五本木指圧研究所ブログ

診断即治療〜日本指圧協会目黒支部長のあん摩マッサージ指圧治療院。

全体表示

[ リスト ]

ロコモティブシンドロームとは、運動器の障害の為に要介護となる危険性の高い状態をいう。
*日本語の意味は運動器機能低下症候群であり、略してロコモと呼ぶことがある。
要介護となる前に、日常的な筋力トレーニングはもちろん指圧治療で健康状態を維持して頂きたい。

・はじめに・
ロコモティブシンドロームの三大要因として、脊柱管狭窄症による脊髄・馬尾・神経根の障害、
変形性膝関節症・関節炎による下肢の関節傷害、骨粗鬆症・骨粗鬆症性骨折があり、
運動器への総合的な対応こそが重要とされる。

・診断方法・
運動器の訴えにならない(未病)機能低下として、胸椎の生理的後湾の消失と脊柱起立筋の過緊張、
肩甲下筋の過緊張、腸腰筋・中殿筋の過緊張、足底筋の過緊張が上げられる。
運動器の機能障害の基本は抗重力機能であり、立位バランスと歩行バランスの改善が重要である。

・指圧治療・
運動機能障害での未病治療は、肩甲間部と膝から下が重要であり、
下肢・腰・膝に負担のない正しい立位バランスと歩行バランスが必要となる。

肩甲間部では背部はもちろん、胸神経支配である胸椎第4から第11の肋間神経への指圧刺激を与える。
この時、横胸から肋間そして腹部から胸骨へ指圧治療を施術する。
加えて、肋間を広げる為に、側屈の運動法も有効である。

肩甲下筋の過緊張による症状である肩こり・五十肩に対しては、
全身指圧で疲労を改善し、座位で全体のバランスを調整する。

腸腰筋である大腰筋の短縮は老人の姿勢になるので、腰椎第4から第五への指圧を行なう。
腸骨筋には、上前腸骨稜の内側を指圧するのが有効である。
望ましい立位バランスをつくる為には、腸腰筋・中殿筋・足底筋の指圧治療が中心となる。

・考 察・
腰背部の指圧刺激において、下肢皮膚温の変化が確認されているため、
運動機能障害の指圧治療にも効果があると考えられる。
また、腰部への指圧治療として仙骨部も有効であると考察される。

・まとめ・
指圧する時は心地よい施術を心がけ、受ける人の心地よさに答え、真心を持って指圧すること。
効果の持続する治療は、主訴に対する治療、身体の治す力に対する治療、
未病の徴に対する治療を満たすことが条件となる。
身体の治す力に対する治療においては、座位による上肢(特に肘から先)への軽擦法(皮膚刺激)を
吸気時に施術することにより治癒力の向上が望める。

基本指圧は指圧師になる為の原点であり、正しい基本をしっかりと身につけてこそ奥義の習得が出来る。
ロコモティブシンドロームにおいても、基本である全身指圧による治療が重要となる。


*第47回指圧治療夏期大学(平成21年7月9日〜11日開催)の講義において、
医学博士 西條一止先生による「運動機能障害と指圧治療」を論文としたものを抜粋した。
尚、本文は、専士論文として日本指圧協会へ提出し審査済みである。
にほんブログ村 健康ブログ 更年期障害へ(文字をクリック)

この記事に

閉じる コメント(0)

コメント投稿

顔アイコン

顔アイコン・表示画像の選択

名前パスワードブログ
絵文字
×
  • オリジナル
  • SoftBank1
  • SoftBank2
  • SoftBank3
  • SoftBank4
  • docomo1
  • docomo2
  • au1
  • au2
  • au3
  • au4
投稿

.


みんなの更新記事