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千葉に住む兄の家族は、 今、私が住む家から、 道路が空いていれば車10〜15分の所で暮らしております。 昨年の秋、小さいながらも一軒家を建て、 兄は昔からの夢を叶えました。 そんな兄たちには、お世話になりっぱなしです。 とにかく家計の苦しい私に、 ずいぶんと援助してくれてます。 しょっちゅうご飯も食べに行ってるし・・・。 ありがたや、ありがたやです^^; そして、本も買えない状態だった私に、 義姉が2冊の本を貸してくれました(^^)v
1冊目は、奥田英朗さんの「最悪」 いかにも暗そうなタイトルでしょ? そうなんですよ。 人生最悪の事態を背負った3人の主人公たちの話。 町工場の社長・川谷信次郎は、 お金の工面や近所からの騒音苦情などの悩みに頭を抱えていた。 銀行員の藤崎みどりは、 家族の問題や支店長からのセクハラに悩んでいた。 定職にも就かずふらふらと日々を過ごす野村和也は、 やくざに弱みを握られ、無理難題をふっかけられていた。 そんな全く違う世界で暮らす3人が出会い、 運命は思わぬ展開を・・・。 という話なんですけどね。 あまりにも最悪な状況に追い込まれていく様子は、 読んでいても、なんだか気が滅入りそうというか、気分悪くなりそう。 だけど、3人が出会ったあたりから、 めちゃくちゃ面白く話が展開していくんですよね。 「これって、もしかしてコメディだったん?」 と思うくらいに。 文庫本で、2.5cmほどあって読み応えもあります。 機会があれば、ぜひ読んでみたくださ〜〜〜い!
2冊目は、伊坂幸太郎さんの「グラスホッパー」 妻を殺された元教師の男・鈴木が、 復讐するために非合法な世界に踏み込むが、 その闇の世界には、 ナイフ1本で人を殺す男や、 走ってきた車めがけて後ろから背中を押して殺す「押し屋」、 自分では直接手を下さず、自殺をさせる「自殺屋」、 などのプロの殺し屋が存在する。 物語は、鈴木と自殺屋の鯨、そしてナイフ使いの蝉、 の3人の視点を通して進行します。 発想といい、構成といい、とても面白い。 あっと言う間に読み終わってしまいます。 だけど、殺すシーンがあまりにも生々しくって。。。 それがちょっと苦手かな〜。 ちなみに、写真にあるブックカバーは、 奈良の「中川政七商店」のものです。 ホームページはこちら→http://www.yu-nakagawa.co.jp 麻の生活雑貨を中心に事業を展開されていて、 最近では奈良だけでなく全国あちらこちらにも進出されてます。 大阪の友人からお餞別にいただいたもので、 とても気に入ってます。 渋くていいでしょ?私の好みなんで〜〜〜す(^^)v |
本のお話
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久しぶりに本の紹介です。 12月中旬ごろに会社の人に借り、 2ヶ月半かかってやっと読み終わりました。 「お正月に読みますね〜。」って言ってたのに、 こんなに長くかかってしまいました。 「すみません、なかなか読み終わらなくて^^;」 と謝ると、 「1日超過するごとに、1000円払ってもらうで〜。」 と笑いながら冗談を・・・。 いやっ、本気だったらどうしよ???(笑)
あまり本を読む機会の少ない方でも、 ニュースなどで一度は耳にされたのではないでしょうか? 昨年5月に出版された村上春樹さんの話題作「1Q84」です。 なぜこんなに読むのに長くかかってしまったかと言うと、 答えは簡単なんです。 文庫本ではなかったから^^; 分厚い本を通勤やお出かけに持って出る気にはならず、 かと言って、自宅で本を読むことに集中する時間もなかなか取れず・・・。 毎日、寝る前の10〜30分ほどの時間に、 少しずつ少しずつ読んでいたら、 2ヶ月半もの時間がかかってしまっただけなんです^^; 物語は、1984年の東京が舞台です。 スポーツインストラクターでありながら、裏で暗殺者の顔を持つ青豆さんと 作家志望の予備校教師の天吾くん。 この二人の物語が、章ごとに交互に進んでいきます。 いつのまにか現実ではない1Q84年の世界に踏み込んでしまった二人はやがて・・・。 とまぁ、超簡単に書くとこんな感じです。 少し変わったラブストーリーなのかもしれません。 ストーリー展開は面白く、早く次を読みたいと思わせてくれました。 退屈するような本ではないんです。 だけど、村上春樹ワールドは、 やっぱり私には独特すぎて理解しづらいです。 今までにも、「風の歌を聴け」「1973年のピンボール」「ノルウェイの森」等々、 何冊か読んできたんですけど、 言おうとされてることが、どうも抽象的すぎて、 感動するところまで到達できません(-"-) 私に読解力がないのでしょうけど、 やっぱり今回も理解できてないように思えます。 もしお読みになった方がいらっしゃったら、 感想などをお聞かせいただけないでしょうか? ちなみにこの本貸してくれた主も、 「もう一回じっくり読んでみないと、ようわからん。」 と言っておりました(笑) この2巻で完結したのかと思ってましたが、 今年の春ごろに3巻目が出版される予定だそうです。 またお借りしよっと♪♪♪ |
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以前、本の紹介をさせてもらった時、 「宮部みゆきもおもしろいよ。」とコメをいただき、 ホワイト・デーにゲットした図書カードで買ってみました。 東野圭吾さんが1958年生まれ、 そしてこの宮部みゆきさんが1960年生まれ。 ちなみに私は、1959年生まれ。 ほぼ同世代の方々の活躍が、とても嬉しく思われます^^;
東京都荒川区の超高層マンションで起こった殺人事件。 悲惨な事件の裏には、 被害者と加害者につながる さまざまな事情を抱えたの家族の肖像が浮かび上がってくる。 ストーリーが展開する中で、 関係者たちの証言がインタービューという形で紹介され、 事件の全容が明らかになっていく、 ドキュメンタリー風の小説です。 読み始めた時、 マンションの一室で起こる殺人事件というのが、 あまりにも現実的な感じがして、 一人、夜の寝室で読んでいると背筋が寒くなり、 怖くて眠れなくなりそうでした^^; 私、本当に怖がりなんです(-"-) また、今の自分とは無縁と思われる競売物件と それにまつわるトラブルのことをよく知らないので、 内容を理解するのに、少し戸惑ってしまいました。 だけど、読み進めていくと、 他人からは見えない不幸や悩みを抱えたそれぞれの家族が紹介され、 ちょっとした思惑の違いやズレが不協和音となり、 やがてこの大きな事件へと繋がっていくのがわかります。 事件とは、 単に被害者と加害者がいるだけでなく、 本当は大なり小なり多くの人が何らかの形で関わっているのかもしれない、 そんな風に思わされました。 もし、誰か一人でもその時に違う行動や言動を取っていたなら、 もしかしたらこの事件は防げたのかもしれないのです。 舞台は今流行りのタワーマンション、
競売物件と占有屋、 未婚の母となった十代の娘とその家族、 ローン地獄に陥った夫婦、 などなど、現代社会が抱える問題が浮き彫りになっていく中で、 家族とは何かを考えさせられますよ(^^) |
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今までに何度か東野圭吾さんの本を紹介してきました。 そのほとんどが推理小説で、 毎度のようにトリックに騙されながら、 楽しんできました。 でも、 今日ご紹介するのは、単純におもしろい作品です。 笑えましたよ(^^) ちなみに、これも会社の仲間に借りました^^;
本のタイトル通り、 ブラックユーモア溢れる、 ちょっと怖くておかしな人たちのお話です。 すました顔をしていても、電車の中でお客さんの心の中ってこんな具合かも・・・? と思わせてくれる「鬱積電車」、 杉さま〜や何年か前のヨンさまブームを思い出させる「おっかけバアさん」、 あの星一徹も真っ青になりそうな「一徹おやじ」、 とってもアホらしいけど、人間信じこむとここまでいくか・・・と笑える「超たぬき理論」、 これって「アルジャーノンに花束を」のパクリ?と思いながら読んでいたら、 本当にそうだった「あるジーサンに線香を」、 などなど、 全9篇からなる短編集です。 感動するようなお話ではございません。 難しいことは考えたくない時、 疲れた頭をほぐしたい時、 そんな時に気軽に読める本だと思います。 一篇ずつに、 この小説ができあがったいきさつやエピソード等を綴ったあとがきまで、 楽しく読ませてもらいました♪ |
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今日は、社会問題と向き合った2冊の本を紹介します。 昨年の12月に、 推理小説に少し飽きてきた時に買った本です。 以前から気になりながら、 重たそうなテーマにためらい、なかなか手が出なかった本です。 作者の帚木蓬生さんは、 現役の精神科医として開業しながら、 作家活動を続けておられます。 現場を知る医者だからこそ書けた本なのかもしれません。
病気であったがゆえに犯した過ち。 そんな暗く重い過去を背負い、 家族や世間から隔離されながらも、 懸命に生きる患者たち。 その閉鎖された病棟が自分たちの安住の場と信じていた彼らが、 ある事件をきっかけに自立を決心する。 淡々と綴られた文章の中に、 とても強く心をひきつけるものがありました。 みな違う症状であるのに ひとくくりに「精神分裂症」のレッテルを貼られてしまった患者たち。 その心は、とてもとても澄んでいて、 純粋に仲間を思いやれる優しさには、 本当に胸を打たれます。 最後は、涙が止まりませんでした。 ちょっと地味ではありますが、 一人でも多くの方に読んでほしいと思える一冊です。 そして、 何度でも読み返してみたくなる一冊です。
もう家族には迷惑をかけたくない、という思いから・・・ もうこれ以上迷惑をかけられたくない、という思いから・・・ そんなさまざまな理由で入院した認知症の患者たち。 軽度の方もいれば、重度の方もいらっしゃる安楽病棟のお年寄りたち。 そのお年寄りたちのお世話をする 一人の若い看護婦さんの目を通して、 病棟でのできごとが綴られてます。 最後に明かされる衝撃の事実に、 改めてこの本の重いテーマ「安楽死」に気付かされます。 ノンフィクション風のミステリーです。 だけど、あまりにも介護の様子が上手く書かれているので、 そんなことを忘れて読んでしまいました。 そして、看護大学を卒業しながらも、 普通は敬遠されがちな痴呆病棟に自ら志願したこの若い看護婦さんの 明るく溌剌と情熱溢れる介護の様子に、 心が温かくなる思いでした。 高齢化社会を迎え、介護現場の問題が浮き彫りなりつつあります。 また、簡単には答えの出せない安楽死の問題。 今後、決して目をそむけてはいけないこの大きな問題に、 現役の医者である著者は、答えを出したわけではありません。 いろんな立場から、いろんなケースがあり、 いろんな考え方があるけれど、 避けては通れないこの問題に対して、 真摯に向き合う必要があることを訴えているのだと思います。 |



