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「播磨の国」は、地理的には瀬戸内海側と山間部の二つに分かれます。その中で、『播磨国風土記』の山間地における大事な伝承は、「オオクニヌシ・アシハラシコオ・スクナヒコナ」といった出雲の神で埋め尽くされているように見えます。さらには、時代が下って「野見宿禰(ノミノスクネ)」も登場します。

この理由は、地理的に「出雲」・「伯耆」・「播磨」という形でつながっているからということと、出雲から大和方面への古道が播磨を通っていたことが挙げられます。さらに分類して考えてみましょう。

まず、山間地といっても播磨は南北に揖保川などの川が走り、農業生産も盛んだったと思われます。その農地開拓や農業生産の技術をもたらしたのが、やはり「オオクニヌシ・スクナヒコナ」といった神だったのではないでしょうか。

特に、ここでは「スクナヒコナ」が、大きな役割を果たしているという特徴があります。推測ですが、「スクナヒコナ」が「粟やヒエや豆や芋」と関係するように、この山間地には稲作というより焼畑的な農業の技術が必要だったのではないでしょうか。とすれば、そうした技術を得意とした「スクナヒコナ」が「オオクニヌシ」に同行しながら、播磨を巡回した理由が分かるような気がします。

また、播磨が出雲と大和を結ぶ古道の通り道だったことは、「龍野神社の社域に野見宿禰の塚がある。播磨國風土記によれば、この地で野見宿禰が没し、出雲人達が、龍野神社のある的場山中に揖保川から人を連ねて石を運び宿禰の塚を築いたという。出雲人が野に立つ−立つ野−「龍野」、という地名由来である。」と指摘されることから分かります。野見宿禰は出雲国から垂仁天皇に召され、相撲の元祖とも、殉死をやめて埴輪を使うように進言したとあるように、出雲と大和を行き来していたのです。

さらに、播磨の山間地からも多くの川砂鉄が採れ、産鉄が行なわれていたことが挙げられます。産鉄技術が出雲を経由して、東に向かったとすれば、当然出雲の産鉄民が播磨に行ったことになります。もっとも、「昔、金屋子神が高天が原より播磨国志相郡に天降りして、鉄作りを教え、岩石をもって 鉄鍋を造られました。これよりその地は岩鍋と言われるようになりました。」との在地伝承もあります。


また、播磨のアシハラシコオはアメノヒボコの大軍と戦ったと『播磨国風土記』に様々な形で書かれていることが注目されます(伊和大神=オオクニヌシとアメノヒボコは大軍を率いて「八千種」で戦った。伊和大神は、一万の兵のために米をついた、など)。アメノヒボコは、新羅系の産鉄技術を持った集団の長とされます。

そして、オオクニヌシは、防戦といった形で戦っています。このことは、出雲の神オオクニヌシが、『播磨国風土記』にたくさん書かれている「土地占め」によって、播磨の国を支配していたのに、そこの鉄資源を狙って、別の産鉄集団が乗り込んできたことを語ったものと思われます。

以上のことから、オオクニヌシが「土地占め」をして、スクナヒコナとともに国土開発・農業開発をし、さらに産鉄民を送り込んで産鉄に協力し、さらに、出雲と大和の通い道であったという「播磨国」が浮かび上がるのです。

その後、古代出雲が守り抜こうとした播磨も、大和政権の西方征伐(吉備・播磨)への通り道、あるいは突破口として利用されるようになります。播磨は、古代出雲と大和政権の「せめぎあいの地域」ともいえるのですが、出雲の神々の伝承の方が、はるかに大和を上回るのです。

とすれば、「播磨」も「いくつもの出雲」といえるのではないでしょうか。次回にしましょう。

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2006/8/23(水) 午前 10:27 [ yahoo ]


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