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出雲には日本海・宍道湖・中海・日本海・斐伊川・神戸川・意宇川・飯梨川など、豊富な産物を生み出す環境があります。
日本海からは、鯛・ブリ・アジ・イワシ・イカ・タコといった魚類、さらに、サメ・イルカ・マグロといった大型魚類、アワビ・サザエ・ハマグリ・アサリ・サザエ・カキといった貝類、ワカメ・アラメ・ノリ・ミル・コンブといった海藻類が採れます。矢野遺跡からはサメの骨が出ています。
宍道湖・中海は、今よりは塩分濃度が濃かったでしょうが、汽水域を作っているので、さらに豊富な産物を生みます。
スズキ・ハゼ・ボラ・シラウオ・ワカサギ・コイ・フナ・コノシロ・ウナギ・モロゲエビ・カニなどの魚類、シジミ・アカガイなどの貝類が採れます。
そして、日本海、宍道湖・中海に注ぐ河川からは、アユ・サケ・マスといった遡上する魚類、フナ・コイ・ヤマメ・ナマズ・ウナギなどの定置魚類、タニシ・カワエビなどが採れます。
さらに、湿潤な気候から、山野にはたくさんの穀物・果実・きのこ類、ドングリ・クリ・シイの実・トチの実など保存食にもなる食材が採れます。
また動物も多く、イノシシ・シカ・クマといった大型動物からいろいろな小動物まで、さらに、渡り鳥の飛来地ですから鴨・雁などの水鳥類も食材として採れていたことでしょう。
こうした、海・浜・湖・河川・野・山といった多様な自然と、そこから採れる多彩な食材を有する地域は、他の古代地域ではあまり見当たりません。
豊富で多彩な産物の生産と採取は、当然、地域間交流・交易を盛んにします。このことが、古代出雲の底力として作用していたことを、疑うことはできないと思われます。
同じ汽水域の、福井県三方五湖でも、豊富な縄文時代の採集活動を物語る遺跡が出ています。これだけ豊富な生活環境があると、稲作の導入がどれだけ衝撃をもたらしたか、などという論法は少し疑問に感じられますね。
多分、古代出雲では稲作によって社会変動が起こるには、他所より長い年月を要したのではないでしょうか。そのことが、古代出雲が縄文の信仰を色濃く残し、独特の信仰圏を作った一つの要因ではないかとも思われます。
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物知りな方ですねー(*^_^*) 私はおいしいチーズまんとめろんぱんが何処かにないかと探しています。 あれば食べさせてくださーい!!
2005/11/16(水) 午前 11:51 [ ちーずまん ]
確かにこれくらい豊かだと、米の重要性は低かったかもしれないですね。
2007/7/15(日) 午前 0:50 [ mar*co1*71 ]