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岩波新書、2011年4月20日 出版です。¥798 (税込) |
古代史の本棚
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中公新書から2011年02月の出版です。¥840 |
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講談社学術文庫から2010年9月の出版です。¥ 1,523 |
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ソフトバンク新書からの出版です。2010年11月 ¥798(税込) レビューには次のようにあります。 『日本書紀』『古事記』から浮かぶ真実 「日本人の起源」「邪馬台国」「聖徳太子」「万世一系」の結論が明らかに! 日本の古代史ほど奇説・珍説が大手を振ってのさばっている国もない。有史以降については、『日本書紀』『古事記』に書いてあることを普通に読んで、皇国史観的な見方を排除していけば、おかしなことは書かれていないのだ。世界各国の歴史を見るのと同じように、自然体で日本の歴史を考察してみると、「謎」といわれていることのほとんどは「謎」ではない。「古代史の謎」とされるものは本当に「謎」といえるほどのことなのか。いますべての真実が明らかになる。 目次は、 第一章 「旧石器捏造事件」と「週替わり世紀の発見」の不思議 第二章 「神武東征」は記紀には書かれていなかった 第三章 機内勢力が筑紫に初登場したのは邪馬台国が滅びてから 第四章 『魏志倭人伝』を外交文書として読めば真実は明白 第五章 継体天皇が新王朝を創った可能性はない 第六章 中国の混乱と大和朝廷必死の外交戦略 第七章 「聖徳太子架空説」と「天武朝の過大評価」を嗤う 第八章 「唐の落日」とともに「日本の古代」も終わった さらに細かく章の中が分けられていて、読みやすく分かりやすい本でした。でも鵜呑みにするとちょっと危ないかなと思うところもありました。値段からすると、一読の価値があるように思いました。
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2010年11月岩波新書の出版です。¥861(税込) レビューには次のようにあります。 『日本列島にはじめて成立した統一国家、ヤマト王権。その始まりはいつだったのか。最初の「天皇」は誰なのか。王宮や王墓の変遷は何を物語るのか──。『魏志倭人伝』等の中国の正史や金石文ほか、貴重な同時代資料に残された足跡を徹底的にたどりつつ、ひろく東アジア全域の動きを視野に、多くの謎を残す時代の実像に肉迫する。』 目次は、 はじめに―奈良人からみた「いにしえ」 第1章 東アジアの倭・倭人・倭国 第2章 ヤマト王権の成立 第3章 東夷の小帝国と倭の五王 第4章 継体天皇の即位と伽耶 第5章 仏教の伝来と蘇我氏 おわりに―「飛鳥」以前、日本列島の文明化の時代 次のような感想がありました。 本書は1945年朝鮮で生まれ、東大で井上光貞に師事し石母田正にも影響を受け、日本古代学の形成に尽力している日本古代史研究者が、2010年に刊行した本であり、紀元前後から推古即位(592年)までを対象とする。第一に、本書では邪馬台国の所在地を、上代特殊仮名遣い、魏志倭人伝の史料批判、魏の対倭認識、漢鏡分布から、留保付きで近畿とした上で、その社会構造についても分析する。第二に、本書は記紀の史料批判から、ヤマト王権の初代の王を4世紀前半頃の祟神天皇とする。第三に、倭国統合に伴い、地域的特色を持つ弥生墳丘墓から定型的な規格の前方後円墳が形成され、その発展の上にヤマト王権が成立したとされる。第四に、倭の五王は治天下(倭国・夷テキ・朝鮮)の承認を求めて中国南朝に遣使し、人制(84頁)を通じて国内を支配していたとされる。第五に、本書は応神期を海外展開の時期ととらえ、王朝交代説を否定する。また、本書は継体没後の二王朝説も否定する。第六に、倭国は資源と先進文化の導入を求めて朝鮮出兵を行ったが、その結果文物や人物の双方向の流れが生じたことが強調される。第七に、本書は「任那日本府」をヤマト王権の出先機関ではないとする。第八に、継体期以降、各地への屯倉の設置を通じた在地首長の国造・県稲置化が進展する。第九に、5世紀に姓を有したのは倭国王家と渡来系移住民のみであったが、6世紀には王権との仕奉関係に基づく職掌名が氏の名に負わされて部民制と氏姓制度が成立し(164頁以降)、逆に天皇家と賤民は無姓者になる。第十に、この時期の天皇は群臣から推挙され、また彼らを新たに任命したが、渡来系氏族と関係が深く天皇の外戚となった蘇我氏の台頭と共に、この構造は崩れてゆく。一部に推測に推測を重ねる部分も見られるが、本書は以上の事柄を手堅く論証している。 読みやすく、丁寧な論述の本でした。正月休みにお奨めです。
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