よねちゃんの車中泊旅行記

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    2006年12月30日

  2006年12月30日付けの産経新聞夕刊の引用(要約)です。

  堺市が仕事納め式を廃止した。

  今年4月に政令市に移行した堺市が29日、仕事納めを迎えた。恒例の仕事納め式は今年から廃止、市長のメッセージが電子メールで職員に流されたが、庁内は終日落ち着いた雰囲気だった。

  同市は例年、年末には幹部職員を集めて仕事納め式、新年には仕事始め式を実施し、市長が訓示を行っていた。しかし、業務の多様化で年末年始にも働いている職員がいて実情にそぐわなくなっており、同じような行事を近い時期に2回も行う必要はないと判断して仕事納め式を廃止した。1月5日の仕事始め式は例年通り行う。

 木原敬介市長は「職員のみなさんへ」と題したメッセージの中で、激動の1年間の労苦をねぎらい、「自由都市・堺ルネサンス計画を着実に、スピード感をもって、実行することが不可欠」と職員に呼びかけた。


  でもね、木原さん、そんなことでニュースになっていてどうするんですか。ほかにすることがありませんでしたか。あなたのところでは、ついこの間、税金か保険料か、時効の中断を知らずに4億円ほど捨ててしまったと言う記事が流れていましたね。

  和歌山は田舎ですが、市町村の職員はちゃんと、時効という制度には中断があって、いくらか払ったり納付約束をしたり、徴収猶予を申し出たりすると、いずれも債務承認にあたり時効中断事由になるため、その時点で時効が一旦中断し、また新たに5年の時効が始まることくらい知っています。

  あなたのところは腐っても政令都市でしょう、時効中断を知らずに欠損処分にするなんて、恥ずかしいと思わないのですか。300万人いる公務員の誰だって知っていて当たり前のことです。

  それを何ですか、時効中断の制度を知らずに不納欠損処分にして4億円もふいにした、この記事が流れたその後で今度は目立つパフォーマンスですか。愚かとはいいませんが、センスを疑うとしかいいようがありません。

  こんなときこそ、仕事納め式を開いて、「我が市は、政令都市である。政令都市らしく、もっと法令に精通した行政をしよう」、「コンプライアンスに徹しよう」というべきではなかったのですか。

  木原さん、儀式は何のためにあるか知っていますか。節目節目にけじめを付けて、気を引き締めて新たな出発を期する、それが儀式です。

  結婚式、これから二人で力を合わせて世間の荒波をに乗り切っていこう、子供も持って家庭を築こうという誓いです。卒業式、今までの蛍雪の努力をねぎり、新たな門出の祝いです。

  仕事納め式は、一年の反省をし、来年の巻き返しを誓う場なのです。木原さんの場合でいえば、さっきの不祥事を反省し、新たな出発を誓い合う場なのです。あなたは、愚かにも、パフォーマンスに流され、せっかくのいい機会を逃しました。

  竹にも節があり、人生にも通過儀式があるように、行政にも企業の仕事にも節目節目のけじめが必要なのです。あなたはせっかくの機会をみすみす逃しました。

  我が和歌山県は、今年、最悪の事態を迎えました。その仕掛け人が、「大阪出身の」知事と「大阪の」ゴルフ場経営者だったとは言いません。和歌山から見て、大阪人は概して印象がよくありません。しかし、当たり前のことですが、大阪の人が全部悪いのではなく、たまたまそういう人がいただけのことです。

  和歌山県では、今の合い言葉は、「リセット」、「巻き直し」です。テレビを見ていると新しい知事は沈痛な思いで仕事納め式でそう言っていました。でも、県の最高責任者が公式の場でそう言う、それが儀式であり、県民に対する宣言の場なのです。

  あなたは、今回、仕事納め式を開いて、「政令市として恥ずかしいことをした、法令も知らないような仕事を政令市がしていた、これは恥ずかしい限りである。名誉挽回のためにしっかり全職員が取り組もう」と言うべきだったのです。それなのに、マスコミに迎合して、心機一転のうえ新たな取り組みをするいい機会を逃しました。

  木原さん、あなたにとって、不納欠損処分になった4億円など人の金なのですね。そうでなかったら、4億円など政令市にとって取るに足らぬ金だったのでしょう。もしそうお思いなら、あなたの市長たる資質を疑います。納税者は、血の出る思いで税金を払っているのですから。

  それにしても、堺市は、政令市になった途端、O157の食中毒に遭遇し、不慣れなこともあって出さなくてもいい犠牲者を出しました。そのとき、どんな反省をしたのですか。

  市長が地に足がついた行政をせず、こんなパフォーマンスで新聞を飾っているようでは、先が思いやられます。

  和歌山の前知事は、口を開けば「全国初の・・」でした。これに踊った人もいれば苦々しく思う人もいました。田舎の県ですから目立つのがあながち悪いとは言いませんが、要するに程度の問題です。結局、末路は見てのとおりです。

  県庁の捜索から3ヶ月、おかげさまでパフォーマンスが好きな汚れた知事は去りましたが、近所の堺市で似たようなパフォーマンスが好きな市長がいると聞いては許せません。鉄砲伝来以来の自由都市もルネッサンスも、4億円をふいにして何も言わないようでは聞いて呆れます。

  堺市のみなさん、こういうパフォーマンスに惑わされず、よく注意することが必要です。詐欺師と政治家とは同義語ではありませんが、よく似ているところもありますから。和歌山からの反省です。完。 

  

  

  

  

  
  

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