いずものこころ

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今回は、古代出雲が宿してきた『魂』について、不勉強ながら想像の翼を使ってみようと思います。微妙な問題なので、間違いがあればお許しください。

出雲大社の現在の「お祈りの言葉」は「出雲国神仏霊場」によれば、『幸魂・奇魂・守給・幸給 (さきみたま・くしみたま、まもりたまい・さきはえたまえ)』というものとされています。「幸魂」と「奇魂」にお守りと幸せ(平穏)をくださいとお祈りしているのです。

『出雲国造神賀詞』によれば、前回もご紹介したように、オオクニヌシは、「国譲り」の際に、自らの幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)を三輪山に鎮め、大物主(オオモノヌシ)大神として鎮座したとあります。しかも、その理由は「御魂を大和に留めて皇孫の守護とすべき」というものでした。

では、この『幸魂・奇魂』とは一体どんなものなのでしょうか。それには、この言葉の意味と、その他にも『◎△魂』というものがあるのかなどの検討からしてみたいと思います。

神道に、『四魂論』というものがあります。これは何かというと、『荒魂・和魂・幸魂・奇魂を総称して四魂(しこん)といい、一つの霊に四つの魂があるということで一霊四魂という。』という指摘があります。

さらに詳しくは、『四魂とはすなわち、荒魂、和魂、奇魂、幸魂。これがそろって一霊となり、肉体に宿ったのが心であると。荒魂は勇であり、和魂は親、奇魂は智、幸魂は愛を司る。これら四魂が正しく働いた一霊は直霊といい、人心は正しく保たれる。悪行を行えば四魂の働きは邪悪に転び、一霊は曲霊となり人は道を誤る』と解説する方がいます。

少し分かったような気がします。もう少し詳しくみると『元々魂が四つだったかというとそうではなく、荒魂とそれに対しバランスを取っている和魂の二つでした。その和魂の中に奇魂、幸魂が入ってます。』とあります。

ここまでで、三輪山に鎮座したオオクニヌシの話をみると、「自らの幸魂(さきみたま)・奇魂(くしみたま)を三輪山に鎮め」とありますから、大くくりでは「和魂=幸魂・奇魂」を鎮めたことになります。また、出雲大社の「お祈りの言葉」も「幸魂・奇魂」とお祈りする訳ですから、人々は三輪山に対しても、出雲大社で行なうのと同じお祈りの言葉をささげていたと考えられます。

『和魂は親、奇魂は智、幸魂は愛を司る。』とあります。出雲大社と三輪山に対して人々は、「親と智と愛」をお祈りしていることになります。またオオクニヌシは皇孫に対し、「親と智と愛」でもってお守りしようとしているのです。

もう少し詳しく引用すると『雨や日光の恵みなど、神の優しく平和的な側面である。神の加護は和魂の表れである』、そして『幸魂は運によって人に幸を与える働き、収穫をもたらす働きである。奇魂は奇跡によって直接人に幸を与える働きである』とあります。そのような『御魂』が、出雲大社と三輪山には鎮座しているのです。

ここで出て来ないのが、『四魂』の内の『荒魂』です。しかし、『これら四魂が正しく働いた一霊は直霊といい、人心は正しく保たれる。』とあるのですから、出雲大社にも三輪山にも『荒魂』が祀られてしかるべきです。しかし、荒魂は祀られていないのです。次回にしましょう。

閉じる コメント(2)

初めまして・・・出雲のことは詳しくないので、ゆっくり読ませていただこうと思います。 いきなり魂からは高等すぎたので、判り易いところからボチボチといかせてもらいます☆

2006/8/28(月) 午後 0:18 mst*k*11

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uniniさん>ご訪問ありがとうございます。楽しんで頂けたらよろこびます。またコメントくださいね。

2006/8/28(月) 午後 4:46 [ shigechanizumo ]


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