軍師の独り言

すっかり日記になってしまいました(笑)

簡単兵法(私見)

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第14回は「天の時、地の利、人の和」です。孫子の兵法では、五事があり「道、天、地、将、法」を事前に考慮すべしとありますが、これは「天の時、地の利、人の和」とほぼ同義と思われますので、簡単なほうで説明します。
簡単に言うと、「天の時はタイミング」、「地の利はポジション」、「人の和はリレーションシップ」と

いったところでしょうか。

例えば、子どもの立場でおこづかいアップの行動を起こしたいとします。交渉の相手は、お母さんです。

ここで「天の時、地の利、人の和」を考えてみましょう。まずは天の時としてタイミングです。これに

は、まずお母さんの機嫌がいいときに交渉したほうがいいに決まっています。また、給料日の前の家計が

苦しいときより給料日の後で余裕のあるほうがいいに決まっています。さらによいタイミングとしてはお

母さんが無駄づかいをした時がよいでしょう。つまり、総合すると「お母さんが給料日後に油断をして無

駄づかいをしてほしいものを買ったから機嫌もよい時」を狙って、値上げ交渉をすれば、お母さんの罪悪

感も手伝って、普段よりは成果があがる可能性は高くなります。

次に地の利ですが、これは親子という立場を考えることになります。つまり、「おこづかいをあげるべ

き!」とか「友人があがったのになぜあげてくれないのか!」とかは逆効果です。息子、娘であるという

立場を生かさなくてはなりません。ですから、当然「お願い」という低姿勢でいかなくてはなりません。

さて、最後の人の和ですがお母さんに対して誰からの助言があるとおこづかいをあげてもらいやすいかと

いうことです。おばあちゃん、お父さん、それとも兄、姉?もしくは友人のお母さん?でその人物を自分

の味方につけたうえで助言してもらったり、援護射撃してもらうのです。例えば、友人のお母さんが「も

う中学生になるんだから、〜円くらいのおこづかいは仕方ないわね。娘に言われてあげてあげたけど、そ

れでもクラスでは少ないほうなんですって、最近の子か贅沢よね。」なんて会話をしてくれるとありがた

いですね。そんな会話の後であれば、おこづかいもあがりやすいのではないかと思います。

そして、「天の時、地の利、人の和」の三つの要素が十分にクリアできていれば、行動に移すことになり

ます。三つともクリアしていれば、おこづかいもだいぶあがりやすくなりましたよね?

まあ、少々おかしな例示でしたが兵法はこんなことを考えているものだということです。

第13回は「善く戦う者の勝つや、智名もなく勇功もなし。」です。「戦いに優れた者は戦に勝っても、

頭がいいという名声や勇敢な功績などはないものである。」すなわち、名プレーヤーは難しいプレーを成

功させても簡単にやっているように見えるものであり、決してファインプレーには見えないものである、

という意味である。

実はこのことは、原理原則を積み上げた戦略こそ最も成功しやすく勝利に近いことを意味している。

今回は野球ネタで表現しましょう。大抵黄金時代を築いたような名監督は、ランナーが出たら送りバント

して点を取りやすくする原理原則に沿った戦略をとることが多い。巨人のV9時代の川上監督は「チームは

強いが野球が地味だ」と言われた。広島の黄金時代の古葉監督、西武の黄金時代の森監督などもそうだっ

た。でもチームは当然のように優勝する。このことは本当はたいへんなことなのだが、当たり前のように

やってみせるのである。まさに名将の名にふさわしい活躍なのである。しかし、問題なのはこれを評価で

きない球団オーナーである。勝つことが当たり前になると勝つだけではなく、ファンが喜ぶおもしろい野

球をやってくれ!と更なる注文がつく。原理原則に基づかなくては勝利が遠のくことは必然である。結

果、自身の野球哲学を変えられないと名将は監督職を辞すことになる。

監督の交代は、2、3年は名将時代の貯金があるが4年を過ぎると貯金などなくなるものである。負けが

込んできてBクラスというのが大抵のパターンであった。おもしろい野球は確かにプロ野球である以上必

要かもしれない。だが、勝利とは両立しない。

このように、原理原則というものは非常に大切であり、名将ほど原理原則に沿っているものなのであり、

ゆえに劇的な成功にみえないのである。このことを評価をできる心眼を持ちたいものである。

第12回は、「心を攻めるは上策」について、書きます。兵法では戦争行為そのものはやむをえない場合

に行うもので、可能なかぎり別の方法を用いるべきであるという考え方をします。つまり、相手を自分に

従わせたい場合には、暴力や軍事力を使うのではなく、心を攻めて心から従わせるのが上策であるという

のです。そして、やむをえず戦をしなければならなくなった場合には、下策であるから本来はもう少しな

んとかならないのかということになります。

この話で最も有名なのは、おそらく諸葛孔明の七縦七禽のエピソードでしょう。諸葛孔明は「南蛮を平定

するにあたり南蛮王の孟獲を捕らえて殺すことは簡単だが、それではまた新たな孟獲ような人物が現れ

て、蜀漢に叛くので本当に平定したことにはならない」と考え、孟獲を捕らえても殺さずに七回も解き放

ちました。もちろん、7回捕らえる際に戦をしていますが、敵兵であっても捕らえた兵には食糧を恵み故

郷に帰してやったので、恩のある孔明とは戦えないと南蛮兵たちも戦意を失っていきました。そして最後

はとうとう孟獲も7回も解き放たれたことを恥じて、諸葛孔明に心服し孟獲が生きている間は南蛮が叛く

ことはなかったという話です。

このように、「心を攻めるは上策」というのは、力で従わせるのではなく、心から従わせるのがよいとい

う考え方です。

やはり、これも日本では豊臣秀吉が秀でていたようです。自らが直接言葉をかけて、おだてて、法外な俸

禄を提示されたら大抵の人間はこの人についていこうと思うでしょうからね。秀吉恐るべしです。

第11回「戦わずして勝つ」です。これについては多少なりとも兵法に興味をお持ちの方なら、聞いたこ

とがあると思います。兵法の極意という人もいますが私は少々意見が異なるので、「戦わずして勝つ」は

どうしても順番が後順位になってしまいます。

さて、「戦わずして勝つ」の精神を知るには、まず戦いというものは勝てればよいが、負けたら「死」で

あることが前提にあります。つまり、「戦い」は命のやりとりであるから、100%勝てる見込みがない

なら、戦わないことが自分が死なずに済む方法であるという意味です。つまり、真剣勝負が前提であると

いうことです。

なので、なるべく戦わずに済む方法を考えるところから始まります。豊臣秀吉は、戦わずに勝つことでは

天才だったと思われます。よく秀吉は城攻めが得意だが、家康は野戦が得意と言われました。城攻めは城

を包囲したあと、犠牲も少なく城を落とすことですが、すぐに城内に内通者がいるのではないかと城の守

備側が疑心暗鬼に陥り、降伏してくることが多かったようです。また、兵糧攻めや水攻めで兵を使って戦

わずに城を落としたり、城主を破格の待遇で迎えると言って寝返らせたり、策略をもって敵を降伏させる

ことが得意でした。家康の得意な野戦は「野戦そのものが戦さ」なので、「戦わずして勝つ」でいえば秀

吉にはかなわなかったと言えるでしょう。

特に秀吉は武田家についても、織田信長が攻めて滅亡させたことはよくなかったと言っています。自分な

ら「武田勝頼に満足するほどの領土を与えてやった。そうすれば、喜んで臣下になってくれたであろうか

ら、滅亡させることもなかったのだ」と。

第10回 背水の陣

第10回は「背水の陣」です。日常でもよく使われているので、知っている人も多いと思いますが、意味

としては「決死の覚悟」といったところでしょう。背水の陣で臨むと言えば、決死の覚悟をして臨むとい

う意味になります。

「背水の陣」は、川や海などの水辺を後ろにして陣を構えるということで、兵法では本来禁じ手としてや

ってはいけないこととされています。それは正面の敵と戦っているときに不利になった場合に、退いたり

逃げることができなくなってしまうので、負けると全滅してしまう可能性が高いからです。兵法とは常に

あらゆるケースを想定して行動するものですから不利になっても退けないというのはあってはならないこ

となのです。

ところが、歴史上実際にこの「背水の陣」を敷いて大勝利を収めた武将がいます。「漢の三傑」として有

名な韓信です。韓信は自軍の兵の数が少ないので、そのまま戦ったのでは勝利は難しいと考えていまし

た。そこでわざと背水の陣を敷き、兵たちに「死にたくなければ、生きる道は前にしかない。」といって

士気を異常なまでに高めたのです。とはいえ、これだけで勝利したわけではありません。背水の陣を敷い

た韓信軍に対して勝利を確信した敵軍が多勢に無勢で攻めよせてくるのです。いくら士気が高くなっても

それだけでは勝てません。すなわち、勝利を確信して完全になめてかかって手柄争いに我先にと攻めてき

た敵軍を手薄な背後から韓信軍の別動隊がはさみ討ちにしたのです(正確には、空同然になった城を占拠

してしまったのです)。死に物狂いに戦う韓信軍を前後に受けた敵軍は、なすすべもありませんでした。

このように背水の陣は兵法の中でも応用の部類です。なので、よく試験勉強をぎりぎりまでしないで、

「背水の陣だ!」って言っている受験生がいますが、試験直前の受験生はみんな士気が高まっていますか

ら、あまり意味のある「背水の陣」とは言えませんね。がんばろうという意気込みは買いますが、やはり

兵法的には禁じ手なのです。

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