いずものこころ

みんなで古代出雲を探検しましょう!

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陰陽五行説の研究で有名な吉野裕子先生の、出雲についての考え方を見てみましょう。その著『日本人の死生観』の中の「他界と方位−出雲と伊勢−」という項で、次のように述べられています。

1.「日本神話を読んでいて気づくのは、出雲に死と敗北の影が、色濃く見られることである。たとえば、東の鹿島のタケミカツチノ神は、天津神を代表して出雲に赴き、国土返還を迫るが、西の出雲の国津神、大国主およびその子、コトシロヌシノ神は、もろくもこの東の威圧に屈し、大国主命は幽界に退き、コトシロヌシノ神は入水するのである。」

2.「女祖先神イザナミノ命の死も、出雲を背景として語られ、その陵墓もまた出雲とされている。」

3.「これらの偉大な存在である神々の敗北と死が、出雲を舞台として展開されるについては、それなりの理由があるはずである。そこにはひとつの強力な原理が働いていて、その結果、出雲でなければならない必然性が生じてきたとしか思われないのである。」

そして、吉野先生は太陽の運行の東西軸とともに、地上の東西軸が把握されると指摘されます。

4.「この東西軸の中に見られるのは、日の昇る「東」と、落日の「西」との二元対立であるが、これはそのまま、「陽」と「陰」の対立におきかえられる。」

「陽」                  「陰」
天(天津神)               地(国津神)
東(鹿島神・タケミカツチ)        西(国津神)
男(祖先神・イザナギ)          女(女祖先神・イザナミ)
生(イザナギ・タケミカツチ)       死(イザナミ・コトシロヌシ)
勝(タケミカツチ)            敗(コトシロヌシ)

5.「神話の中に占める出雲の比重の異常なまでの重さは、その呪術的重要性によるのである。」(中略)。「古代日本人にとっては、北よりもむしろ太陽に沈む西が「陰」の方向であって(中略)、国土の西の果ての出雲は、当然この世ながらの他界、あるいは他界への入り口であって、そこに神々の死や敗北が語られるわけである。」

うーん、どう考えたらいいんだろう・・・。

閉じる コメント(2)

ははぁ……でも、出雲って「国土の西の端」なんですか?? 九州は?? 本州に限定しても山口があるんでは??

2005/11/5(土) 午後 10:27 佐々木斉久

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おっしゃるとおり、この説にはそのような批判が寄せられています。吉野先生も、長門は「穴戸の吸い」というように、黄泉の国への入り口の一つだともいわれています。

2005/11/6(日) 午前 10:31 [ shigechanizumo ]


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