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なんとも今回は、大げさな名前のシリーズです。もちろん、私の手におえる題材ではありませんが、先のシリーズで、オロチ退治はスサノヲによる産鉄民退治・順化だといった手前から、もう少し踏み込んでみたくなったのです。
幸い、千葉大学教授の三浦佑之先生のHPに、先生が書かれた『昔話に見る悪と欲望』<新曜社,1992.3.10,pp.131-5>という記事がありましたので、先生が考えられたヤマタノオロチの正体を元に、非力なコメントを入れながら考えてみたいと思います。
まず先生は、「この神話はヨーロッパから東アジアまで世界的に分布し、ペルセウス=アンドロメダ型と名づけられた英雄神話の一つである。大林太良によれば、それは、多頭の竜や大蛇が定期的に人身御供を要求し続けるのに悩まされる村人たちが、最後にのこった王の娘を捧げようとしていたちょうどその時、ひとりの若者が現れてその怪物を退治し、王の娘と結婚するという共通の内容をもって語られている神話である(『日本神話の起源』)。」とされます。
※比較神話学の世界からは、当然のように「ペルセウス=アンドロメダ型」神話だとされています。「多頭の竜や大蛇」・「人身御供の娘」・「ひとりの若者」・「怪物退治」・「娘との結婚」これらの要素が同一であるから、「ペルセウス=アンドロメダ型」神話だというのです。しかし、むしろ問題は、なぜ出雲でこの神話が語られたかということではないでしょうか。
先生は、「ヲロチが何を象徴しているかということは、足ナヅチの語るヲロチの姿がどこから連想されているかということにかかわる。多頭の蛇や竜がペルセウス=アンドロメダ型神話に共通したイメージだというだけでは、ヲロチ像が構想される理由を説明することはできないだろう。」とされます。
※とすれば、先生も「ペルセウス=アンドロメダ型」に、直ちに賛成されている訳ではないと思われます。
さらに、「この神話に登場する怪物の名ヲロチは、もともと大蛇という意味をもつことばではない。得体の知れない恐ろしい怪物がヲロチなのである。だから『古事記』ではずっとヲロチ(原文は遠呂知)として語られ、切り殺される場面になってやっと正体がわかるから、そこにいたって「蛇」ということばが用いられるのである。正体がわからないからこそ恐ろしい怪物なのである。」とされます。
※要するに、結局は「蛇」ではあったが(しかし、ここでの「蛇」が今の私たちが用いている蛇と同じとは断定できないようにも思えるのですが・・・)、それは恐ろしい怪物であることを示す言葉としての「ヲロチ」ということのほうが大事だとされているようです。では、「ヲロチ」の意味は何なのでしょうか。
先生は、「そのヲロチという語だが、ロは格助詞ノ、チは霊格を示す語で、この神話の結末に「尾」から宝剣が出てきたと語られているところをみるとヲロチのもっとも象徴的な部分が尾にあるとみてよいから、ヲは尾の意とみてよいだろう。つまり、ヲロチとは「尾の霊」といった意味をもつ、正体不明の恐ろしいものの呼び名だったのである。」とされます。
なるほどと言って良いのかも知れません。次回にしましょう。
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やまたのおろちは河川の氾濫のことで、退治とは、治水工事だと思います。治水工事の時に大きな蛇がいたかもしれませんが・・・・
「天涯を衛る」を実行した土木技術者が神になった例だと思っています。
なお、出雲の県立歴史博物館に行きましたが、青銅器文明に圧倒されました。
また、行きたいと思います。
2011/12/3(土) 午前 7:00 [ 高砂のPCB汚泥の盛立地浄化 ]
大蛇はなぁ、オロチ族の八人の盗賊の事だよ。オロチ族が女達を拐い、村の勇士が盗賊を1人ずつ仕留めた。そして最後の1人が命を助ける代わりに女を返すから見逃してくれと勇士にたのむ。そして女を返してもらった後、オロチ族の宝刀もついでにもらった。コレが本当だよ。
2018/9/28(金) 午後 3:47 [ 歴史気違い ]
大蛇はなぁ、オロチ族の八人の盗賊の事だよ。オロチ族が女達を拐い、村の勇士が盗賊を1人ずつ仕留めた。そして最後の1人が命を助ける代わりに女を返すから見逃してくれと勇士にたのむ。そして女を返してもらった後、オロチ族の宝刀もついでにもらった。コレが本当だよ。
2018/9/28(金) 午後 3:48 [ 歴史気違い ]
> 高砂のPCB汚泥の盛立地浄化さん、確かに、今は斐伊川は単純な河川ですが古代には、八つと言わずいくつもの小河川に枝分かれしていて氾濫を繰り返していたことでしょう。それらをまとめたことが治水と呼ばれたと思います。収穫期の河川の氾濫は強盗と同じかも・・・
2018/12/24(月) 午前 11:03 [ shige ]