いずものこころ

みんなで古代出雲を探検しましょう!

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オオクニヌシを裏読みしてみましょう。
オオクニヌシのことを大掴みに見ると、次のようなことをあげることができます。

助ける・・・イナバの白兎神話。

耐える・・・スサノヲからの無理難題(イニシエーション)。

蘇る・・・・八十神からの迫害(二度・三度も死にました)。

出向く・・・因幡・播磨はおろか越の国まで出かけました。地元での妻問いもそうです。

協力する・・スクナヒコナや他の神と協力し合いました。

話し合う・・国譲りの際、コトシロヌシやタケミナカタと相談し、話し合いました。

譲る・・・・争わず国を譲りました。

隠れる(見守る)・・幽界に隠れ、人々を見守ることになりました。

これだけでも分かるように、オオクニヌシは裏読みのできない、まっすぐな心性を持った神だったのです。あえて裏読みをするなら、それほどまでに、自信と自負とゆとりを持った神だったといえるのではないでしょうか。

オオクニヌシは「崇神紀」「垂仁紀」などにあるように、何度か祟り(たたり)をもたらす怖い神にもなるのですが、『記紀』には、ちゃんと記載されているように、相手の非道・不合理なことへの仕返しとして祟っているのです。

ほめすぎ?

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ここから、さらなる妄想モードの世界に入っていきましょう。

高句麗へ帰らず、出雲に残った一部の高句麗の高級官僚や軍人や商人は、貯えた財力をもとに出雲に住み着こうと考えました。鉄資源の交易も、広い出雲平野の生産力が裏支えになっていたのですから、その生産力を担う出雲の土着首長たちは健在でした。交易と生産は棲み分けされていたのです。したがって、交易に押され窮屈な思いをしていたとはいえ、交易の富の配分には預っていたわけで、他の地域の首長よりは、はるかに力を貯えていたと考えられます。

さらに、高句麗の工人たちが伝え、さらにその工人たちも残って砂鉄製鉄に乗り出したのですから、高句麗から来ていた主要部隊が引き上げても、その後の出雲の活動に大きな影響はありません。しかし、問題は出雲に住み着こうとした、高句麗の工人以外の人たちのことです。

もともと、交易を取り仕切るために派遣された人たちですから、本国でもある程度地位・身分のある人たちです。さらに、大陸仕込みの、政治・行政・外交・通商の知識に長けていた人たちとその子孫が、それまでの出雲での交易で得た財力をもとに居残ろうとするから厄介なことです。

しかも、植民的居留地ではほとんどどこでも見られるように(シンガポール・ゴア・マカオなど)、赴任してくるのは男性が多く、男女比率の割合から現地の女性を妻にしたり、子供の妻にしたりして長期居留をするのです。出雲は、植民的居留地ではありませんでしたが、この点については同じようなことが起こったと考えられます。そして、植民的という枠が外れると、母系となっているのですから、いずれは現地人と同化してしまうということです。

出雲では、八つの地区にこれらの人たちが集まりました。平地の農業地帯は出雲の土着首長が抑えていましたから、住み着くことはできませんでした。そして、自分たちについてくれた工人達を使って砂鉄製鉄を始めたのです。しかし、彼らの生活習慣や風習、土地との関係は出雲のそれと全く違っています。しかも、戦いでは百戦錬磨、商いでは手練手管、組織も騎馬民族の垂直統率型なのです。

交易にあっては、お互い交易という限定された中のルールに従って、共通の規範を持って行動するのですが、住み着いて土着の人たちと交わるとなると、大変なことになるのです。
まず、その人たちは、子孫のための女性を求めました。出雲の人たちはとてもお嫁にやる気などありません。そこで、得意の(?)略奪婚となるのです。これが、アシナヅチ・テナヅチ老夫婦の娘を奪うという「オロチ神話」の一面です。次に、農業生産は不得意なのですから、収穫物を略奪したのではないでしょうか。これも、年に一度奪いにくるという「オロチ神話」の一面です。

そこで、出雲の首長たちはスサノヲという若者に「オロチ退治」を頼みます。スサノヲは、「八塩折の酒」という強いお酒で、オロチたちを酔わせます。大陸の騎馬民族は強いお酒(マオタイ酒)などが大好きです。スサノヲは、屋敷の門の前にそのお酒の樽をおきます。身分の(プライドの)高い人たちですから、門から迎え入れる必要があったのでしょう。首尾よく、スサノヲは勝利を収めます。

最後に、オロチの尾から、スサノヲの剣の刃さえほころびたという、立派な剣が出てきます。この人たちが、砂鉄を使って剣を造っていたのです。高句麗の製鉄技術の粋を集めた剣だったのでしょう。こうして、八ヶ所に居留していた高句麗の人たちは、退治されたのです。

ちなみに、ウラジオストックの北奥の方(ここは高句麗の東北にあたるのですが)、そこには「オロチョン族」という人たちがいたとされています。今も、ツングースの少数民族として暮らしています。ここから、「オロチ」は「オロチョン」だと唱える史家もいらっしゃいます。

では、なぜ出雲の人たちは、スサノヲに「オロチ退治」を頼み、スサノヲはなぜそれに応じたのでしょうか。またにしたいと思います。とりあえず、『倭国大乱と出雲』は、これにて終わりたいと思います。お付き合いありがとうございました。・・・最後に(番外編)を載せますのでよろしくお願いします。

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