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ウイズ・クリフォード・ブラウンと名のついたアルバムが、3枚あります。以前やった 1.ダイナ・ワシ
ントン、今日の 2.サラ・ヴォーン、そしてご存知 3.ヘレン・メリル。この3人をまとめて、通称ブラ
ウン・シスターズって呼びます(・・・・嘘です。)。1〜3の番号は伊達ではありません。録音の早い順
です。1.が1954.8.14の録音。2.が1954.12.16&18の録音。3.が1954.12.22&24の録音です。皆さん驚く
無かれ、クリフォード・ブラウンは1954年に、ブラウン・ローチの一員として、このほか6枚のレコード
を送り出しています。参加したところでは、アート・ブレイキーやホレス・シルバーとのバードランドの
夜1954年2.21があります。
さてこの標題のレコードでありますが、恐れ多くも、かしこくも。天下のサラの名昌であります。ブロ
グにするほうにしてみれば、非常にリスクの大きい歌手であります。この手になると、わざわざブログに
までしなくたってという気持ちがあり、乗せにくい品物です。でもすばらしい。とても素晴しい。解釈し
て歌にするということは、こういうことなのかと。ジャズ歌手というものが歌えば、この曲はこんな風に
なってしまうのかと。カウント・ベイシーをバックにシャイニー・ストッキングスを歌えば、みんなエラ
になってしまうように。またほかの演奏者がよい。ソロもオブリガードもコール&レスポンスもみんな心
地よい。皆が楽しんで演奏しているのが、手に取るようにわかります。
有名なララバイ・オブ・バードランドの決定盤のように言われているクリス・コナーは、やはり同じ19
54年で4ヶ月前の8月9日、11日に録音しています。(彼女は、正真証明 ケントン・ガールズ と呼ばれ
てます)。この曲の代表的な名昌の2枚が、同じ1954年の録音とは驚きます。発売もクリスのほうが先だ
ろうし、話題性もあったと思いますが、そういう環境でのサラの録音において私の軍配は首差ですが、サ
ラに上げます。この時点での首の差が、後に大きく広がったと思います。サラは、没するまでジャズの第
一人者として、活躍しました。一方、クリスの全盛期は1955年までのおおよそ、10年あまりです。クリス
のハスキーヴォイス、細かいヴィブラート、ナイーブさ、歌唱力、どれをとっても素晴しいのですが、こ
のクリスのベツレヘム盤アルバムのこの曲に限って、リズムセクションとほんの少しズレがあるように昔
から感じています。一方のサラは、我々を完璧にジャズの世界に漂わせてくれてます。皆さんはいかがで
すか?
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昔、ブラウニーの「エマーシー・コンプリート・レコーディングス」の10CDボックスを買いました。ダイナ・サラ・ヘレンがすべて収録されており、得したような気分でした。
2006/7/29(土) 午後 6:56
でたんですよね〜、私は金欠病で横目で指を加えてました。あのコンプリートは、素晴しいコレクションです。大事にしてください。あと、私が逃したのがもうひとつ。ベッシー・スミスのボックスが出たんですけど、これを逃しました。泣いてます。
2006/8/4(金) 午後 10:06