コンスタンツ通信

ボーデン湖岸の町コンスタンツに滞在していた社会学者です。帰国のためブログは終了しました。

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昨日帰国した。成田行きのフライトはほぼ満席だった。
 
久しぶりに見る東京。それは、意外なほどにいつもどおりの光景だった。
 
たしかに、車の数は少なめで、高速は空いていた。夜は節電で暗く、水や牛乳の買占めが控えられている。メディアでは「節電しよう」のオンパレード。政治の世界では、震災からの復興・復旧のための対策が論じれている。
 
だが、放射能汚染のニュースが毎日のように繰り返されていたドイツの報道に影響されていたのだろう。何か、もっと異様な光景が目に入るものかと、漠然と想像していたのである。ところが、みな平然と町を歩いている、その姿がむしろ不思議に思えるくらいであった。
 
しかし、これにも1日か2日で慣れてしまうのであろう。
 
ところで、私が帰国した日にフランスのサルコジ大統領が東京を訪問し、菅総理と会談し、日本への全面的支援を約束したとか。
 
今、ヨーロッパの飛行機会社が軒並み東京への直行便を迂回させているなか、サルコジ大統領自らが東京を訪問をしたということのパフォーマンス的な意味は大きい
 
周知のようにフランスは、全電力の約8割を原子力でまかなう、世界有数の原子力大国である。そのフランスが、隣国ドイツで現在急速に進行している脱原発への動きに大きな懸念をもっていることは、想像に難くない。(フランスには、ドイツの国境付近にいくつかの原発がある。)さらには、恐らく今後、脱原発への国際世論の動きは加速することが予測される。
 
そのなかでフランスは、原発推進のスタンスをあらためて定義しなおす必要があるだろう。そこで、日本と言う今回の事故の当事国との「連帯」を表明し、「安全な原子力の基準」のもと原発を推進するという、脱原発への動きへの対抗するスタンスを国際的に表明しようとしているのである。
 
今年のG7、G20の議長国はフランスだ。もてる機会をフルに利用して、脱原発への世界の動きに歯止めをかけようという戦略を、サルコジは狙っているように思う。そこで日本との共同歩調は、フランスにとってとて重要な意味をもつだろう。
 
だが、もしそのようなシナリオが進むとすると、日本はフランスと並ぶ「原発推進国」と見なされてしまう可能性も、ないわけではない。
 
日本としては、国際的な支援が喫緊に必要である。だが、それも世界の原発/脱原発政治のなかに置かれているのだということを見ておかなければならないだろう。
 
 
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こんにちは。お帰りなさい。

コンスタンツ通信がブログランキングで堂々の第1位ですね、おめでとうございます。

是から益々のご活躍をお祈りし、応援いたします。

2011/4/1(金) 午後 0:01 [ 家康 ] 返信する

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お帰りなさい。お疲れ様でした。

さすが、サルコジさんは、立ち回りがお上手ですね。
もっと日本に原発を売り込む魂胆ですか?

2011/4/1(金) 午後 3:25 エリザベス 返信する

家康様、
長いあいだ、このブログにお付き合いいただき、ありがとうございました。
ブログランキングについては、自分でも驚いています。

2011/4/2(土) 午前 1:47 Soziologe 返信する

エリザベス様、
いつも書き込みありがとうございました。4月2日をもってブログ終了です。

2011/4/2(土) 午前 1:48 Soziologe 返信する

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