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小泉純一郎首相は16日、ブッシュ米大統領と京都迎賓館で会談した。自衛隊と米軍の連携を強化する在日米軍再編の中間報告がまとまったのを受け、同盟協力を世界規模に拡大する方針を確認した。会談後の共同記者会見で、首相は「日米関係が緊密であればあるほど中国、韓国、アジア諸国とも良好な関係が築ける」と述べ、靖国参拝で中韓両国との関係が悪化しているアジア外交でも、日米同盟を最優先させる考えを強調した。 会談で首相は「日本国内では日米関係より国際協調に比重を移してはどうかという議論があるが、賛成しない」と述べ、大統領も「正しい考え方だ。良好な日米関係があればこそ、中国も対日、対米関係を強化しなければならないと思うのではないか」と応じた。日中関係について首相は「経済、文化、スポーツ、人的交流など各分野で拡大している」と強調、靖国問題には両首脳とも直接言及しなかった。 (略) ※毎日新聞 平成17年11月16日 (http://www.mainichi-msn.co.jp/) ※ヤフーニュース (http://headlines.yahoo.co.jp/hl) <日米首脳会談>同盟協力を世界規模に拡大する方針確認 より引用 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− ※記事全文内容は各サイトで確認・参照の事 アンダーラインや太字は、あすろん1へるつ注 ○小泉外交の「キモ」 日米の「良好な関係」。 中国・韓国、アジア諸国との「良好な関係」。 この2つの「良好な関係」という言葉をまさか「同じ意味」であると捉える人は居ないだろうが、一応言及しておこう。 日米における「良好な関係」とは、アメリカの軍事的プレゼンスを極東アジアに及ぼして、日本を侵害しようとするあらゆる力に対する「抑止力」を発揮してくれる事と、アメリカの市場で日本企業のメシを食わせて貰える事だろう。 「日米関係が緊密」とはアメリカの「影響力」を日本が行使する事。 簡単に言えば「虎の威を借る狐」を地で行く事である。 アメリカの力をさも日本の力の一部であるが如く見せる事・・・・それが小泉外交の「キモ」である。 ○中国 そういう日本の意図を最も敏感に感じているのが中国である。 だが、さすがに中国は老練な政治国家である。 国内で数々の政治闘争を繰り広げてきた経験の豊富さは、実際の政策にも現れている。 アメリカの影響力に寄りかかっている日本の脇の甘さを衝いて、「潜水艦による領海侵犯」「春暁ガス田」「日本大使館への侮辱」と、日本の面目を散々痛めつけてきた。 「虎の威を借る狐」である日本に対してアメリカがどこまで手を差し伸べるかを、様々なアクションを起こす事によって試してきた。 そして、アメリカはさほど注目すべきアクションを起こせないという感触を得たのであろう。 「虎」はまだ今のところ恐いが「狐」は別に恐くない中国としては、極東アジアでの覇権樹立に障害にならない程度に日本を放置しておけば良い。 「政冷経熱」は中国にとって実に都合がよい。 何故なら、「外敵」を作り上げて政権の求心力を維持し、しかも「経済」の養分は得られる。 その間に中国は自国を富ませる事ができるからだ。 中国が圧倒的に経済的強者となったら日本が今のまま「日米同盟」を笠に着た外交を展開する限り、中国は東南アジアの取り込みをおろそかにしない限り、自ずと「市場」のある中国の覇権は完成する。 子供っぽい政治を展開している日本は、中国や東南アジアにおける「市場」という「資源」を失う。 ○小泉外交 インドと結ぼうにも間に東南アジアが横たわる。 ロシアと結ぼうにもロシアも中国同様に日本に対して「政冷経熱」政策を採る。 金さえあれば市場としての地力をつける為の政策を発動できるのだから、政治的に友好関係を結ぶ必要はない。 「虎の威を借る狐」を孤立させる中国の術中に嵌る日本政府がどういう手だてを講じられるのか、実に見物である。 「郵政民営化は外交関係も改善する」等と言った小泉政権を支持した国民は、「郵政民営化」と「外交関係改善」をどう合理的に結びつけたのか? それは最初に言ったように、同じ文言であってもそれは一般的な捉え方をしても意味を捉えきれないから合理的に結びつきようが無いのだ。 要するにこの場合も「外交関係を改善する」とは単に「日米関係」にのみ寄与する話であって、中国や韓国との外交関係は含まれない。 もし関係するとすれば、それは結局「虎の威を借る」為によりに「日米関係」を強固にして、それを突破口に中国と韓国の口を閉ざさせようという意図以外は無い。 「虎の威を借る」者に親しみを込めて近寄ってくる国があるとすれば、それは「金目当て」である。 今後小泉政権は、「国際協力」と称して金をばらまくだろうが、その効果はせいぜい「虎の威を借る」小賢しい嫌なヤツという面を「和らげる」事は出来るだけである。 マイナスの関係をゼロに出来れば上出来。 小泉外交は「スネオ外交」(※ドラえもん)にすぎず、国際社会において真の信頼関係を築く事は出来ない。
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