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製作国:日本 2007年
監督:周防正行
出演:加瀬亮、役所広司、瀬戸朝香、もたいまさこ、山本耕史
ジャンル:ドラマ/サスペンス/犯罪
上映時間:143分
【解説・ストーリー】
周防正行監督「シャル・ウィ・ダンス」以来11年ぶりの新作。日本の疑問だらけの裁判制度にメス
を入れた意欲作。日本アカデミー賞他、この年の映画賞を総なめ。また、米アカデミー賞外国語映画
賞日本代表作として選出された。
フリーター金子徹平は会社面接に行く途中だった。満員電車に乗るが上着がドアに挟まったまま電車は
進行する。そして次の駅で降りると女子中学生から痴漢したと言われる。駅員につかまり駅事務所で事
情を話したあと、警察に引き渡されてしまう。警察・検察での取調べでも徹平は一貫してやってないと
主張するものの、誰も彼の話をまともに聞いてくれなかった。そしてついに法廷で争うことになった
徹平だったが・・・。
【感想】
「日本はこんなにも歪んでると感じた」
実に興味深い作品を観ました。決して楽しい作品ではありませんが、この映画を観れば、裁判がいかに
事務的で冷たいものなのかよく理解できると思います。
この映画の中で描いた犯罪は「痴漢」。ありふれた犯罪ですね。痴漢という場合、大抵はおしりを
触られるということが多いですよね。でも、おしりはうしろにあるものですから、前を見ている被害者
からすればこういう満員電車だとすると誰がやったのかわかりませんよね?大体、身動きがほとんど
取れないから周りに誰がいるのかもよくわからないし。
この映画、実に巧妙に作ってあると思います。おそらく、観てれば加害者の疑いがある金子徹平を擁護
したいと思うでしょう。彼は無罪であるのにどうしてこんなことにと思うでしょう。だが、これで彼を
無罪にした場合、被害者を無視した判決になるわけですよ。そうすると女性軽視や痴漢行為の正当化
みたいなバッシングが来るでしょうね。具体的な証拠がないがゆえに被害者側が有利になる現状なんで
すね。監督は現在の冷たくて事務的に判断することしかしない裁判所を容赦なく描ききっていきます。
そうそう、再現ビデオの製作は上手だと思いましたね。決定的な証拠ではないとしても、裁判官を動
かす有利なものだと思いました。思ったのは、容疑者の陳情が無視されてしまっていることに腹が
立ちますね。大抵の犯罪者はウソをつくから聞いてられないというのはどうかと。
ラストで徹平がいうように、集められた証拠をまとめ、「とりあえず」という形で処理してしまうと
いうこと。そこに人間の気持ちが入る余地はない。やってなかったとしも有罪となる、恐ろしい世の中
じゃないですか。
自分なら途中でこうしたかも知れません。「わかった、俺がやった。逮捕したいんでしょう?じゃあ
逮捕してください。認めませんけど。刑務所に行きますよ。ただし、俺がやってないという証拠が出て
きた場合、その時は覚悟しといてください」とね。でも、もし刑期を終えて出所してから証拠が出てき
た場合ってどうなるんですか?棄却されるんですかね?
ハリウッドの法廷劇はあくびが出るんですが、本作は飽きることなく観れました。映画としての完成度
も高く、邦画も捨てたもんじゃないですね☆是非オススメします。 7・5点
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これは監督の執念を感じる作品ですよね。
日本の司法制度を目の当たりにして恐ろしくなりました。
TBさせてくださいね。
2008/3/7(金) 午前 9:58
これ、映画館で観ました。本当にこんな事があっていいのか〜って腹がたちました。 そして最近ニュースを見てたら、まさにこれにそっくりの事件があってびっくりしました。
前に書いた記事がありますので、お時間ありましたら読んでくださいね。コメントいただけたら嬉しいです。URL: http://blogs.yahoo.co.jp/cinema53laveyou/13760468.html
コメントといえば、以前私の記事にコメントいただいてたのに、お返事書いてないのがありました。遅くなりましたがお返事書きましたので、お時間ある時、見てくださいね!〈見落としてて、ごめんなさい!)
URL: http://blogs.yahoo.co.jp/cinema53laveyou/21822411.html
2008/3/15(土) 午後 0:21
この映画は是非、日本の皆に観てもらいたいです。
この映画が公開されたときに、強姦罪で有罪となり服役させられた人の冤罪が分かりましたよね。
そして先日もありました。この人は女が自首したから無実と分かったけど、しなかったら有罪となったのですよね。
恐ろしいですね。
裁判って有罪ありきなんですよね〜
空恐ろしさで衝撃を受けた映画でした。
TBさせてくださいね。
2008/3/16(日) 午前 11:32 [ ake*omy*ujo*3 ]
minaさん>ですよね〜男からすれば電車に乗るのもおっくうですよ(苦笑)。サギ師が横行しない時代がこのまま続けばいいんですがね。
2008/3/18(火) 午後 0:16
ゆうちゃんさん>本当ですか?うーむこれってやや現実味に欠ける部分も多かったんですが、恐ろしいですね(苦笑)。わたしも見落としてるコメントあるので気にせずに(笑)。
2008/3/18(火) 午後 0:18
明星さん>そんなに有罪にしたいのでしょうか?だったら弁護士なんかいらないですよね(苦笑)。これ、弁護士の人がみたら怒るんじゃないですかね?具体的事実がない限り負けるなんて・・・。本当におかしい日本ですね。。。
2008/3/18(火) 午後 0:20
これは完成度たかいですよね。かなり後味悪かったんですが衝撃的作品でしたTBしますね。
2008/3/21(金) 午前 1:27
そうですね、衝撃的ともとれる作品でした。。。後味はサイアクですね(苦笑)。なめとんかって思いましたもん。でもこれが現実なんですよね〜(汗)。あまり電車使わないんですが、こないだ満員電車に乗るハメになったので、わたしはずっと手はポケットに突っ込んでました(苦笑)。
2008/3/23(日) 午後 0:06
これはクロだろうwwwふつーに履歴書忘れるか・・・電車の乗り方もヘンだ。おまけに友人の山本耕史が法廷で帽子をカブリ、最後に裁判官を侮辱する。控訴してもダメだこりゃ〜〜
2009/8/27(木) 午後 11:38 [ esu**i123 ]