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新人物往来社 から2010/09/11の出版です。¥700 (税込)
レビューには、
・・・『弥生時代から、日本列島と朝鮮半島南端部とは共通の文化を保有していた。
それが、なぜ一つの国としてまとまらなかったのであろうか。
朝鮮半島南端部は、六世紀まで小国分立の状態におかれていた。一般に「加耶」とよばれた小国群は、七世紀に朝鮮半島を統一した新羅に併呑され滅ぶが、日本の古代文化は、われわれの想像する以上に深く加耶文化の影響をうけてきた。そしてその影響から離脱し、東アジア世界のなかで独自の国家づくりをめざしたのが聖徳太子である。
幻の加耶諸国をめぐる古代日本と朝鮮諸国との交流と確執の歴史に秘められた野望と謎に迫る。』・・・とあります。
目次は、
序にかえて 加耶は日本のふるさと
第1章 幻の加野諸国
第2章 なぜ日本と朝鮮は別の国になったのか
第3章 加耶諸国の分裂と加耶系日本人
第4章 失われた、朝鮮半島の日本の利益
第5章 聖徳太子の登場
第6章 野望をもった聖徳太子
第7章 日本と朝鮮半島の決別
アマゾンのカスタマレビューに、次のような読者の感想がありました。
・・・『タイトルにひかれて購入。日本と朝鮮半島はもともと同民族だったが当時の日本(倭)が、当時勢いのあった新羅でなく、落ち目の百済と同盟するという外交的失敗をおかしたことが日本と半島が別の国になった原因だと著者は主張している。
倭は最初、鉄の生産で栄えた加耶から大きな文化的影響を受け、また秦氏など有力豪族も渡来したが、やがてより高度な文明を持つ百済との交流をもつようになり、結局百済の滅亡とともに朝鮮半島との交流が途絶えてしまい、近代に到ったという。
もし倭が百済を見捨てて新羅と同盟していても、さらにそれ以前に加耶の防衛に力を注いでいようとも、いずれは日本と朝鮮は別の国になっていたんじゃないかと個人的には思う。中国に強大な王朝ができれば、中国と近く陸続きの半島は、中国の強い影響下におかれ、日本列島から切り離されていくだろうからだ。日本の外交下手が原因というのは面白い説だとは思うが、やはり説得力は弱いと思う。
また本書は紀元前から7世紀までの半島史と列島史をざっと説明しているが、加耶を中心とした
朝鮮半島側は丁寧に解説しているが、対応する日本側は大和朝廷と九州の関係など、重要な問題に触れておらず、当時の日本の状況がイメージしにくいのも惜しい。』
歴史の流れの不思議を感じます。それにしても大胆な名前の本です。
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