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さて、オオクニヌシは、なぜそのようなところに祀られているのだろうといった場所にも祀られています。 古来より修験道を中心とした山岳信仰の場として、現在も多くの修験者、参拝者を集めている出羽三山で有名な湯殿山には、湯殿山神社(ゆどのさん)があり、そこにはオオクニヌシが「大己貴命」として祀られています。 同じく山と関係するものに、立山連峰の最高峰「大汝山」があり、白山連峰のひとつにも「大汝峰」という、オオクニヌシの別名である「大汝命(オホナムチ)」が用いられているという例があります。 次に、鹿児島県日置市吹上町にある大汝牟遅神社(おおなむちじんじゃ)では、「大汝牟遅」として祀られ、「日向国総社」としての「印鑰(いんやく)神社」には、「大己貴命」として祀られています。また、何度か指摘しましたが、岐阜県の飛騨高山の「水無神社(みなしじんじゃ)」の主祭神は両面宿儺ですが、配祀として「大己貴命」が祀られています。山形や宮崎、鹿児島、岐阜県と出雲との間には何か関連することがあったのでしょうか。 こうした関連性が良く分からない場合と異なるのが、石川県の気多大社などのように、明らかに出雲との交流があったと認められる地域に祀られている場合です。さらに、埼玉県の氷川大社などは、武蔵国造の祖が「建比良鳥命(タケヒラトリノミコト)」という出雲国造の祖と同族だったという理由から、「出雲肥河(斐伊川・簸川)の川上に鎮座する杵築大社(出雲大社)からの勧請により創建された」という率直な由緒を残し、「須佐之男命」、「稻田姫命」とともに、「大己貴命」として祀られています。 このようにオオクニヌシは、別名とともに多くの地域で祀られていますが、もっともポピュラーな別名あるいは通称は、「大黒様」です。この名称は、・・・『神道の大国主と神仏習合した日本独自の神をさすことが多い。』・・・とされ、習合したとされる仏は、・・・『ヒンドゥー教のシヴァ神の化身であるマハーカーラは、インド密教に取り入れられた。“マハー”とは大(もしくは偉大なる)、“カーラ”とは時あるいは黒(暗黒)を意味するので大黒天と名づく。』(ウィキペディアより)・・・とされています。 何はともあれ、多くの別名と通称、そして多彩な祀られ方は、今日に至るまで多くの人々に敬愛された神であることを裏付けるものだともいえるのです。 次回から新シリーズです。 |
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ご苦労様でした。単純に「 大国主 ・ 大物主 」などなど、
面白いほど名前をたくさん持っていますものね。
底には、その地の由来が隠れ潜んで入りのでしょうね。
2011/5/21(土) 午後 0:24 [ 羽木 鉄蔵 ]
藏(くら)さん>ありがとうございます。次回もご訪問よろしくお願いします。
2011/5/21(土) 午後 2:16 [ shigechanizumo ]
神様〜〜〜っ! どうか、おいらとも仲良くしてください〜〜! 凹♪
2011/6/18(土) 午前 3:49 [ あつし(金沢市) ]
あつしさん>訪問ありがとうございます。私も訪問しましたよ。これからもよろしくお願いします。
2011/6/18(土) 午後 4:36 [ shigechanizumo ]