼い生徒たちを人質として自分たちの理念を伝えようとする扇動活動を今すぐ中断しなさい、という比較的強い調子で社説は結ばれている。

  <社説に対する批判>
  さあ、これに対して即日、映画人対策委が長文の声明を出した。主催した全教祖ではなく、映画人対策委が[中央日報]を批判したのだ。あれ、なんでだろう。全教組を批判した社説に対する批判を、お客さんである映画人側が出している。話が俄然面白くなってきた。

  [ハンギョレ新聞](5月11日)に声明の全文が出ている。期待通りの激越な調子の声明である。偏頗報道ばかりする[中央日報]は「反言論的策略を直ちに中断して、言論として客観的で公正な報道義務をまじめに遂行しなさい」という出だしだ。いつだったかの、映画人による[朝鮮日報]攻撃の声明を想起させる。曰く、「ピョンテク問題の歪曲偏頗報道で事態悪化を煽っている保守言論が、今度は映画俳優チェ・ミンシクが参加した韓米FTAの特別共同授業に対して片手落ちな喧嘩を売り始めた」「新聞社説はニュースとは違い、新聞社の立場を強く現わすことができる場所なので、全教組やチェ・ミンシクの立場に対して反対の主張を提示することができる。しかしそれでも事実を歪曲するとか公共性を害してまで私的立場を強弁してはいけないということが言論の基本義務だ。しかし中央日報の今度の社説は私的感情を先に立たせて言論の基本義務から “逸脱して” いる」のだそうだ。([ハンギョレ新聞]より)

  映画人対策委は[中央日報]の社説の「客観性」に関して次の2点から批判している。まず、第1に「社説では今度の授業の対象である高3生たちが“思慮分別の能力が完全に備わっていない幼い生徒”で、“チェさんみたいな人気スターの言葉を真理として受け入れる”と自然に仮定しているが、これははたして客観的な事実か?」として、「社説が仮定している前提」を批判している。18歳といえば親の同意なしに結婚することができるし、国防義務を遂行することができる年で、大人等級の映画を見る法的権利がある、というわけだ。また、第2に、誤った前提は主張全体を歪曲させ、誤った前提に即した三段論法は客観的根拠を喪失するから主観的偏見や感情を現わすしかないのだとして論駁する。すなわち、この社説では全教組の特別授業が偏向的だという根拠を、思慮分別が完全に備わっていない幼い生徒たちに均衡感覚を喪失した一方の主張だけを押しつけているという点に求めているが、社説自体が授業の対象者である生徒たちに対して歪曲された判断を下しているので、全教組の授業が偏向的だという根拠も歪曲されていると言える。その結果この社説は客観的根拠なしに全教組の活動を一方的に「教育を装った宣伝扇動だ」というふうに決めつけているのだ、というわけだ。([ハンギョレ新聞]より)
  
  うーむ。向こうの言論の悩みは根深いなあ。この話、さしあたりピョンテクは関係ないと思うが…まあ、いいか。で、上の映画人対策委による批判の眼目は、「高3生は幼いとは言えないから、ある問題に対する一方的な主張を聞かせてもなんら不都合はないし偏向教育という批判は当たらない」ということだ。一方的な主張であってもそれが真実なのだから問題はない、というわけだ。偏向した情報を提示しながら、「偏っているかいないかは生徒が決める事柄だ」と言っているようなものだ。これはもう、チェ・ミンシクの話が「均衡感覚を喪失した主張」であると認めて、声高らかに開き直っているようなものだ。木っ端言論が生意気なことを言うな、という選良的発想だろうか。しかし、[中央日報]の肩を持つわけではないが、この特別授業が「FTAが持つ長所と短所」を両方提示し、それについて生徒たちに考えさせるというイヴェントであったなら、おそらく上の社説は書かれなかっただろう。映画人対策委の反論には、そういう「公平な」あるいは「軟弱な」観点への言及は微塵も見あたらない。韓米FTAの是々非々は彼らにしてみれば解決済みなのだ。問題の解決に、別解や条件付きの解は認めない。理念解だけなのだ。要するに、進歩派勢力のいつものスタイルに貫かれている。自分たちの主張は絶対正しいのだから生半可な批判は許さない、という話だ。

  上の批判声明の後半では、生徒がスターの真似をするから慎めと言うが、スターの真似をするように過剰報道しているマスコミが、そのスターが真実を語るのを批判するのは片腹痛い、などと噛みついている。また、生徒たちは思慮分別の備わった大人だからそれなりに扱うべきで、彼らを子供扱いした点について彼らに謝罪しろ、という具合に、この批判声明ではお定まりの「謝罪要求」を変化球で繰り出している。高3生といえば<ムラ>の大事なお客さんだし、もうすぐ選挙権も生じる。中には映画人を夢見ている者もいるだろう。一応持ち上げなければならないのだ。もちろん、チェ・ミンシクに対する公開謝罪もちゃんと要求している。この件に関して公開討論会まで要求している。<ムラの戦士>は徹底的に擁護しなければならない。

  <まとめ>
  チェ・ミンシクは自分の立場から韓米FTAをこき下ろしたのだろう。だが、韓国は一応、民主主義の国だ。学校の先生が企画した講演会なのだから、韓米FTAの「利点」について、例えば主催者の先生の方から総括的な話があったのだろうか。これは、生徒たちが社会に出て、韓国を支える働き手になったときに身近に迫る問題である。FTAの光と影を均等にきちんと説明してあげるべきだと思うのだが…。どうも、そういう催しではなかったようだ。確かに映画人対策委の言うように、高3生を子供扱いする必要はない。だが、[中央日報]の社説にあったように一方の意見だけ押しつけることは教育とは言えない。いくら特別授業でも、学校という場は選挙演説や反政府集会の会場ではないだろう。

  結局、現在議論の真っ最中である事案に関して「生徒たちに反対の立場だけ一方的に入れ込んだら、これは教育ではない」という上の社説の批判に対して、上の批判声明は全く答えていないのである。映画人対策委は教育論には興味がない、というより、面倒な話を避けたい<となりムラ>の全教組の代わりに批判闘争を展開したのだ。上の批判声明は全教組を擁護し、保守言論を攻撃するための極めて政治的な作物であるとみなせる。上の社説はチェ・ミンシク個人の考えや映画人対策委という組織の方針を攻撃したわけではなく、偏った意見だけを生徒に提示する全教組のやり方を批判したのだ。だから、三段論法における前提の誤りを言うなら、社説が前提としている、「教育とは一方に偏らない情報を生徒に提供するものだ」という命題についてまず論じなければならない。生徒についての前提が歪曲されているから客観的な根拠がなくなり、特別授業が偏向しているという歪曲された根拠(結論?)が出てくる、などという議論は、批判にもなっていない。気取った論点のすり替えである。上の社説は、相手に思慮分別がないから偏向授業で、あれば偏向授業ではない、などというへんてこりんな議論ではないのだ。

  <余計な憶測>
  向こうの新聞では、以前から[京郷新聞]が[朝鮮日報]批判を巧妙に行っている。上の[ハンギョレ新聞]の記事は映画人対策委の攻撃声明を掲載することによって巧妙に[中央日報]を批判している…ということで、保守言論攻撃の役割分担が出来ているようにも見える。で、[東亞日報]はどの新聞が攻撃するのだろう。とても気になる。


[ハンギョレ新聞](5月18日)チェ・ミンシクの特別授業とポン・ジュノ監督らによるスクリーンクオータ死守TVコマーシャルの記事。
http://hanimovie.cine21.com/Articles/article_view.php?mm=009004000&article_id=5725
[ハンギョレ新聞](5月11日)スクリーンクオーター死守映画人対策委員会の声明を紹介する記事。
http://hanimovie.cine21.com/Articles/article_view.php?mm=009001000&article_id=5595
[中央日報](5月11日)<社説>『人気スターを利用して学生たちの判断を麻痺させるのか』
http://article.joins.com/article/article.asp?ctg=2001&Total_ID=2289581

  <余計な前置き>
  ワールドカップサッカー グループB。38年間勝つことが出来ないスエーデンに対してイングランドは2度リードしながら2度追いつかれ、結局2−2で引き分けた。前半4分、オーウェンが怪我で退場してやや興味がそがれたが、イングランドは終始押し気味に攻め、J・コールの見事な山なりシュートで1点を先取する。後半、セットプレーからスエーデンは見事なゴールを決め、同点に追いつく。その後ジェラードの絵に描いたようなヘディングシュートが決まり、イングランドは2−1とする。しかし終了を目前にしてスエーデンの執念のゴールが決まり、イングランドはまたも宿願を挫かれた。これは、今大会で見た試合の中で最良の一戦だった。早起きしたかいがあった。

  <大鐘賞映画祭( http://www.daejongsang.com )>
  [韓国ヤフー]の<詳細情報>によれば、大鐘賞は韓国映画の質的向上をはかるために設置された映画芸術賞で、1958年に文教部(現教育部)によって実施された「国産映画賞」が始まりである。第2回以降は広報部(現文化観光部)による主催に変わり、1961年に大鐘賞と名称を変えて1962年に大鐘賞としての第1回授賞を行った。その後、1969年の第8回と1970年の第9回の時に「大韓民国文化芸術賞(映画部門)」と名前を変え、1971年の第10回からまた大鐘賞と改称して今日に至っている。

  第12回から第17回までは文教部と映画振興公社が共同主催し、第18回から第24回までは映画振興公社単独で主催した。第25回から社団法人映画人協会が本格的に参加し、映画振興公社と共同主催のかたちになる。そして第30回(1992年)から民間企業が参加することになり、映画人協会とサムソン・グループの共同主催のかたちになる。第32回(1994年)からはサムソン系列のサムソン美術財団と映画人協会の共同主催のかたちになる。

  第1回では最近物故されたシン・サンオク(申相玉)監督の「燕山君」が作品賞、同監督の「離れの客とお母さん」が監督賞及びシナリオ賞、特別奨励賞を受賞した。70年代の軍事独裁時代には「優秀反共映画賞」などというものもあった。上の概略でわかるように、最初は官製の映画賞だったものが徐々に民間主導に移っている。民主化闘争の進展と歩調を合わせているようで興味深い。

  現在の韓国では放送局や新聞社が後援する映画賞が多い中で、純粋に映画人と映画団体(それにサムソン財閥系の財団)が主催する映画祭である。サムソン財閥といえば、縁戚関係にあるCJ財閥系のCJエンタテインメントは韓国映画資本の中核である。映画人と映画団体の主催する映画賞といえば「ディレクターズカット・アワード」があるが、あれは若手監督による<ムラの夜祭り>であろう。大鐘賞のお祭りの方が大規模である。こちらは<ムラの例大祭>として、鉦や太鼓でおおいなる賑わいを見せている。

  今年の映画祭は7月21日午後6時からサムソンドン(三成洞)KOEXコンベンションホールで開催され、午後8時50分から進行される各賞授賞式はSBSを通じて生中継される。

  <ミジャンセン(Mise-en-scene)短編映画祭( http://www.mgff.org/ )>
  [韓国映画人会議]の<6月の映画祭消息>に三つの映画祭が紹介されている。「第1回竜山人権映画祭(6/17・18)」、「第2回仁川女性映画祭(6/30〜7/2)」、「第5回ミジャンセン短編映画祭」である。最初の二つは人権がテーマである。民主労働党などが後援している。十年後にまだ残っているか疑わしい。

  「I love shorts! ミジャンセン短編映画祭」は若手監督の集団、ディレクターズカットが始めた新人発掘用の短編映画祭である。イ・ヒョンスン監督、リュウ・スンワン監督、パク・チャヌク監督らが中心になって運営している。この映画祭の方は太平洋ミジャンセン( www.miseenscene.co.kr )が後援している。この「ミジャンセン」というのは化粧品メーカー「太平洋(アモーレパシフィック)」の浴用製品のブランドである。きっとスッキリさっぱりした映画祭なのだろう。

  第1回目の2002年にはパク・チャヌク監督のサイン会などもあったが、総じて地味な映画祭であった。この時はアナウンサーのチェ・ユンヨンさんが司会で花を添えた程度だった。彼女はそれ以後ずっと司会役を務めている。翌年の2003年には俳優ムン・ソリやパク・ヘイルが参加した。

  2004年は6月23日から28日まで開催され、パク・ヘイルと共に<ムラのお姫様>イ・ヨンエが参加した。彼女は演技部門の名誉審査委員を務め、各賞発表の際には普段着で大活躍した。ちなみに、この時はドラマ「大長今」から解放され、映画「親切なクムジャさん」で全力投球を開始した頃である。そして、2005年はチェ・ミンシク、ソン・ガンホ、ジャン・ジニョン、イ・ビョンホン、キム・ヘスらの俳優が名誉審査委員になっている。年々人気スターで客寄せするスタイルが定着して、イヴェント性が強くなっているのは時代の流れであろう。<ムラ興し>も大変である。

  映画「シン・ソンイルの行方不明」のシン・ジェイン監督は、「才能ある少年 イ・ジュンソプ」によってこの映画祭の第1回大賞を受賞した。また、映画「許されざる者」のユン・ジョンビン監督は、「男性の証明」によって第3回最優秀賞を受賞した。その賞金で「許されざる者」を制作したのだそうだ。ここで認められれば<ムラのお墨付き>がもらえるようだ。

  なお、第5回目の今年はファン・ジョンミン、チョン・ドヨン、イ・ジョンジェなど5名の俳優が名誉審査委員を務める。名誉審査委員たちは開幕式・閉幕式などの公式的な行事に参加することはもちろん、映画祭期間中に上映館をたずねて競争作審査に参加するそうだ。

  第5回ミジャンセン短編映画祭(Beyond the barrier of genres.ジャンルの想像力展)は、6月29日から7月4日まで6日間、ソウルCGVヨンサン(竜山)で開かれる。ただ、この期間中には映画人の大集会がある。<ムラの若い衆>は大忙しである。


[聯合ニュース](6月20日)第43回大鐘賞映画祭の記事。
[ http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview3.htm?linkid=197&articleid=2006062020100031775&newssetid=1352 ]
[韓国ヤフー]の<詳細情報>大鐘映画祭のページ。
[ http://kr.gugi.yahoo.com/detail/detailInfo/DetailInfoAction.php?tcode=CPN0201&cpncode=CPN02108037 ]
[ミジャンセン短編映画祭]の写真ページ。2004年、イ・ヨンエが各賞贈呈で活躍する姿が見られる。この時はジーンズにTシャツのラフな普段着である。ただし、写真は極めて小さい。昨年末のディレクターズカットの授賞式でも地味なズボン姿だった。こういう質素な格好が<若い衆>の流儀なのだろう。
[ http://www.mgff.org/year/photo/2004/photo04.asp ]

  <付録−第43回大鐘賞映画祭の主要各賞ノミネート>
  −◎は本命、○は対抗馬である。ただし、「親切なクムジャさん」しか見ていないので、政治的配慮その他の憶測をもとにした無責任な個人的予想にすぎない。

最優秀作品賞(やはり歴代一位の観客動員を評価するのではないか)
○タイフーン(ジニン社フィルム)  ・ドンマック村へようこそ(フィルムイッスダ)  ◎王の男(イーグルピクチャーズ)  ・親切なクムジャさん(モホ・フィルム)  ・お前は私の運命(映画社ポム)

監督賞(分断の悲劇ネタだし「王の男」が作品賞だから)
◎クァク・ギョンテク(タイフーン)  ○イ・ズンイク(王の男)  ・ミン・ギュドン(私の生涯で一番美しい一週間)  ・パク・チャヌク(親切なクムジャさん)  ・パク・ジンヒョン(お前は私の運命)

主演男優賞(ファン・ジョンミンはたくさんもらったのでこの人たち)
◎チャン・ドンゴン(タイフーン)  ○イ・ジョンジェ(タイフーン)  ・カン・ウソン(王の男)  ・ファン・ジョンミン(君は僕の運命)  ・リュウ・スンボン(死に物狂い)

主演女優賞(コメントなし)
○チョン・ドヨン(君は僕の運命)  ◎イ・ヨンエ(親切なクムジャさん)  ・ジョン・ジヒョン(デイジー)  ・ジャン・ジニョン(青燕)  ・キム・ヘス(淡紅靴)

助演男優賞(本命は政治闘争でがんばっているので慰労賞)
◎アン・ソンギ(刑事)  ○ユ・ヘジン(王の男)  ・イム・ハリョン(ドンマック村へようこそ)  ・チャン・ハンソン(強力3番)  ・シン・グー(肝っ玉家族)

助演女優賞(カン・ヘジョンはたくさんもらったので本命はキム・スミ)
○カン・ヘジョン(ドンマック村へようこそ)  ・ナ・ムンフィ(君は僕の運命)  ・イ・フィヒャン(愛を逃す)  ・カン・ソンヨン(王の男)  ◎キム・スミ(家門の危機)

新人監督賞(これは完全に霊感に頼った)
・キム・デウ(淫乱書生)  ◎パク・クヮンヒョン(ドンマック村へようこそ)  ・ハン・ゼリム(恋愛の目的)  ・ソン・フィチァン(強力3番)  ○ファン・ビョングク(私の結婚遠征記)

新人男優賞(話題性や期待度から本命はこの人だろう)
◎イ・ジュンギ(王の男)  ・キム・ミンジュン(強力3番)  ・タク・ゼフン(家門の危機)  ・キム・ジフ(親切なクムジャさん)  ○ジョン・キョンホ(私の生涯で一番美しい一週間)

新人女優賞(本命はその戦闘的な名前が決め手)
・チョ・イジン(台風太陽)  ◎ハン・ジミン(青燕)  ・キム・ユジョン(私の生涯で一番美しい一週間)  ○ソン・ヘギョ(波浪注意報) ・チュ・ジャヒョン(死に物狂い)

  7月1日(土)にいよいよスクリーンクオータ縮小が施行され、現行の146日から73日になる。現行でも最大40日の減兔を受けることができ、実際は106日が最小韓国映画上映義務日数と見られるわけだから、もし73日を額面通り守ったとしても現行より33日減るわけである。しかも、今年、半年経過した段階でこの73日の義務上映日数をすでにクリアしている映画館もある。

  こうした情勢の中、「7月1日映画人総闘いの日!」イヴェントが予定されている。[映画人会議](6月19日)に「文化侵略阻止及びスクリーンクオータ死守」映画人対策委(映画人対策委)及びアン・ソンギによる呼びかけ文と共に告知記事が出た。告知ポスターにはイジュンギ、チャンドンゴン、チョン・ドヨン、チェ・ミンシク、アン・ソンギ、カン・ヘジョンら映画俳優6人が1人デモをした時の勇姿があしらわれている。ポスター自体はロシア・アヴァンギャルドの香りが少しする。「参与政府には国民がいない!」という惹句が大きく書かれている。「参与政府」と「国民」は赤い字である。これは、国民不在の政府が参与政府とは笑わせる、スクリーンクオータ縮小という暴挙を国民運動の盛り上がりによって糾弾し、韓米FTA阻止を実現しなければならない! そのための前衛として映画人は再び結集するのだ、蜂起せよ、万国の労働者!…じゃなくて、韓国の映画人!…ということでしょう。

  「文化侵略阻止及びスクリーンクオータ死守」映画人対策委による呼びかけ文の中には「韓米FTA」という言葉が3回出てくる。去る1月26日、ノ・ムヒョン政権は一方的かつ奇襲的にスクリーンクオータ縮小方針を発表した。そして、軍事作戦を繰り広げるように陰湿にして卑劣に映画人たちを攻撃した。スクリーンクオータ縮小は韓国を根こそぎ米国に売り渡す韓米FTA 交渉の前提條件だった。それから140日余り、我が映画人たちは中断なしに闘争した。1人デモをはじめ様々の闘いを持続させ、韓米FTA阻止闘争の先頭にも立ってきた。いま、新たな闘いが始まる、というわけだ。

  「スクリーンクオーター 146日!これは私たちがそのまま捨ててもよい単純な数字ではないです。それは韓国映画の今日を作った主役です。146日がなければ、韓国映画が観客1000万名を突破するまで劇場にかかることがありますか。どんな人が劇場にかかりにくい韓国映画に投資しますか。146日がなければ、いったい誰がすぐれた映画を作って国際映画祭に出品する機会を得ますか。146日がなければ、どんな立派な才人たちが、映画監督として俳優としてスタッフとして教授として学生として挑戦するつもりになりますか。スクリーンクオータ146日がなければ、今のように国民から愛される韓国映画はハナから誕生することもできないでしょう。スクリーンクオータ146日は韓国映画をずっと生きて動くようにする生命の源泉です」[映画人会議](6月19日の告知記事より)

  「韓国映画の恥辱のその日、私たち映画人たちが立っている場所はどこですか。大学路と鐘路の熱いアスファルトの上です。闘争する光化門です。韓国映画人たちはすべての映画製作を中断して集うのです。その日私たちは映画人たちの怒りを集めて同じ言葉で叫ぶでしょう。『ノ・ムヒョン大統領は今すぐスクリーンクオータを原状回復して、韓米FTA 交渉を中断しなさい! そうでなければ、ノ・ムヒョン大統領は直ちに退陣しなさい!』そして決意するでしょう。『スクリーンクオータを原状回復するまで私たち映画人は決してひざまずかない。私たちは必ず韓国映画を生きて呼吸するようにするでしょう。再び、闘いの手始めだ!』」[映画人会議](6月19日の告知記事より)

   最後に、呼びかけは悲痛なトーンになる。「ハリウッド資本に押されて韓国映画が滅びた後、『あ、かつては韓国にも映画人たちがいたのか…』と言ってため息をつく暗鬱な未来を決して受け入れてはいけないです。」ですから映画人の皆さん、7月1日には家族と連れだって光化門に結集しましょう、というわけだ。

  その集会は3部構成である。
    ・午後5時〜6時 決議大会 (大学路)
    ・午後6時〜7時 行進 (光化門の開かれた広場まで)
    ・午後8時〜午後11時 文化行事 1, 2, 3部 (光化門の開かれた広場)
 
 「出演」する映画俳優として、アン・ソンギ、チャン・ドンゴン、イ・ジュンギ、ソル・ギョング、チェ・ミンシク、ソン・ガンホ、チョン・ドヨン、パク・チュンフン、ファン・ジョンミンなどの名前が見える。うーん。この場合、「参加」ではないだろうか。…まあ、こういう集会はストリート・パフォーマンスなのだから「出演」でいいのか。また、「司会」としてジョン・ジンヨン、ムン・ソリ、オー・ジヘ(ヒェ)らの名前が出ている。これはかなり一般の人々の関心を集めそうだ。

  アン・ソンギの呼びかけ文によると、当日は映画人たちが1万名を集めて大規模集会をする予定で、そのために製作者協会は7月1日から7月3日まですべての映画の製作を中断することに決めたのだそうだ。うーむ、そうか。もし現在の韓国の映画製作現場が製作者協会の傘下にあるなら、海外で仕事をしている人を除いて大方の映画人がこの時間に集まれるわけだ。…ただし、7月2日の日曜日はこれといった行動予定が告知されていない。しかし、1人デモ146日目の7月3日(月)にはイム・グォンテク監督が登場するらしい。いよいよ<ムラの御意見番>の登場である。最近、映画人の1人デモもすっかり影が薄れ、[ニューシス]あたりでさえ報道しなくなった。順当なテコ入れであろう。

  <余計な心配>
  当日の参加予定者を見ると、女優のムン・ソリやオー・ジヘ(ジヒェ)はともかく、ポン・ジュノ監督やパク・チャヌク監督の名前が見あたらなかった。ポスターの写真の解像度が低かったので見落としたのだと思うが…、どうしたのだろう。ポン・ジュノ監督は先日(6月7日)の反ピョンテク文化祭にも、事前に告知されていたのに不参加だった。パク・チャヌク監督はベルリンで短めの1人デモを行った後、公の場所に出ていないようなのでちょっと心配である。この2人の元気な姿がないことには<ムラの闘争>が盛り上がらないではないか。パク・チャヌク監督あたりは新作の撮影中でもあるし、もっぱら内部の根回しに徹しているのだろうか。

  また、今回の集会は反FTAは謳っているものの、反ピョンテクの文言が呼びかけ文に見あたらない。せっかくチェ・ミンシクが団結テントに応援に出かけたし、昨日(6月18日)強行されたテチュリ集会(基地移転反対第3次汎国民大会)をはじめ数々の集会には民主労総や民主労働党の参加者に加えてスクリーンクオータ文化連帯の面々が参加していたはずだ。…そういえば、上のポスターにはスクリーンクオータ文化連帯の名前が出ていなかった。ポスターの写真の解像度が低かったので見落としたのだろう。まさか、路線の対立、なんてことはないとは思うが…。以前からスクリーンクオータ文化連帯を支援している映画人ももちろん上の集会には参加するのだろう。


[映画人会議](6月19日)7月1日の映画人集会の告知記事。
[ http://www.kafai.or.kr/asapro/board/show.htm?bn=screenquota&fmlid=94&pkid=167 ]

  [朝鮮日報](日本語版6月16日)をたまたま見たら、イ・チャンドン監督の新作「密陽(Secret Sunshine)」への出演俳優のゴシップ記事がでていた。自分は、大方の韓国映画自体よりも映画人の政治闘争の方が面白いと思っているクチなので、映画の新作なんかはあまり注意していない。しかし、政治闘争より映画自体の方が面白いと思える監督が三人いる。イム・グォンテク監督、イ・チャンドン監督、キム・ギドク監督である。

  これまでに3篇が知られているイ・チャンドン監督の作品では、映画「オアシス」を見て衝撃を受けた。最初はムン・ソリの演技にあきれ果て、ぽかんと口を開けて見てしまった。ここまでやっていいのかと、自分の中のきれい事が好きな勢力が疑問を持った。しかし、何度も見るうちに、自分の中の素直にものに感じる勢力が勢いを増し、結局この映画は自分の生涯で忘れられない一本になった。何度見たかわからないほど見た。自分の頭の中でムン・ソリは今もぎこちなく部屋を掃除しながらソル・ギョングが出所する日を待っている。絶対幸せになってほしいが、この2人の行く末は予断を許さない。

  映画「オアシス」の次に見たのが映画「ハッカ飴(ペパーミントキャンディ)」である。韓国の民主化闘争や労働運動についての自分の感覚的な理解のもとになった大きな勢力がこの映画である。この映画も何回も見ている。そのたびになぜか、子供の頃デパートの上の食堂で食べたお子さまランチとかカツ丼とか、懐かしいご馳走を思い出す。なぜだかわからないが、いつも目から汗が出るように泣けてしまう。そして、あの日には戻れないのだということを思い知る。

  イ・チャンドン監督の映画の魅力は絶妙に描かれる「気まずさ」だと思っている。小説家でもある監督は、出来事の細部を丁寧に描きながら、登場人物同士で互いに持つ気まずさや、一方は持っても他方は持たないような気まずさを描く。それをこちらで見ている自分は、こちらの準備次第では登場人物以上に気まずい時間を経験する。要するに、一目でわかるのだ。そして、その気まずさが自分の内側から感覚を揺さぶり、真実の瞬間を教えてくれる。錯覚かもしれないが、そう思うのだから仕方ない。

  ところで、韓国の映画人の中には、種々の政治闘争から予想されるような<映画人ムラ社会>に属さず悠々自適で仕事をしている人ももちろんいるであろう。しかし、俳優や監督、映画製作者、現場スタッフ、評論家、映画科学生たち等々のスクリーンクオータ問題に対する「判で押したような同一見解」をネットに出てくる記事で見るにつけ、そのウリ意識の強靱さには舌を巻いている。

  イ・チャンドン監督はムラ八分…、というか、孤立しているという話をずいぶん前に読んで、現場に復帰するには時間がかかりそうだなと思っていた。2年前、文化観光部長官時代に、スクリーンクオータ縮小を検討する時期ではないかと発言し、野に下った。石の上にも三年というが、2年ほど経ったわけだ。この2年ないし3年というのが、「ウリ意識を規定する空間からいったん抜けてほとぼりを冷まし、再びウリの世界に戻る頃合い」なのではないか。ただし、いつまでも「変節漢」というレッテルを貼るガチガチの分からず屋もいるだろう。

  学閥と出身地域閥がいまだに幅をきかす韓国にあって、とくに選良意識が強いと言われる映画人の世界は偏見がいっぱいなのではないか、という偏見を自分は持っている。こういう偏見を持つに至った理由は単純である。多くの韓国映画は見る映画見る映画どれもカタにはまっていて話が退屈だったのだ。数あるメロドラマは言うに及ばず、分断の悲劇を扱った大作、例えば日本で評判の高かった映画「JSA」や、「殺人の追憶」、「オールドボーイ」、最近の「親切なクムジャさん」等々、折り紙付きといわれる監督による話題作は自由な発想でのびのび作られたようには思えなかった。

  こうした映画には何かへの配慮や計算があように思え、とても中途半端な印象を持った。優秀な人たちによるハリウッド式の小器用なテクニックで観客を誘導しようという意図が見え見えであった。いわゆるスター俳優を起用し、その人気に乗っかって興業性を確保しようという作戦が鼻についた。いわゆるスター俳優に対する思い入れの希薄な自分にとっては非常に退屈だった。自分の中のきれい事が好きな勢力を喜ばすことは出来なかった。こういう観客をナメたような映画が、何百万人も観客を集めているのか、…こういうものを生み出す韓国の映画界って…、というように偏見が育ったのである。もちろん、だからどうだということもない。見たい人は見ればよいのだ。私の宝石はあなたにとってはクズかもしれない。

  映画「密陽」は、慶尚南道密陽を背景に、ピアノ塾で子どもたちを教えている女性とカーセンターの社長の恋物語という基本ストーリーだけが明らかになっている。現在もシナリオ作成中で、来る9月初めに慶尚南道密陽市でクランクインする予定だそうだ。たとえスター俳優を起用しようと、この監督の作品なら期待して待つことができる。


[朝鮮日報](日本語版6月16日)「イ・チャンドン監督、新作にチョン・ドヨン‐ソン・ガンホ出演依頼」という記事。
[ http://japanese.chosun.com/site/data/html_dir/2006/06/16/20060616000017.html ]
[スポーツソウル](6月15日)ソン・ガンホとチョン・ドヨンが新作「密陽」の主役にキャスティングされそうだという記事。この映画についてやや詳しい。
[ http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=16&articleid=20060615123157475d8&newssetid=83 ]
[聯合ニュース](6月5日)新作「密陽」の端役を公募する記事。募集対象は慶尚道なまりを香ばしく駆使することができる30代後半から50代初めの男女40余名と15〜19歳ほどの男女1名ずつだそうだ。自分に慶尚道なまりがしゃべれれば飛んでいきたいぐらいだ。
[ http://kr.news.yahoo.com/service/news/shellview.htm?linkid=4&articleid=2006060516271442101&newssetid=1352 ]


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