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2011年5月5日(金)
今、宮城県栗原市にある孤雲屋敷にいます。
台所にいます。これは粉をこねる鉢です(写真①)「こねる」と言う言葉と「ごてる」と言う言葉が混同して今の「ごねる」と言う言葉になっています。不平や不満をくどくどと言ったり、自分の思い通りにしょうと文句をつけることをさします。 この鉢を見ていると、辻本とか言うおばさんや民主党の岡田君を思い出しました。安保法案を戦争法と呼んでみたり、徴兵制に直結するなどと言う意味不明のレッテル貼りや論理をこねて、ひたすら引き伸ばしのためにごねています。さそかし、この鉢程度の浅い思考しかできないのでしょう。こういうのをステレオタイプ人間と言います。時代の流れに付いていけない化石人間とも呼びます。
染め付けの皿です。手前のは「さはち大」という名が付いていますが、広いものは大きくても皿、深いものは小さくても鉢ですから、両者の中間ぐらいというような意味でしょう(写真②)
円形のの高足御膳です(写真③)。元々は右端にある盆に足が付いたものを膳というのですが、多くは方形、つまり角形です。丸いのは初めて見ました。
手前左は注ぎ口の付いた酒つぎ、中央は枡に取っ手の付いた酒つぎ(銚子というようです)。手前右は片口です。後方の赤いのは角樽で、婚姻などの祝い事に使われました。持ち運びのいいように樽に取っ手が付いているのですが、今はたおやか、つまり、ほっそりしてしとやかな花嫁も年月がたてば寸胴で角が生えているような女になるという暗示かもしれません。まあ、考えすぎですね。「結婚詐欺」というのは男からも女からも言えることですから(写真④)。
片口、昔の剃刀、漆掻き、飯櫃、炭火アイロンです(写真⑤)。子供の頃、炭火アイロンは子供のオモチャにもなりました。舟に見立てたのです。見立てというのは江戸時代以来の日本の文化です。広汎なことに通暁していないと分からない一種の謎かけのようなところがあります。今や、その文化も失われつつあります。教養と想像力が減退していて、見立てが成立しないのです。
蔵燭台は名札だけで実物はありませんでした。テンつきという棒のようなものもありましたが詳細不明です。秤や甕もあります。この甕は梅を漬けるものだったようです(写真⑥)。 紹介したのはこれでした。下は水屋です(写真⑦)。 さて、台所から奥を見たところです。板戸の色合いを何と言ったらいいでしょうか。暗い赤銅色とでも・・・・、え?、腐りかけのワインだって?。中央に明かり取り用のはめ殺しの障子があります(写真⑧)。 長柄の刺股と袖がらみです(写真⑨)。いずれも捕り物用の武器です。怪我はするかもしれませんが致命傷は与えません。学校や役所にも供えておくといいです。ごく少数ですが危険な人間がいますから。 笠と道中合羽です(写真⑩)。時代劇でも有名なものです。 おやおや、ここでも大国様(左)と恵比寿様(右)が祀られていました(写真⑪)。 さて、各座敷は展示室になっています(写真⑫⑬)。 北辰一刀流の系譜です。明治になってからもしばらく命脈を保ちましたが、この流派自体が現代剣道の礎の一つなので、その流れに組み込まれていきます。ただ、北辰一刀流の看板を掲げる道場は現存するようです(写真⑭)。
千葉周作は色々な作家によって本になっています(写真⑮⑯)。ちなみに北辰とは北極星、北斗とは北斗七星を指します。赤銅鈴之助の顔も見えます。 これは北辰一刀流の組太刀です(写真⑰)。竹刀で斬り合う剣道ではなく、古式の演舞のようなものですが、流派の至妙というものが秘められています。ここまで来るとやはり「剣道」という「兵法、道」です。単なる喧嘩取っ組み合いの類から一段昇華した世界なのですが、これが理解できない隣人もいるようです。
続く |
第17回大旅行(2011年4月)
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