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岩波新書、2011年4月20日 出版です。¥798 (税込)

レビューには、
「舞台はいよいよ飛鳥へ。
歴代王宮がこの地に営まれた七世紀、中国大陸・朝鮮半島の動乱に翻弄されつつも、倭国はいくつもの改革を断行し、中央集権国家「日本」へと変貌を遂げていった。
推古即位の背景から大化改新、白村江の戦い、壬申の乱、そして大宝律令成立前夜まで。
考古学の成果も視野に、激動の時代の実像を最新の知見で描く。」とあります。

目次は、
はじめに―七世紀史をどうとらえるか
第1章 飛鳥の王法と仏法
第2章 大化改新
第3章 近江令の時代
第4章 律令体制の確立
おわりに―ハニフのサトから

「講談社の天皇の歴史シリーズで『聖武天皇と仏都平城京』という大著を著したばかりの著者が、今度は岩波新書から日本古代史シリーズの1冊『飛鳥の都』を出した。7世紀と8世紀、日本古代史を総なめにしている感がある。

さて肝腎の内容だが、新書という条件のもと、密度高く、簡潔かつ要を得た書きっぷりで、その点は見事というしかない。それでいて著者の嗜好が、とくに冒頭および最終部で遺憾なく発揮されている。このあたり、著者のぬくもりあるまなざしが感じられて好感度。」との感想がありました。

まじめな本でした。しかし、その分物足りないようなところもありました。

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中公新書から2011年02月の出版です。¥840

BOOKデータベースには、
「『古事記』は明治神宮のようなものである。見た目は古いが、作られた時代は、実は新しい。『古事記』の神話も、古来のものをそまま採録したのではなく、新しく誕生した国家=「日本」の要請が作り出した新たな神話である。イザナキ・イザナミ神話は男尊女卑か?イナバのシロウサギは白色なのか?浦島太郎が玉手箱を開けなかったらどうなったか?古くからの神話が解体・編成されて誕生した『古事記』神話を解読する。」とあります。

目次は、

第1章 「日本」の誕生―声と文字
第2章 ムスヒ―生命
第3章 イザナキ・イザナミ―対立する世界
第4章 アマテラスとスサノオ―新しい関係
第4章 オオクニヌシ―書きかえられた神
第6章 アメノワカヒコ・タケミナカタ―裏切りと敗北
第7章 ホノニニギ―「万世一系」の神話化
第8章 ヒコホホデミ・ウガヤフキアエズ―日向三代の物語

書評のひとつに、
「■また一つ、新視点に興味深く

 民族のアイデンティティーたるものは、それぞれの神話に秘められている。故に、私たちの価値観が、無意識でいながらも、実はそれに大きく影響されていると思われる。

 中国では、一般的に「盤古開天闢地(ばんこかいてんびゃくち)」が世の始まりだと考える。――卵のように混沌(こんとん)たる宇宙の中で目覚めた盤古が自分の歯で斧(おの)を作って、世を天と地に切り開いた。これに続き、「女か造人(じょかぞうじん)」神話だ。

 女か(じょか)が手で黄土を捏(こ)ね人間を作る。それが思いのほか大変だったらしく、疲れ果てた女かは、捏ねるのを諦め、泥のついた縄を振り回すことにした。辺りに散らかされた泥が次々と命を得て人間になったという。

 こうして女かの手で捏ねたのが貴族になり、縄から散らばった泥は平民百姓になったというわけだ。差別的な神話だが、これを裏付けるかのように、特権を前にして、中国の民があきらめ顔で数千年も忍び続けてきた。

 日本人のアイデンティティーと言えば、『古事記』にあろう。創世説を宇宙規模から語り始めるほかの神話に比べ、『古事記』のそれが「天地初発」にあまりこだわらず、むしろイザナキ・イザナミの二神が日本列島を生む方に重心を置いているように読んで取れた。やたら具体性があり、宇宙を意識するよりも国土を意識していたような、ある種「無欲」的な不思議さも覚える。

 これを「日本」という国家神話であるという本書の指摘にははっとさせられた。――初めて「日本」を国の名前にした天武天皇時代、「天孫降臨」のテーマを全うするために、集められた神話の断片を再創作した「文芸作品」であると論を立て、神話とその裏に隠されていた意図を読み解こうとする。

 『古事記』に関する様々な説がある中で、新しい視点がまた一つ提示された。所々に現代の真面目で規則を守る日本人を重ねて読んだりして、大変興味深いものがあった。」と言うのがありました。


読みやすく著者の視点がよくわかる本です。毛色の変わった内容で、そんな見方も出来るのかという点が多々ありました。

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講談社学術文庫から2010年9月の出版です。¥ 1,523

レビューには、
「『後漢書』から『明史』までの中国正史における日本に関する記録をあつめ、書き下し文、現代語訳、原文を掲載。1500年余の日中交流の歴史をたどる。教科書で習う遣隋使や元寇、秀吉の朝鮮出兵などを中国からの視点を通して再確認できる。」とあります。

「BOOK」データベースには、
「古来、日本は中国からどのように見られてきたのか。金印受賜、卑弥呼と邪馬台国、倭の五王、「日出ずる処」国書、「日本」国号、朝鮮半島と動乱の七世紀、遣唐使、僧侶や商人の活躍、蒙古襲来、勘合貿易、倭寇、秀吉の朝鮮出兵。そこに東アジアの中の日本が浮かび上がる―。中国歴代正史に描かれた千五百年余の日本の姿を完訳する、中国から見た日本通史。」とあります。

カスタマレビューには、
「今回、講談社学術文庫として、1冊ものの「倭国伝」が出版されたのは、古代史を散策する者にとってはありがたい。後漢書/三国志・東夷伝/宋書/隋書/旧唐書/新唐書/宗史/元史/明史から日本に関係する部分が収録されている。これだけあれば十分である。読み下し文に現代語訳が付けてあり、原文や各時代の地図や年表も備えられているという親切な編集である。新版だから活字も読みやすい。多くの古代史の文献に引用された部分が全体の中でどういう位置づけにあるのか、引用された部分は他とどうつながっていくのか。興味は尽きない。中国の正史で、時代とともに記述がどのように変遷していったのか。比較しながら読んでいけば、新たな発見があるかもしれない。」とあります。

大部ですが、いろいろと参考にもなり、面白かったです。お奨めです。

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ソフトバンク新書からの出版です。2010年11月 ¥798(税込)

レビューには次のようにあります。
『日本書紀』『古事記』から浮かぶ真実 「日本人の起源」「邪馬台国」「聖徳太子」「万世一系」の結論が明らかに!
日本の古代史ほど奇説・珍説が大手を振ってのさばっている国もない。有史以降については、『日本書紀』『古事記』に書いてあることを普通に読んで、皇国史観的な見方を排除していけば、おかしなことは書かれていないのだ。世界各国の歴史を見るのと同じように、自然体で日本の歴史を考察してみると、「謎」といわれていることのほとんどは「謎」ではない。「古代史の謎」とされるものは本当に「謎」といえるほどのことなのか。いますべての真実が明らかになる。

目次は、

第一章 「旧石器捏造事件」と「週替わり世紀の発見」の不思議

第二章 「神武東征」は記紀には書かれていなかった

第三章 機内勢力が筑紫に初登場したのは邪馬台国が滅びてから

第四章 『魏志倭人伝』を外交文書として読めば真実は明白

第五章 継体天皇が新王朝を創った可能性はない

第六章 中国の混乱と大和朝廷必死の外交戦略

第七章 「聖徳太子架空説」と「天武朝の過大評価」を嗤う

第八章 「唐の落日」とともに「日本の古代」も終わった

さらに細かく章の中が分けられていて、読みやすく分かりやすい本でした。でも鵜呑みにするとちょっと危ないかなと思うところもありました。値段からすると、一読の価値があるように思いました。

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2010年11月岩波新書の出版です。¥861(税込)

レビューには次のようにあります。

『日本列島にはじめて成立した統一国家、ヤマト王権。その始まりはいつだったのか。最初の「天皇」は誰なのか。王宮や王墓の変遷は何を物語るのか──。『魏志倭人伝』等の中国の正史や金石文ほか、貴重な同時代資料に残された足跡を徹底的にたどりつつ、ひろく東アジア全域の動きを視野に、多くの謎を残す時代の実像に肉迫する。』

目次は、

はじめに―奈良人からみた「いにしえ」
第1章 東アジアの倭・倭人・倭国
第2章 ヤマト王権の成立
第3章 東夷の小帝国と倭の五王
第4章 継体天皇の即位と伽耶
第5章 仏教の伝来と蘇我氏
おわりに―「飛鳥」以前、日本列島の文明化の時代

次のような感想がありました。

本書は1945年朝鮮で生まれ、東大で井上光貞に師事し石母田正にも影響を受け、日本古代学の形成に尽力している日本古代史研究者が、2010年に刊行した本であり、紀元前後から推古即位(592年)までを対象とする。第一に、本書では邪馬台国の所在地を、上代特殊仮名遣い、魏志倭人伝の史料批判、魏の対倭認識、漢鏡分布から、留保付きで近畿とした上で、その社会構造についても分析する。第二に、本書は記紀の史料批判から、ヤマト王権の初代の王を4世紀前半頃の祟神天皇とする。第三に、倭国統合に伴い、地域的特色を持つ弥生墳丘墓から定型的な規格の前方後円墳が形成され、その発展の上にヤマト王権が成立したとされる。第四に、倭の五王は治天下(倭国・夷テキ・朝鮮)の承認を求めて中国南朝に遣使し、人制(84頁)を通じて国内を支配していたとされる。第五に、本書は応神期を海外展開の時期ととらえ、王朝交代説を否定する。また、本書は継体没後の二王朝説も否定する。第六に、倭国は資源と先進文化の導入を求めて朝鮮出兵を行ったが、その結果文物や人物の双方向の流れが生じたことが強調される。第七に、本書は「任那日本府」をヤマト王権の出先機関ではないとする。第八に、継体期以降、各地への屯倉の設置を通じた在地首長の国造・県稲置化が進展する。第九に、5世紀に姓を有したのは倭国王家と渡来系移住民のみであったが、6世紀には王権との仕奉関係に基づく職掌名が氏の名に負わされて部民制と氏姓制度が成立し(164頁以降)、逆に天皇家と賤民は無姓者になる。第十に、この時期の天皇は群臣から推挙され、また彼らを新たに任命したが、渡来系氏族と関係が深く天皇の外戚となった蘇我氏の台頭と共に、この構造は崩れてゆく。一部に推測に推測を重ねる部分も見られるが、本書は以上の事柄を手堅く論証している。

読みやすく、丁寧な論述の本でした。正月休みにお奨めです。

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