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ライトバンと衝突、バイクの男性重体─山科
11日午後9時40分ごろ、京都市山科区大宅御所田町の交差点で、
同区大塚高岩、内装業矢野知子さん(40)のライトバンと同、郡山良雄さん(57)のバイクが
出合い頭に衝突した。
郡山さんは頭を打つなど意識不明の重体。山科署が原因を調べている。
Kyoto Shimbun News 2006年2月12日(日)
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重体の男性死亡─山科の交通事故
京都市山科区大宅御所田町で11日夜、ライトバンとバイクが衝突した事故で、
意識不明の重体だった同区大塚高岩、飲食店経営郡山良雄さん(57)が12日未明、死亡した。
Kyoto Shimbun News 2006年2月13日(月)
──≪引用ここまで≫──
人の死は、突然訪れる。
もーちゃんの知人のこの男性、東北地方出身の方で、
以前“みちのく”という民謡酒場を経営していた。
大柄で恰幅のある風貌ではあるが、
優しい顔つきと性格は周りの人々を和やかにしてくれた。
彼自身や奥さん、息子さんは全くお酒の飲めない人たちだが、
三味線仲間の評判も良く、常連客も多くいたようだ。
(亡き私の父もそのお店にしばしば通っていた。)
気が向くと三味線を弾きながら長唄などを歌ってくれたそうだ。
“みちのく”を閉店、暫しのブランクの後、違う場所で心機一転、
息子さんと共に新たに店を始めて半年、この悲劇が襲った。
事故の原因─。
ライトバンの運転手(同じ町内の人)が缶ジュースを落とし、
それを拾おうとした時に彼のバイクと衝突したそうだ。
病院に運ばれた時には、脳挫傷・肺挫傷・動脈破裂……。
心臓だけは動いていたが、とても手術のできる状態ではなかったらしい。
奥さん曰く、
「向こう(=加害者)も過失を認めているし、私も車を運転する身だから、
(加害者を)責められない……。」
それに答えて弔問客の一人が、
「奥さん。そんな優しいこと言うてたら、やっていけへんで。」
彼に連れ添った奥さんもまた、見るからに穏和な方である。
「何だか夢を見ているみたいで……。」
そう思っているのは奥さんだけではなく、私たちも同じである。
13日の夜。
訃報を聞き駆けつけた私たち夫婦は、何ともやるせない思いで一杯であった。
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