コンスタンツ通信

ボーデン湖岸の町コンスタンツに滞在していた社会学者です。帰国のためブログは終了しました。

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ヴァインガルテンにあるバジリカ聖堂を見た。ヴァインガルテンはボーデン湖の北に位置し、ラーフェンスブルクの隣町である(下の地図で青く囲んだところ)。
 
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このバジリカ聖堂は、ザンクトガレン、ビルナウと並ぶ、ボーデン湖周辺の代表的なバロック建築の教会である。またこの教会に設置されているオルガンは、18世紀のオルガン製作者ヨーゼフ・ガーブラーが造ったもので、世界でも最も有名なオルガンの一つである。
 
教会の中の装飾は、ザンクトガレンやビルナウに比べるとやや地味である。しかしその大きさが凄い。ローマの聖ピエトロ教会と同じ形で、ちょうど半分の大きさにつくられているそうである。長さが106メートルある。また中央よりやや祭壇よりに設けられている塔の高さが66メートルだという。下の写真は正面入り口だが、ここだけでも大変に大きいので、写真に収めるのが不可能であった。
 
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また、その広い教会の天井一面に描かれているフレスコ画が凄い。あまりに天井が高すぎて何が書いてあるのかよくわからないが、中央の大きなフレスコ画はキリストの12使徒を描いているそうである。
 
ヴァインガルテンには10世紀に修道院が開かれ、12世紀ロマネスク様式の教会が建設されたという。しかし今あるヴァンガルテンの初期バロック様式の教会は、その後18世紀に全く新しく建てかえられたものである。1715年から1724年にかけて建設されているというから、ビルナウの教会よりもやや古いものである。
 
ここのガーブラーオルガンは、66のストップと6666本のパイプをもつ、最大級のオルガンだ。1737念から1750年の14年間もかけてつくられたという。6枚の窓ガラスに挟まれた配置に特徴がある。
 
今日この教会に来たのは、もちろんこのオルガンのコンサートを聴くためである。ヴァイガルテンのバジリカ聖堂では、わりと頻繁にコンサートが行われている。だが8月から9月第1週にかけては、「国際オルガン祭」と称して、毎週日曜日午後4時から、ヨーロッパ各地からオルガニストを招いてコンサートを開いている。
 
今日演奏したのはハンガリー出身で現在オーストリアで活躍しているロベルト・コバーチ(Robert Kovacs)という比較的若手のオルガニストである。私はたまたまこのオルガニストを、昨年のコンスタンツのミュンスターにおけるオルガンコンサートで聴いていている。
 
今回は、バッハから始まり、ヴィヴァルディ、マルチェルロ、ガルッピといったイタリアの作曲家の作品を並べ、ロベルト・シューマンのめずらしいオルガン曲を挟んで、最後に即興演奏というプログラムだった。
 
教会が広いだけあって、オルガンの音はやや距離のある高みから降ってくる感じに聴こえる。音の粒立ちがよく、大きいオルガンでもあるにもかかわらず、大味な音ではなく、むしろ繊細さを感じた。音がギスギスせず柔らかいのは、この教会のオルガンの音と言うより、オルガニストの特質なのかもしれない。
 
今日はあまり天気が良くなく雨模様だったため、教会の中も暗かった。だからあまり写真も良くとれていない。下の一枚目は祭壇に向って撮った写真。そして2枚目はオルガンの写真である。
 
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お天気が悪くて残念でしたね。
でも教会の素晴らしさは伝わっていますよ。ポチ☆

2010/8/9(月) 午後 0:59 エリザベス 返信する

教会の中はとても暗かったでした。

2010/8/10(火) 午後 3:18 Soziologe 返信する

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