Mezzo Lover

オペラ中心に最近聞いたもの。

メゾ

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Purcell - Dido and Aeneas

Sarah Connolly (mezzo-soprano)
Gerald Finley (baritone)
Lucy Crowe (soprano)
Patricia Bardon (mezzo-soprano)

Choir & Orchestra of the Age of Enlightenment
Conductor: Elizabeth Kenny



Purcell - Dido and Aeneas

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2009年もあとわずかになりましたが、今年はパーセル・イヤーでもありました。
パーセルといえば、「ダイドーとアエネイス」。
ジャネット・ベイカーの歌唱は聞いておきたい名演ですね。

Purcell - Dido and Aeneas
Dame Janet Baker (Mezzo-soprano - Dido)
Patricia Clark (Soprano - Belinda)
Raimund Herincx (Baixo - Aeneas)
Monica Sinclair (Contralto - Maga)
Anthony Lewis,conduct
English Chamber Orchestra

約1時間弱の英語で歌われるオペラ。
ダイドーはカルタゴの女王、アエネイスはトロイヤの王子です。

トロイヤ戦争は、争いの女神エリスが精霊テティスの婚礼に黄金の林檎を投げ入れたことから
始まりました。その林檎には「最も美しい女神へ」と記されていたものだから、
ヘラ、アテナ、アフロディーテの3神が「これは私のもの」と互いに主張し合って譲らない。
そこで公平な第三者に判定してもらおうと白羽の矢が立ったのが、トロイヤのパリス。

女神ヘラは「この世で一番の王にしてあげよう」と言い、女神アテナは「いかなる戦にも絶対
に勝利する力を与えよう」と言いましたが、パリスが選んだのは「最も美しい女性を与えよう」
と約束したアフロディーテ。
そこでパリスのもとに選ばれたのが、スパルタ王の妃であったヘレネです。
アフロディーテの力でヘレネをトロイヤに連れ帰ったパリスですが、
ここに全ギリシャ対トロイヤの一大戦争が勃発します。
この戦争は同時にアフロデイーテ陣営対ヘラ、アテナ陣営という神々の戦争でもあり、
間に入ったゼウスがどっちつかずという立場で10年に渡り繰り広げられます。

結局、有名なトロイの木馬作戦の後、トロイヤは陥落しますが
ここで逃げ延びた王族のひとりがアエネイスです。

ようやく本題。パーセルのオペラは、カルタゴに漂着したアエネイスが女王ダイドーと出会い、
愛し合うようになるところから始まります。
ところが、ここへ女王ダイドーを憎む魔女たちが登場。魔女たちの策略でアエネイスは
「イタリアに向かって、新たな国を興せ」という偽の神託を授けられ、騙されるような形で
イタリアへ旅立って行きます。
このオペラ最大の見せ場は、女王ダイドーがアエネイスと別れ嘆き悲しんだ末、亡くなってしまう
という「ダイドーの嘆き(Dido's lament)」(When I am laid in earth)のところです。
ダイドーの役はソプラノで歌われることも多いのですが、個人的にはメゾで歌われるものの方が
悲しみがひしと伝わり心に残ります。


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